私が「THERMOS」を初めて目にしたのは確か、中学生時代に使っていた水筒。今も山専ボトル■を愛用しており、合計するとTHERMOSとのお付き合いは十年以上。結構前からあるメーカーなのかな…と思っていたら、それもその筈。THERMOSは100年以上の歴史を持っており、明治時代には日本に入って来ていたのです。1880年代にドイツの物理学者A・F・ヴァインホルトが、真空容器を発想。この考えを元にイギリスの科学者ジェームス・デュワーが、1892年に真空の二重ガラス容器を考案しました。このガラス製の真空ボトルが現在の魔法びんの原型といえるもので、「デュワーびん」として知られています。
今となっては当たり前の様に存在する真空ボトルですが、実はとても歴史があるのです。
そんなTHERMOSのアイテム達も、時代に合わせて日々進化しています。本日ご紹介させて頂くのはアウトドア遊びの為に作られた物達です。
THERMOS 真空断熱ステンレスボウル■&プレート■
ボトルで培った真空断熱のノウハウをお皿へ。スープやカレーを入れても冷めにくく、手で持った際にも熱くありません。これから夏の時期になればアイスクリーム等の冷たい食べ物を入れるのにも使えます。二層構造なので少しぶ厚く見えますが数枚重ねてスタッキング出来るのでご家族分を持ち歩くのも苦になりませんよ。
THERMOS 保冷缶ホルダー ■
暑い季節にキュっと飲みたい物と言えば…やっぱりキンキンに冷えたビール。でも冷えた缶ビールは結露でベタベタになってしまうし、後半はヌルくなってしまう事も。そんな時に活躍するのが、こちらの保冷缶ホルダー。
真空二層構造のボディーには350ml缶がジャストフィット。最後の一口まで冷たいままで頂けます。もちろん、ビールでなくてもコーラや缶ジュース等、350mlのサイズならばご使用頂けます。
保冷だけではありません。使い勝手も考えられています。この様に逆さにしてみても缶が滑り落ちて来ない。
内側には写真赤丸部分の様な小さな突起ポイントが3つあり、このポイントが缶を押さえつける事によってズレにくくなっています。缶を入れる際には若干の抵抗がありますが、しっかりと押し込んであげればセットも簡単です。
さらに付属しているコチラのパーツ。蓋の様に見えるのですが実は、飲み口。缶ではなく、ボトル等から直接飲み物を本体に注いで使う事も出来るのです。その際には冷たい物だけでなく温かい物でも使用頂けます。
飲むポイントは、写真の赤線ライン上についているのでどこからでも飲む事が可能。内側にはちゃんとパッキンも付いているので、使用中に飲み口と本体の間からの液漏れを防いてくれます。
THERMOS 真空保温調理器シャトルシェフ ■
使い方はとっても簡単。本体を開けて、中の鍋を取り出します。調理したい具材や水等を入れて火にかけ煮立ったら本体の中へ戻す。後は真空断熱構造によって予熱調理がされる。手間も燃料も節約出来る便利アイテムなのです。
中に入っている鍋の蓋は、この様にふちに立てて置く事も可能。キャンプの際には調理スペースが限られるので、意外とこういった小さなポイントが大事なんです。
そして、本体のハンドル部分には小さく「OPEN」の文字が。本体の蓋にはロック機構が備わっており、誤開放による事故を防ぐ仕様となっています。
持ち手が本体の後ろ側へ回っている時は「OPENモード」で蓋を開ける事が出来ます。
逆に持ち手が前側へ来ている時は「CLOSEモード」で蓋が開きません。
この時にはハンドルに「CLOSE」の文字が表れます。例えば、ちょっとピクニックへ行く際。温かいスープをお家で作ってシャトルシェルフへ入れます。車での移動中、道路の段差でガタガタしてもロックされていれば開いてしまう事もありません。現地に着いたらシートを広げてランチタイムが楽しめるのです。バーナー等の火器を持って行かなくても温かい食べ物が食べられる。火器禁止の公園や岩場へお出かけの時にもおススメです。
冷たい物から温かい物まで。「温度」を味方に出来るTHERMOSのアイテム達。アウトドアでもお家でも、ご飯の時間をより一層良いものにしてくれる事間違い無しですよ。
本日のブログは松下がお届けしました。