patagoniaの代表作と言っても過言ではないフリースのR1が、今年で発売されて20年となりました。現在、patagoniaオフィシャルサイト内で「R1でデキタこと(→■)」と、題し、R1が誕生し20年間の間に果たしてきた素晴らしい冒険や初登、歴史的瞬間にまつわる20のストーリーが紹介されています。
そのどれもが凄い事ばかりで、その一方で、ユーモアも交えながら紹介されている動画もありますので、そちらも合わせてご覧頂ければと思います。
(ユーモアたっぷりですが、これも凄い動画ですよね!)
この面白い企画「R1でデキタこと」これを切っ掛けに、自身にとってのR1を振り返ると、サイトで紹介されている20のストーリーには到底足元に及ばない事ばかりだけど自分なりにR1を多様なシーンで使い「デキタこと。」は、多かったと思う。
これもフリースなんだ・・・。
(R1 Pullover Hoody → ■)
R1を初めて手にした当時、ゲレンデスノーボーダーだった僕にとっては、レイヤリングという概念があまりない中で、初めて手にしたテクニカルなフリースがpatagoniaのR1だった。その頃の僕にとってフリースと言えば、patagoniaのシンチラスナップTのようなクラッシクな生地感のタイプや、レトロXのようなモコモコした毛足が長いモノ、はたまた、ユニ○ロなんかで売られているような、直ぐに毛玉になる粗悪なモノのイメージしかなかった。
僕の中でのフリースのイメージ(勝手な定義)があった為、初めてR1を見た時に、表面がツルっとてジャージみたいだし、肌面はまるでキャラメルのような凸凹していて、その隙間がなんだか寒そうと思い、これもフリースなんだと思った事を覚えている。
ただ、その当時patagoniaの営業担当の方に、キャラメルのような凸凹した形状(グリッド構造)の事を聞き、レイヤリングの重要性や快適差を必要としていなかった僕にとって、生地の構造だけで、衣服内の快適性が上がる事の不思議さとその必要性を知りたいと思える良い切っ掛けとなり僕はR1を手にした。しかも、patagonia製品の中で、僕にとっての初めてのテクニカルアイテムでもあった。
僕が、初めてR1を手にしたのは2012春夏モデル。
(2012年に購入したR1)
それからというもの、何かある毎に、とりあえずBAGや車にR1を積み出かけた。初めての登山らしい登山やテントや山小屋で夜のこと。初めてのバックカントリー等、色々とR1と共に経験した事がある。
今でこそ、色々なブランドを知り、色々なフリースやインサレーションを使い、自分なりの好みも生まれ、昔ほどR1を使う機会が少なくはなったけれども、それでも、7年前のR1は捨てる事もなく常にレギュラーメンバーであり、レイヤリング選びの時に
は必ず候補に入ってくるし、だからこそ、フリースを初めて買うお客様には、間違いなく安心してオススメ出来るアイテムとしてご案内もしている。
(長年使い、品質タグの文字が薄れている。)
(ザックで擦れた跡も使い込んだ風合いとして楽しめる。)
ちなみに、初めてR1を買った当時の僕は、「フリースにこの価格か。。。」と思ったけど、7年も現役でいる事を思えば十二分に元を取れているし、これからも、更に価格以上の価値が生まれてくると期待をしている。
シンプルに進化するR1
多くの人に愛されるR1。ベストな製品を目指して、良くも悪くもマイナーチェンジを繰り返しながら、機能的にかつシンプルなモノに進化しているように感じる。そして、ここ最近はこのフーディータイプが使いやすいと評判が上がってきている。
メチャクチャ深いセンタージップは、脱ぎ着の時のストレスを軽減し、オーバーヒートしそうな時は、ベンチレーションとしても活躍をする。
フード・脇下・裾まわり(下写真でいうグレー色の部分)は、キャプリーン・サーマルウェイトと同じ嵩のグリットを採用し、適材適所でグリットの高さ等を変化させていてる。
(179cm / 63kg / size:M着用)
ちなみに、フードタイプよりベーシックなジャケットタイプをお探しの方!
そのお探しのベーシックスタイルのR1フルジップJKTは、この前の秋冬モデルで一旦販売は終了となっています。(→■)
ようするに、2019春夏・秋冬ではリリースされていませんので、R1フルジップJKTは在庫限りとなります。(2020年にまた発売されるのかな???)
このタイミングで、フリースをお考えの方は、是非、フリース会のスタンダードを作り上げたR1を候補に入れてみたは如何でしょうか。
投稿者:飯田