patagoniaレインウェアの新定番 Boulder Fork Rain Jacket

昨年の2023年。patagoniaのH2Noパフォーマンス・スタンダード採用のレインウェアが全て100%PFCフリーになりました。最近よく耳にするようになったこの「PFCフリー」という言葉。PFCとは、ポリフルオロ化合物のことで撥水加工や焦げ付き防止加工の調理器具でよく使われている化学物質。PFCの他にもPFAS、PFOS、PFOAと呼ばれる仲間の様なものもあり、いずれもフッ素化合物を表す略語です。1950年頃から製造されているこれらの化学物質は分子構造はわずかに異なりますが、非常によく似た機能を持っています。

 

熱に強く、水や油を弾くので、撥水剤や調理器具の焦げ付き防止加工の他にも、食品包装等にも使われてきました。しかし、近年、この化学物質が水や食品を汚染する可能性があり、何千年も残留するかもしれないという事が分かってきました。ある研究によると、米国の全人口の98%の体内にフルオロカーボンが存在するそうです。それは、発がんの危険性の増加、ホルモンの破壊、免疫の低下、生殖への影響にも関連があるとされます。そして、patagoniaはこのPFCを使わない「PFCフリー」を目指して2006年から行動を起こしてきました。
※一部patagonia HPより引用

 

そして、今回ご紹介させて頂きますレインジャケットもPFCフリーとなっているアイテムの一つですが、パタゴニアのレインウェアの定番と言えばトレントシェル。豊富なカラー展開とタウンとフィールドの両方の使い勝手の良さから根強い人気があります。


数年前に2.5層の生地から3層になった事で耐久性と耐用年数も向上し、年間を通して多くの方にお求め頂いております。

そんなトレントシェルをより様々なシチュエーションで使いやすくしたと言えるのが、こちらのBoulder Fork Rain Jacketです。

 

patagonia  Boulder Fork Rain Jacket

防水透湿素材は、トレントシェルと同じpatagoniオリジナル素材H2Noを採用。生地が3層構造の点も同じなのですが、トレントシェルがフロントファスナー部分にフラップを設けて防水性を高めているのに対して、ボルダーフォークは止水タイプになっています。

 

両サイドのポケットはバックパックの腰ベルトと干渉しないよう高めの位置に設けられており、ジッパータブに付いているコードもグローブを着けたまま操作しやすいように長めの物がついています。

 

そして、胸元にもポケットが備えられており、このポケットが結構大きめ。携帯電話などの小物はもちろんですが、地図やフライケース等の大きさのある物まで収納出来ます。この胸ポケットはトレントシェルには無い機能で、座った状態が屈んだ状態では左右のポケットが使いにくくなる為、このポケット一つでストレスが減らせるんです。

 

例えば、渓流でのフィッシング中。魚に気取られないよう身を屈めて毛鉤やルアーを素早く交換したい時に、パックを降ろしたりという大きい動作は避けたいところですが、両サイドのポケットでは使い勝手が悪くなります。そういった時にこの大きめの胸ポケットが非常に役に立つんです。また、旅行中等の防寒着として着ている時も電車やバス等で座っている状態では左右のポケットが使いづらく、物の出し入れで隣に座っている方に肘が当たってしまう事も。その点、胸ポケットは腕先だけのアクションで操作が出来るので、周囲へ余計な気を遣うことも無くスマートに携帯電話や切符が取り出せます。「座ったままのポケット操作性」という点においては、カヌー等のアクティビティーにも使いやすいタイプでもあります。

 

 

 

ロゴもカラーにより異なり、定番のタイプからレザーのタイプ、敢えて胸元に入れていないタイプと色々あります。生地厚的には低山であれば雪の環境でも着用できるので、一着で登山やフィッシング、カヌーや低山雪山ハイク等の色々な遊びで使いたい方におススメです。

梅雨入り前にレインウェアの買い替えを検討されている方は、ぜひボルダーフォークレインジャケットをチェックしてみてください。

本日のブログは松下がお届けいたしました。

 

 

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