ここ数日、寒い日が続いています。先週末には平野部でも雪がちらつき、鈴鹿山脈は3月にも関わず白く雪化粧が施されていました。どうやら、この急な降雪でクローズしていたスキー場が急遽再オープンしたりもしているようで、体調管理が難しくなる気温のアップダウンですが、思わぬ恩恵もあるようですね。
山の天候も中々読みづらい気候ではあるので、登山の際はくれぐれもお気をつけ下さい。
惜しまれながらも廃盤となっていたpatagoniaの人気ランニングショーツが、実は今季から復活しているのをご存知でしょうか?
patagonia M’s Endress Run Shorts ■
初登場が、確か4年程前。HEK(ハイ・エンデュランス・キット)と呼ばれるランニングに特化したスペシャルなラインで販売されていたのを覚えています。販売当初は奇抜な見た目から、「う~ん。デザイン的に悪くは無いけど…。」と若干敬遠していました。しかし、実際に穿いてみるとスパッツとショーツの良いトコロを上手に切り取っていて非常に機能的なんです。
スパッツ+ショーツの形
【着用モデル 身長:163cm 体重:54kg Size:S 】
スパッツの利点と言えば、やはり体への追従性。伸縮性のある生地で身体のラインへフィットする事で大きく足を上げたりした時でもしっかりと追従してくれます。しかし、そのフィット感の高さから、身体のラインが出過ぎてしまうのが気になるところ。ストイックなスタイルでいくのであれば、逆にそのシルエットが格好良く見えるのですが、ガチガチに追い込むわけでは無い僕等にとっては中々穿きこなす自身が無い…。
そこへ登場したのが、スパッツとショーツを融合した形状を持つEndress Run Shortsと言うわけなのです。フロント部分に通気性のある生地を配する事によって、スパッツの動きやすさに加えて適度な緩さを感じられる、ありそうで無かったパンツに仕上がっているのです。ちなみに私は、patagoniaのサイズはXSがジャストですが、お尻が大きい為、Endress Run ShortsはSを着用しています。
使いやすいポケットも人気の理由の一つ
両サイドには深いポケットが配されており、500mlのソフトフラスクが収まる程。走った際に若干揺れは気になるかもしれませんが、伸縮性のある生地で出来ているので飛び出てしまう様な事は殆どありません。ただ、左右両方に500mlの重量を入れるとパンツが落ちてきて穿き心地が悪くなるのでご注意下さい。
ポケットのサイズ的には携帯電話や地図、ウィンドシェル等も入れられるので、手ぶらでノンビリ走る時には非常に使い勝手が良いんです。
腰元背面には鍵や行動食を入れておけるポケットも完備。ポケット中心上部で縫製が入っているので、中に入れた物が飛び出にくくなっているので、知らないうちに行動食のゴミを落としてた…なんて事も防いでくれます。
下着は穿くべきか?直でいくべきか?
【Endress Run Shortsを裏返した写真】
これは迷うトコロかもしれませんが、裏地の肌当たりも良いので直で穿いても問題はありません。
特に前側股間部分は目の細かい生地を使用しているので、縫製や生地が当たって気になるような部位も殆どありません。さすがに超長距離を行動した際は、擦れを感じてしまうかもしれませんが、お好みで下着を挟む等して対策をして頂いても全く問題ありません。私は、この手のパンツは直で穿く派ですが、使用状況や個人の感覚で選んで頂ければと思います。
Endress Run Shortsの活躍するシーズンは、まさに今。5インチのショーツではまだ少し寒いけど、ロングパンツはもう暑いし…というこれからの季節に重宝します。真夏の低山はスパッツの生地が暑く感じてしまうのであまりおススメできませんが、夏でも冷涼な高山域を走る時には活躍してくれます。
一風変わったタイプのランニングパンツですが、穿いてみるとその動きやすさと、ちょっと緩いスパッツのシルエットにハマる方が続出しています。個人的にはジムワークでも着用したいと思えるアイテムです!今ならサイズが揃っていますので、気になる方はお早めにどうぞ
本日