災害時にも役立つアウトドアギア~モバイルバッテリーと下着の話~

先日、ここ三重県でも大きな影響が出た台風7号。停電や断水、河川の氾濫等、各地で沢山の被害が出た事が報じられています。被害に合われた方々には心よりお見舞い申し上げます。

三重県四日市市では一部で停電等はあったものの、幸いにもそこまで大きな被害は出ませんでした。しかし、自然災害はいつ何時に起きるか分かりません。常日頃から対策はしておいて損する事は無いはず。

そこで、今回のブログでは、いつも使っている外遊びの道具アウトドアギアの中から災害時に役立つ物をいくつかご紹介させて頂きます。

 

モバイルバッテリーの話

NETOUTのモバイルバッテリー

山に入る際や出張に行く時、私が必ず持ってい行く物の一つがモバイルバッテリー。山に持って行くのは「もしもの時」の備えではあるのですが、街中をメインに行動する出張の際にも必ず持って行くのも同様の理由。現代人の最も重要な通信手段と言っても過言ではない携帯電話も電池が切れてしまったら何の役にも立ちません。

もしもの時。携帯電話のバッテリー残量が減る程、不安になり心理的余裕が無くなってしまいます。その先に待つのは誤った判断。予想外の事が起きた時に最悪の事態を避ける為には、余裕が必要なのです。その余裕を作りだすのは事前の準備と現場での対応力だと私は思います。故に、いつでも電源が確保できる街中でも遠出をする時は常に携帯するようにしています。

モバイルバッテリーであれば何でも良いかと問われると、自分的には少し違うと思っています。備えとして携帯しておくのであれば、必要な時にちゃんと機能しなければいけません。いざ使おうとした時に壊れていては本末転倒。故にNESTOUTのモバイルバッテリーがおススメなのです。

 

多くのポータブル型電池に使用されているリチウムイオン電池ですが、実は衝撃に弱いという弱点を持っています。そこをカバーすべくNESTOUTはハードな環境でも使えるよう、隙間を極力なくす事を重要視したパーツ構成と成形方法を採用しています。端子部分はネジ栓による密封構造にすることでアウトドアシーンでの万が一の水没や砂、ホコリにも耐えることが出来るモバイルバッテリーなのです。

衝撃や振動から守るクッション構造とJIS保護等級IP67相当の防水防塵性能で、屋外での落下や水濡れからバッテリーを守ってくれるので、いざ使おうとした時に壊れて使えない…なんて心配もありません。台風や水害時には、水に濡れてしまう事も考えられますし、地震の時には強い衝撃が加わる事もありえます。そういった時にちゃんと機能し、使用出来る事が「備え」として必要不可欠な部分なのです。

 

 

携帯するのであれば、軽いに越した事はありませんが充電可能量によって重量は変わります。5000mAh(携帯電話約1回分の充電可能)で約140g、10000mAh(携帯電話約2回分の充電可能)で約140g、15000mAh(携帯電話約3回分の充電可能)で約355gとなっています。使う目的次第でおススメの容量は変わりますが、備えとして持ち歩くなら5000mAhか10000mAhで十分だと思います。他の目的として、キャンプの際の電源として使用する等があるようでしたら、15000mAhあってもよいところ。

 

 

なお、同じシリーズからは太陽光から電気が調達できるソーラーチャージャーも出ています。(コチラ■)

 

充電量が一目で分かる電流チェッカーが付いているので、最も効率的に発電出来る角度や方角が簡単に分かるのも特徴の一つ。ソーラー発電機の類を使用した事の無い人でも簡単に取り扱う事が出来るアイテムです。持ち運ぶ事が無くとも、自宅に置いておくだけで携帯電話用の電源が確保できるという事は、非常に重要。大規模地震の様な大きな災害時に電気が復旧するまで最大で約6日は要すると言われています。その状況下で情報収集を行ったり、自身の安否を発信したりするには、自ら電源を確保するしかありません。外遊びと同じで緊急事態への備えや、その状況下での判断や行動は全て自己責任になります。

現代の暮らしとは切っても切り離せないのが電気でもあり、それを確保出来ているか、否かは心に生まれる余裕に大きく影響を及ぼすのではないでしょうか。

 

 

下着の話

大規模災害時に絶たれるライフラインの一つとして電気だけでなく水道もあります。そうなると飲み水の確保は勿論の事、長期間お風呂に入る事も出来ません。そんな時の不快感を減少させてくれるのが、やはりメリノウールの下着。Tシャツ等のトップスをお持ちの方は増えていますが、トランクスのような下着をお持ちの方は、まだまだ少数派。長期間入浴出来ないとなると、やはり臭いが気になるところ。臭いは人の感情に大きく影響を与える為、強いストレスがかかる災害下ではケアしたところでもあります。

(moderateで取り扱っているメリノウール下着 / HOUDINI■ / ICEBREAER■ / POINT6■ / Teton Bros.■ )

 

ブログで何度も綴らせて頂いておりますが、私は過去に2週間の山行でメリノウールの下着を着用し続けていました。2つの下着を日替わりで着まわしていたので、実質的にはそれぞれ約1週間の使用となるのですが、嫌な臭いを感じる事なく快適に過ごせました。汗が乾いた後のベタつきも化学繊維と比べて少ないので、しっかり行動した後の就寝時にも不快感が非常に少ないんです。

私は、メリノウールの下着を山だけでなく日常から着用しています。理由は勿論、快適だから。それに普段から愛用していれば、緊急時に避難用の荷物を用意した時にも必然的にその中に入ります。唯一、メリノウールの欠点を上げるとしたら、耐摩耗性が化学繊維に比べて低い事。過去にジムワークの際にメリノウールのトランクスを穿いていたら、腹筋運動等でよく擦れるお尻回りの生地の痛みが早く感じました。なので、極端に擦れるような使い方はおススメしませんが通常の山行や日常使用では全く問題ありません。

 

外遊びをしていると、自身で装備品を考えたり、色々な事象に対する対策を練ったりすることが多いので、このブログをお読み頂いている方の多くは、もしもの時の対応力が高い方だと思います。しかし、予想外の事は往々にして起きるものです。そんな時に自身と大切な人の身を守る為にも今一度、災害対策を考え直してみては如何でしょうか。

本日のブログは松下がお届けいたしました。

 

先頭に戻る