腰痛が原因でしばらく遠のいていた、走るということ。冬が来る頃には、腰痛もかなり和らいだのに、「滑りたい」という気持ちが強すぎて冬の間はあまり走らず。
滑りも少しひと段落してきたというよりかは、走りたいという気持ちが強くなってきて、また走り始めたけど、前のようには走れない。
結局のところ、今はタイムや距離よりも、走っている事が単純に気持ち良いという事で走っている。
自分への言い訳ではないけど、この気持ちが一番大事かと。
予定もなくロードを走れば、田舎のここ四日市では、こんな綺麗な景色にも出会える。
ここは、最近のお気に入り場所。人も車も少ないからリラックスして走れるし、追い込みたい時は、追い込めるコースもある。美味しいビールを飲む前に、夕陽を見がてら走りに行くのがとにかく気持ちい良い。
腰の様子を伺いながら、前のように動ける身体づくり。楽しく思いっきり遊べば、美味しいビールが飲めるから。
この記事の概略として
中途半端に感じた部分が「絶妙」に変わる
ARC’TERYXのAtom SL Hoody (⇒■)
ARC’TERYXのAtomと言えば、インサレーションとして有名なアイテムで、今回のブログでご紹介しているAtom SL Hoodyは、そのAtomシリーズの中で最も綿量が少ないモノ。
(179cm / 64kg / size:M)
春夏シーズンにしか、リリースされていないんです!
実はこのアイテムは春夏シーズンにしか発売されていません。遊ぶ時期や山域にもよりますが、正直、日本の気候でこのアイテムを春夏シーズンに使うのは凄く限られているので、なかなか手を出しにくいイメージ。
ただ個人的には1年を通じて一番使う事が多いインサレーション。
うすい綿がボディーのみ入っています。
ボディーの部分のみに薄い綿が入っており、袖部分はアトムの表生地(ほぼウィンドシェル生地)にメッシュ生地の裏地が張られた仕様。
脇腹から脇下、腕の下と袖口の部分までは極薄のフリースパネルで、保温が目的というよりかは、ベンチレーション的な意味合いが強い印象。
(赤線で囲まれた部分が極薄のマイクロフリース部分)
使用シーンのイメージとして。
使用イメージとしては、薄いフリースとウィンドシェルを別々に持って行くようなシーンで、それらの代わりにAtom SL Hoodyを一枚持って行く感じ。もしくは、動いていれば寒さは凌げるけど、止まると急に寒く(涼しいではないレベル)なるような環境化。
(179cm / 64kg / size:M)
個人的感想①:OMM本戦で大活躍!
一昨年、信濃・大町を舞台に開催されたOMMのレース(昨年は出ていないので・・)。レースギリギリまでウェアーをどうするかで悩んでましたが、ウィンドシェルにプラスして、行動中のフリースを持って行くのであれば、Atom SL Hoody1枚で済ませちゃえ!と、いう事で、Teton Brosのパワーウールのベースレイヤーに、このAtom SL Hoody羽織るといパターンでレースに臨み、ウェアーのセレクトに関しては、かなりベストに近いセレクトだったと実感。(勿論、夜用に綿量の多いインサレーションは別途持参)
Atom SL Hoodyの投入により、行動中用の薄手フリースが置いて行けたのは非常に大きかった。薄手フリースのチョイスによりますが、仮にそのフリースをキャプリーンサーマルウェイトCREWにして、ウィンドシェルをスコミッシュHOODYにした場合、約40グラムは軽量化出来る。仮にフリースを、R1クラスを持って行けばその差はもっと出る。個人的には、この40グラムをカット出来た事よりも、薄いフリースを置いて行けた事でのバックの中の容量確保と、体温調整の為に、脱ぎ着の回数が減らす事が減った事が良かったと感じた。
<参考までに>
キャプリーンサーマルウェイトCREW 147g +スコミッシュHOODY 155g=302g
Atom SL Hoody 単体 = 260g
個人的感想②:冬のバックカントリーにもサイコー!
冬のバックカントリーでは、フリース単体での行動は降雪や風の影響が大きく、結局ウィンドシェルを羽織るパターンが多いので、それであれば、耐風性と撥水性のあるAtom SL Hoodyがそれらの代わりに十分になる。
個人的感想③:この時期の中低山
メイン使用は秋冬ですが、実は、この時期の肌寒いけど動くとジンワリと暑くる時にも丁度良いんです!半袖の上から羽織っても、袖の裏地がメッシュだから冷たくなり過ぎないし、少し熱くなればフロントジッパーを全開に開けてしまえばいい。
今日の山行は曇り。止まれば肌寒い。でも、グッと動くとベースレイヤーだけで凌げるけど、風が強く吹いたり、休憩するポイントではかなり寒くなりそうかも・・・。それなら、思い切って、薄めのベースレイヤー+Atom SL Hoodyというスタイルもアリだと思います。
インサレーションなのか?
ウィンドシェルなのか?
ソフトシェルなのか?
正直ジャンル分けは難しいですね。メーカーがインサレーションとして出していますが、強いていうのであれば、岩等で擦れる事がないシーンで使えるソフトシェルのイイメージなのかと。
正直、この時期からの登場回数は少し減ります。人によっては、ウィンドシェルにこの綿量が合体したアイテムは、中途半端に感じるかもしれません。それでも、自身の経験からウェアーをセレクトして山を楽しんでいくうちに、その中途半端に感じていた部分が「絶妙」に変わっていく実感があり、「アッ!これ使える!!」となる時が来ます。
ミッドレイヤーとウィンドシェルを分けて持って行く事は、色々なパターンのレイヤリングが現地で出来るメリットは十分にあります(←コレが大事という考えも十分にわかります。)が、選択肢が多いほど、脱ぎ着の回数が増えてたり、逆に悩んでしまうのも否めません。
使ってみて初めてその良さが分かるアイテム!是非、オールシーズン使えるアイテムとして、このAtom SL Hoodyをご検討してみては如何でしょうか!
ARC’TERYXのAtom SL Hoody (⇒■)
投稿者:飯田