シノギングその弐レポート

4月14日に開催致しました「シノギングその弐」。心配していた天気も何とか持ちこたえてくれて、イベント中はポツリと来る程度。本日のブログではシノギングの様子をご紹介させて頂きます。


 

舞台は多度山マイナールート

今回のシノギングの舞台は多度山。ハイカーやバイカー、トレイルランナー等沢山の方が遊ばれているフィールドでもあります。今回はそんな多度山でも地図には明確に示されていないルートを舞台にしました。アクシーズクインスタッフ柳谷 氏、低山小道具研究家 森勝 氏と共に多度山で凌ぎます。集合場所でアクシーズクインのアイテムをお借りしていざ山中へ。

 

 

地形図の読み方、コンパスの使い方等の基本的な読図講習も交えながら歩いてきます。少々肌寒かったこの日に大活躍したのは写真の中の皆がつけている防水エプロン「ツユハラヒ」です。行動中でも暑すぎず、寒すぎずの丁度良い塩梅にしてくれる優れもの。(現在、店頭再入荷しております。オンラインショップは準備が整い次第アップさせて頂きます。)

 

歩き始めは「登山道」と呼べるハッキリとした道。森勝氏を先頭にノンビリペースで登りながら地図上のチェックポイントを目指して歩いていきます。

 

少し開けた所に出たら、地図を確認。今までの行動時間と今いる場所から見た周囲の山の形、色々な状況を踏まえて現在位置を確認。行動時間を地図に細かくメモしておけば目的地までにどれぐらい時間がかかるのか、より具体的にイメージが湧きやすくなります。

 

少しずつ登山道から外れていきます。しかし、ご安心を。私たちには「コンパス」という頼れる相棒がいるのです。正しく使えば嘘を付くことなく目的地までの進むべき方向を指してくれます。不安な時こそコンパスを信じましょう。

 

 

途中で怪しげな洞穴を発見。ケイビング(洞窟探検)も楽しまれる森勝氏が穴の強度を確認してペンライト片手に潜入していきます。

 

 

その後、参加者の方数名にも洞穴探索を体験して頂きました。小学生の頃に来ていたら確実に秘密基地にしていたと思います。※今回、ケイビング経験者の森勝氏に穴の強度等を確認頂いたうえで探索しております。洞穴探索は崩落の危険性等もございますのでくれぐれもお気を付けください。

 

 

途中、森勝氏がおもむろに手に取った木。なんと油分を多く含んでおり、非常に燃えやすい木とのこと。手際よくナイフで削って火をつけると黒い煙がモクモクと上がりました。乾いていれば木はどれも燃えると思っていましたが、それぞれの特性で燃え方や燃焼時間が変わるとは….まだまだ知らないことだらけです。

 

 

開けた場所では再度地図とコンパスをチェック。お腹の前あたりで水平に、上からのぞき込むようにコンパスを見ます。シノラー(シノギングを楽しむ者)に読図能力は必要不可欠と言っても過言ではありません。しっかりと進むべき方向を確認したら、登山道の有無に関わらず直進あるのみ!

 

 

それぞれコンパスと地図を頼りに目的地へと歩いていきます。隣の人と少し距離が離れても向っている方向は同じ。ただ、目的地にむけて直進していると….

 

 

身丈を超える程のシダジャングルが!コンパスが指し示す目的地はこのシダジャングルの向こう側。分け入ってドンドン進んで行きます。ジャングルの足元は枯れたシダの葉が積もっていて凄くフカフカした踏み心地。

 

シダジャングルを抜けると目的地の目印、ベンチに到着!ここでお昼休憩なのですが、その前に….

 

 

森勝 氏によるメタルマッチやネイチャーストーブの使い方講習会!ナイフを使って木を割り、メタルマッチであっという間に着火。手際の良さはさすが低山小道具研究家。そして、燃やした後に残る灰は極力持ち帰って自然へのダメージも考慮する姿勢はさすがです。

 

 

実際にメタルマッチを使ってみます。中々難しいのですが、コツを掴むと面白いように火花が出せます。着火のコツ等も教わったので気になる方は店頭スタッフ松下にお声かけ下さい。技術を伝授させて頂きます!

 

 

AXESQIN柳谷氏にはハンモックの設営方法をレクチャーして頂きました。木と木の間隔やツリーストラップの取り付け方等、我々スタッフが店頭で説明するだけでは100%お伝えする事は難しいのですが、こうしてフィールドで説明頂くととても腑に落ちます。

 


 

お昼ごはんの時間です。

 

 

 

 

 

今回のシノギングのご飯も十人十色。皆様、それぞれお昼ご飯を楽しまれていました。その中で気になったのが「ハヤシメシ」。何とも美味しそうな香りがして、今後の山飯ブームに一波起こしそうな予感…。

 

お腹が満たされたら、のんびりタイムです。コーヒーを淹れたり、ハンモックに揺られたり、そえぞれのスタイルで過ごします。

 

風が吹くと少し肌寒いので、森勝氏がササっとタープを設営。そして、このタープには設営をスピーディーにする為の森勝氏の工夫が施されています。

 

設営するのに必要なスペースが自身の歩数でタープ本体にメモしてあるんです。樹林帯や混みあったテント場で必要なスペースを素早く把握する為の知恵。現場での経験値が豊富だからこそ生まれるアイディア。

 

タープの下でネイチャーストーブを炊けばヌクヌク。のんびりしていると時間があっという間に過ぎてしまいます。撤収の準備を始めながら荷物を纏めていると…

 

森勝氏のパッキング講習会が始まりました。ただ荷物を入れるだけでなく「カッコよく入れる」のが森勝氏の拘り。確かに、背負った時にパックが歪な形をしているよりもパシっと締まった形をしているほうがカッコよく見えます。

 

出発前に記念撮影。笑顔を出さないのがシノギングの記念写真なのですが、moderateのブログ用に特別に笑顔頂きました!!

 

下りは登山道を使って下山。下りながら地図を確認すると、自分が今どの尾根を歩いているのか、この先は沢に入るのか、少しなだらかな道になるのか…地形図から色々な情報を得ることが出来ます。それを頭の中で想像して、立体的に考えると結構楽しいんです。ただ山を登るだけでなく地形を読みながら歩くのもシノギングの醍醐味。今後も定期的にシノギングを開催していければと思っています。

 

本日のブログは低山の魅力にハマりにハマった松下がお届けしました。

 

今週末はキャンプ用大型テント展示イベントです!

 

 

 

 

 

 

 

 

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