いつの間にかに、夕方の17:30でも日が落ちず、日が長くなってきたのを体感する今日この頃で御座います。
徐々に冬の終わりを感じさせると共に、店頭にも徐々に春物が届いております。
新製品は、是非こちらから(⇒■)。
さて、店頭では早くも夏場の山行用にと、レインウェアをお探しのお客様が徐々に増えてまいりました。
本日は、人とは違うデザインやブランドが大好きという方に、是非オススメのアイテムをご紹介させて頂きます。
AK457 2.5L RAIN PULL(⇒■)
(173cm / 78kg / size: M)
まず、“AK457”のコンセプトを。
『“AK457”はバックカントリースノーボーダーだけでなく、
バックカントリースキーヤー、テレマークスキーヤー、スノーシューハイカーなど、
雪山を楽しむ全てのレクリエーショニストのために生まれました。
Burtonのテクノロジーを最大限に活かして作られた本格派バックカントリーギアです。』
(メーカーサイトより)
その“AK457”から発売されておりますこちらの2.5レイヤーのプルオーバー、
150gという軽量さだけでなく、実に細部まで作りこみがされており、
前述に御座いますスノーシューハイカーのみならず、
スピードハイカーやトレイルランナーにも積極的にお使い頂ける、オススメのアイテムなのです。
商品の特徴をお伝えする前に、
『そもそも2.5レイヤー(2.5層)とは、一体何なの?』という方の為に軽くご説明を。
防水ウェアーを大きく分けると、2層構造、2.5層構造、3層構造の3種類が世の中に流通しております。
簡単に言うと、防水性/透湿性メンブレンを生地にどう貼り合わせるかによる構造の違いです。
3層構造(3レイヤー)は、表地と裏地の間に防水性/透湿性メンブレンをサンドイッチ状に挟みこみ、
それにより、防水性/透湿性メンブレンがしっかりと保護され、剥離の軽減や耐久性等に繋がっております。
次に、2層構造(2レイヤー)は表素材に防水性/透湿性メンブレンを張り合わせただけで、
裏地には3層構造のように保護の生地は貼られておりません。
その代わりとして、防水性/透湿性メンブレンに直接肌が触れ剥離や傷が付かないように工夫がされており、
メッシュや保温材を施してあるのが2層構造です。
では、2.5層構造(2.5レイヤー)はというと、2層構造と同様に、
表素材に直接、防水性/透湿性メンブレンを張り合わせるところまでは全く同じですが、
裏地がむき出しの防水性/透湿性メンブレンに対して、プリントがラミネートされているのが2.5層構造です。
このプリントは、直接肌がメンブレンに触れるのを保護する役割が御座います。
( 2.5L RAIN PULLの裏側)
当然ですが、裏地の貼り合わせがない分、2.5層構造が一番軽量です。
以上が、2.5レイヤーのご説明です。
さて、アイテム自体の機能としては、
袖口にはサムホールが施され、外気や雨や雪の侵入を防ぐ構造となっております。
収納ポケットは一箇所のみで、お腹部分に大きめのカンガルーポケットが御座います。
また、肝心の防水機能はというと、縫い目全てがしっかりシームされておりますので、
水の浸入をしっかりシャットアウトしてくれます。
フロントのジッパー部分も、YKKの防水ジッパーが使用されており、
こちらも水の浸入をしっかり防いでくれます。
さらに、生地の表面自体も撥水加工がしっかり施されておりますので、
少々の小雨程度ならこちらのジャケットでも、全く問題御座いません。
耐水圧は15,000mmですので、土砂降りの雨での長時間の山行には不向きです。
同じく雨天時に不可欠なフードも大き目に作られておりますので、
キャップやビーニーを着用している上からでも、難なく着用が可能です。
後頭部部分のドローコードで、フードの調節が可能ですので、風によるバタつきも抑える事が可能です。
付属のスタッフバッグにより、コンパクト収納が可能です。
これだけコンパクト収納が可能ですと、小型ザックでの山行を可能にしてくれます。
カラーも、山での使用にも問題なくお使い頂ける2色展開で、
日常使いとしても、十分お使い頂けると思います。
AK457が作ったとは思えないくらい、実に山目線で作られたこちらのプルオーバー。
少々の雨、風を凌ぐウィンドシェルを検討されている方には、是非こちらのアイテムをお選び頂きたいです。
また、道具の軽量化を検討されている方にも、もちろんオススメです。
積極使用が可能なこちらのジャケット、是非候補の一つに加えてみてはどうでしょうか?
本日ブログは、
上野がお伝えしました。