焚き火の会。

幼稚園の頃、名前は不確かだけど「お父さん・お母さんの会」のようなものがあったのをうっすら覚えています。

母曰く、自分のこと、子供のこと、こういうことしてみようか、その他世間話などをお酒片手に、持ち寄ったごはんを食べながらだらだら話す会だったらしい。

その会が開催される日、子供は幼稚園にお泊まり。お母さんたちが持ち寄った手作りのごはんでテーブルの上はいっぱいになり、横でお父さんたちが火を起こして地鶏を焼いている。私は参加したくてたまらないのに、就寝時間と決められた時間の少し前からその会は始まるので子供は参加不可。みんなでおとなしくホールで寝ていたのを、これはもう悔しかったのでハッキリと覚えています。

 


 

鼻から空気を吸った時、ツーンと冷たく感じるくらい寒くなると、誰かと外でごはんを食べたくなるのです。そう、今。

ーあ、昔大人がひっそりやってたアレ、私もやりたい!

そんなゆあさの気まぐれから始まった「焚き火の会」。場所はいつもの南部丘陵公園。焚き火を囲んで持ち寄ったごはんを食べながらお喋りする。ただそれだけ。

 

=========焚き火の会=========

温かい服装でくること

1人1品持ってくる

食器は持参

自由解散

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遅れてきても早く帰ってもOK。1人1品とは言いつつも、作れる量だけ、作る時間のない人は食べたいもの、飲みたいものを持って来ればそれで良し。まったりしたいので「無理しない程度に!」これは絶対ルール。

みんなには”自分の食べたいものを持ってきてね”とだけ伝えていたけれど、
たぶん、全員が「これを持って行ったらみんな喜ぶぞ〜」とにやにやしながら作ったのだろうと勝手に思っています。だって私がそうだったから。
 
しかし、そんなざっくりした説明しかしなかったせいで事件は起きた。私の連絡不足で汁物を作ってきた人がまさかの私を含む4名、そしてその内の2名がポトフ、2名が豚汁という大かぶり事件。やってしまった〜と思ったけれど、ポトフはベーコンを入れるだけでこんなに味が変わるのかと発見があったり、「豚汁は赤味噌派か合わせ味噌派か」とか、「豚汁、白菜入れるんだね。うちは何々と何々をいれるよ。」など、同じ料理でも作る人が違うと味もこんなに違うんだねという話でまた盛り上がったのでした。
 
汁物はかぶってしまったけれど集まったゴハンは様々。
 
ポトフ
豚汁
梨とマッシュルームの前菜
ほうれん草とベーコンのキッシュ
手羽のさっぱり煮
餃子
おにぎり(鮭と昆布)
燻製ベーコン
明太マヨの燻製
さつまいもペースト
バケット
マシュマロ・チョコ・クッキー
スナック菓子・メロンパンクッキー
紅茶、コーヒー、ジャスミンティー
かぼちゃプリン
生春巻き
おしるこ
焼き芋
 

 
 
「たまたまSNSを見ておいしそうだったから来た!」という飛び入り参加も1名いらっしゃいました。
 
匂いにつられて〜ではないけれど、写真でも匂いでも何かにつられて、1人また1人と増えていくのが好きな絵本のワンシーンのようでちょっとというか、すごく嬉しかったのです。
 

 
今年の焚き火の会は減ったり増えたりしながら参加者は10名弱。大人数のときはこんな感じになるのか~とか、大人数の時でも1人がたくさんの量を作る必要はないのだなあとわかったり、最近なかなか会えていなかった人に会えたり、初めましての人とおしゃべりできたのは良かった良かった。
 
 
食欲が大変満たされた夜でしたが、いろんな人が集まったから、
 
「その食器いいね」
「このフリースどこの?メンズ?」
((ランタン、この形もあったら便利だなあ…))と、
 
物欲を掻き立てられる夜でもありました。
 
 
 
またしましょ。
 
 
 

 
 
行きの薪と飲み物を買って丘陵公園に向う途中、ピンク色の夕日と久しぶりにくっきり見える山にうっとり。
 
「いいねえ…。」
「うん、いいねえ。」
 
主語はないけれど、たぶんお互い思っていることは同じはず。
 
「鎌、かっこいいわあ。」
「うんうん。」
 
やはり同じこと思っていました。
 
 
 
 
今日の夕日も朝からの雨が嘘かと思うほどきれいでした。
ゆあさでした
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