足の指が徐々に回復してきて、少しずつ少しずつ走れるようになってきました。
まだ痛みは少々あるものの、ケガをする度に健康体のありがたみを感じます。
もう少しで紅葉のピーク!!それまでには何とか完治させます!!
秋の山に行くと冷たい風に当たる機会が多くなります。そんな時には温かい飲み物や食べ物が一番。
お湯を沸かしたり、調理したりする際に必ず必要になってくるコッヘル(クッカー)やカップ類。
moderateでは今期からEVERNEWのチタンアイテム(■)を多く取り揃えております。
その中から数点ご紹介させて頂きたいのですが、その前に。「チタン」の良い点、悪い点ご存知ですか?
最近のUL化の流れからたくさんのチタン性アイテムが登場しています。
軽い割に頑丈で、耐久性が高いので長く使える。チタンの良い点であり魅力の1つです。
逆に難点はと言うと、コチラの写真をご覧ください。
10年以上前に私が購入したチタン製のクッカーです。当時の私はチタンに関しての知識は全く無く
店員さんに相談することなく、「そこそこ値段高いんだから、きっと良いモノでしょ。」と
チタン製のクッカーを購入しました。そして、山で調理のデビュー戦をしたところ…
真っ黒に焦がしてしまいました。ご存知の方も多いとは思いますが、これがチタンの難点
「熱伝導率が低い」ということです。しかし、逆手を取れば「持ち手が熱くなりにくい」
という利点もあります。熱が全体に満遍なく伝わりにくいので煮込み料理等の凝った料理は難しいですが、
重量に対しての機能性(頑丈さ、高耐久性)は魅力的です。
前置きが長くなってしまいましたが、早速EVERNEWのチタンアイテムをご紹介させて頂きます。
チタンパスタもクッカーS(■写真左) M(■写真右)
名前の通り、パスタも上手に作れるチタンクッカーです。重量は、S:95g、M:116g
Sは1~2人での使用に、Mは3人での使用にお勧め。
取っ手には視認性の高い赤色シリコンカバーが付いているので熱くなりにくくなっており
冬場に手袋をつけたままでも滑りづらくなっています。
蓋には湯切り穴が開いているので、せっかく茹でたパスタ麺をこぼしてしまう心配もありません。
茹で上がった麺にパスタの素を絡めれば山でも美味しいペペロンチーノが食べられます。
蓋の持ち手もやや大きめで掴みやすいサイズなので、湯切りの際には抑えやすくUL系のクッカーに
ありがちな持ち手が熱くなってしまう心配もクリアです。
Sには小型のガスカートリッジが、Mには中型が丁度収まるサイズ感。
パスタだけでなく、湯切りを必要とする料理全般に対応出来るので素麺や蕎麦にも対応。
続いては、山で美味しくお茶やコーヒーを淹れたいけど軽く調理もしたいからケトルじゃちょっと….
という要望にガッチリ応えてくれるアイテムです。
チタンティーポット500(■写真左) 800(■写真右)
独特のフォルムをしたコチラのティーポット、重量は500:110g、800:130g
このフォルムは見た目を独特にする為だけではありません。お湯を注ぐ時に、多く流れ出過ぎないよう
加減をする為の形なのです。正直、自分の力加減でなんとかなるんじゃ…と思ってしまうかもしれませんが
細かい所まで気を回してくれるのがジャパンブランドの良いところと言えます。
注ぎ口も尖っていないので、パッキングの際に引っかかってしまう心配もありません。
独特のシェイプデザインで注ぐことに重点を置きながらも、クッカーとしても十分に機能する便利な一台。
500には小型のガスカートリッジが、800には中型が丁度収まるサイズ感となっています。
続いては孤高のソロトレッカーにオススメのアイテム。
チタンクッカー1人用セット(■)
総重量は、144gで持ち手の加工は前述のアイテム達と同じ仕様です。
400mlのカップと750mlのクッカーのセットとなっております。
「え?二つも必要ないでしょ?」なんてお声が上がるかも知れませんが、クッカーで調理したラーメンを
食べている間にカップで食後のコーヒー用のお湯を沸かしたり、工夫次第で何かと使い勝手がいいんです。
そして何より山旅での楽しみの1つである「出会い」。特に一人で歩いているとテント場で同じソロトレッカー
の方とお話したり、時には夕食を共にしたりします。そんな時に、ご飯を少しおすそ分けして頂いたり
相手の方にお渡しする際に、自分が使用しているクッカーとは別にカップが使用出来るのです。
カップとクッカー共に小型のガスカートリッジが丁度収まるので、
山行によっては、それぞれどちらか一つだけで持ち運ぶのも便利です。
小型のガスバーナー(153ウルトラバーナー■)と折り畳み式のスポーク(Titanium Folding Spork■)、
小型ガスカートリッジは丁度良い感じにスタッキングできました。蓋に約2cmの深さがあるので
詰め込む感じではなく、少々ゆとりがある入れ方ができます。
今回、EVERNEWのHPから改めて日本ブランドの凄さを知りうることが出来ました。
今でこそ、世の中にたくさん出回っているチタンクッカー…
実は世界で初めて製品化したのはEVERNEWなんです。当時、加工が非常に難しかったチタン素材。
諦めないEVERNEWスタッフの情熱とプレス職人の職人魂が見事作り上げた渾身の一作と言える
アイテム達なのです。詳しい内容をコチラ■からご覧頂けますので、是非。
ブログを綴りながら、「挑戦」という言葉について考えていました。
きっと、今の自分に出来ないことに挑むことを挑戦と言うのだと思います。沢山のアウトドアメーカーさんが
日々新しいアイテムを開発すべく挑戦を続けています。また、そのアイテムを使用している登山家や
トレイルランナーの方達も挑戦を続けています。沢山の方達の挑戦の元に成り立っているアウトドアギアを
取り扱わせて頂いている私達も、もっともっと挑戦し続ければいけないと感じました。
日々の忙しさに忘れてしまいそうになる時もありますが、私スタッフ松下個人としても
挑戦し続けていきたいと思います。
本日も拙いブログをお読み頂きありがとうございました。
心がメラメラと燃えている松下がお届けしました。