9月13(日)、14日(日)の2日連続開催でご案内させて頂いておりました、今回の沢登イベント。なんと、このイベントに合わせたかのように12日(金)の夕方から、ここ四日市では災害急の大雨が降りだしてしまい…

お店の前の道路もこのように…。台風襲来時に時折水没する事はあるのですが、今回の様に台風でも無い大雨でここまで水没するのは初めての事。
このような状況であった為、13日(土)は中止とさせて頂き、14日(日)のみの開催とさせて頂きました。13日に参加希望を頂いていた皆様には大変申し訳ございません。また、秋のコラボMARSにご参加頂ければ幸いです。

14日(日)は曇り時々晴れ、午後から小雨程度の予報でしたが開催出来る運びとなり、総勢6名のパーティーで鈴鹿山脈元越谷へ。

アプローチの林道を歩きながら、初めての沢登に皆様ワクワク半分、不安半分といったご様子。

途中で出てくる砂防ダムの美しさに後ろ髪引かれながら歩いてきます。

入渓ポイントに到着したら沢靴に履き替えて新名ガイドからのレクチャー。沢の中の岩や石のどこを踏めば滑りにくいか。水しぶきで目を開ける事が出来ない中、手探り、足探りで掴める場所、踏める場所を感覚的に探す沢登の楽しさ等を教えて頂きました。

途中で現れる滝を登る際には確保が必要なので、安全確保の手順も忘れずに。

諸所の説明が終わったところで、いざ入渓!足元でヒンヤリと感じる沢の水は、林道を歩いてヒートアップした身体を優しく冷ましてくれます。四日市方面では大雨が降っていたのですが、滋賀県側はそれ程降っていないようで、増水も殆どありません。

水の中をバシャバシャと歩いていると、先に見えるのは砂防ダム。さすがに砂防ダムを直登する事は無く、巻いていくのですが、この後も沢登の途中で現れる砂防ダム達の勇猛な出で立ちは最高でした。
本来の沢登と違う楽しみ方をしている私ですが、ちゃんと本質もエンジョイしてきております。

ちょっと深くなっているところは壁面をへつります。離れて見ると分からないのですが、近づいてみると水中に良い感じの足場があったりして、無理して泳がなくてもクリアできるんです。
こんな感じの気持ち良い雰囲気が続くのかな~と思っていたら

目の前に現れた大きな滝。元越沢の名物、元越大滝。増水していないと油断していたのですが、滝の水量は普段よりも多いらしく、沢登初心者にはちょっと大迫力すぎるような…

とは言え、登らないという選択肢は無いのです。しっかりと滝から流れ落ちてくる水に相対して登っていきます。

ただの斜面であれば大した事は無いのに、勢い良く流れ落ちてくる水で顔を上げる事が出来ず、さらに沢特有のヌメリが体のバランスを崩してくる。怖い気持ちがある反面、めちゃくちゃ楽しい。手探り、足探り。視覚に頼り過ぎず、感覚で登っていくこの感じ。

その後も小さな滝をいくつか越えて、最初は不安感があった参加者の方々も後半は笑顔に変わっていました。

私も、スタッフという立場をうっかり忘れそうになる程エンジョイさせて頂き、鈴鹿の沢を堪能する事が出来ました。
この後、林道を通って駐車場へと戻ったのですが、時折シトシト雨が降っており鈴鹿山脈名物のヒル達が盛大にお出迎えしてくれました。

全員のヒル意識が高く、マメに靴まわりをチェックしながら戻ってきたので被害者は一人も出ず。駐車場に着いて着替えたら、新名ガイドによるロープワークレッスン。

沢登や渡渉の際に多用するロープの投げ方も教わり、濃い一日が終わりました。ご参加頂いた皆様ありがとうございました。至らぬ点もあったと思いますが、また次回もよろしくお願いいたします。
日本の環境配慮型アウトドアメーカーSTATIC。そして、STATICが主催するMARS(Mountain Academy Redesigned by Staticbloom)は、技術や知恵が必要な、もう一歩踏み込んだ山の遊び方を学べる場であり、我々お店向けの講習会もあれば、一般のお客様を対象とした内容でも開催されています。
今回は地域のお店とのコラボ版、コラボMARSとして開催させて頂きました。
今後も四季を通して地域性豊かなフィールドで開催していければと思っておりますので、引き続き当店HPやSNSをチェック頂ければと思います!
本日のブログは、うっかりヒルを一匹お持ち帰りした松下がお届けしました!
