冬でも3シーズンシュラフを使っていて、もう少し保温力があったらなと思うことはありませんか?
自分はあります。
冬用の厚手のシュラフを購入してしまえば寒さは解決するのですが、
それにはなかなかの出費を覚悟しなければなりません。
シュラフカバーなどでも保温力の向上を図ることが出来ますが、結露が心配という声や
シュラフカバー自体の重量が重い…という方も。
そんな方におすすめなのがシュラフのライナー(インナー)という考え方。
sea to summitのシルクライナー(⇒■)とサーモライトリアクター(⇒■)が入荷してきました。
どちらも、わずか数千円の投資でシュラフ内の環境や保温力を向上してくれる優れものです。
シルクはウールと似たような特性を持つ素材です。
吸汗速乾性、保温性、しなやかさ、防臭性など。
最も特徴的と言えるのは、その柔らかさと肌触りでしょう。
また、サーモライト(Thermolite)はCOOLMAXやLYCRA、CODURAなどで有名なインビスタ社のファブリック。
軽量さと暖かさを兼ね備えた生地で、その繊維は中空の円状繊維であることからため込む空気の量が多くなり、
断熱効果が期待できます。
また吸汗速乾性にも優れています。
どちらもシュラフのインナーとして使うことで、内部環境を改善し快適にしてくれます。
また、ほとんどの化繊ものがそうであるように、ナイロン系素材でつくられたシュラフは、
触れるとヒヤリとした感覚があります。
すぐに体熱で暖かくなるとはいえ家の布団でも感じるあの感覚は、冷え性の自分にとって、
この世の嫌いなものベスト5には入ってくると思います。
インナーを使うとそれがある程度緩和されるため、精神的な面からもメリットが生まれます。
シルクはレクタングラー(長方形;封筒型)型。
シルク生地はリップストップ(格子状)で耐久性などが高められている反面、非伸縮。
そのためサイドの厚み部分は伸縮素材を使っていて、寝返り時などにおける快適性を高めています。
重量は単体で128g。
大きさは拳1個分程度。
リアクターの方は頭回りもドローコードで絞れるマミー型。
起毛した極薄手の、ウールに近い肌触りを持ち、これに包まれているとじんわりと暖かくなってきます。
生地の厚みがシルクよりもある分、大ぶりにはなりますが、
メーカー公称値であるシュラフ内温度+8℃の効果もあながち間違いでは無いのかもしれません。
重量は239g。
iPhone6sが141g、RICOH GR(コンパクトデジカメ)が243gと、これら電子機器1個分程度の重量で
更に寒い夜を明かせるようになるのであれば、持つ価値が大いにあると言えます。
頼りなさげに感じる薄手シュラフの保険にもおすすめです。
まだまだ朝晩は冷え込みます。
もちろん旅行にもどうぞ!
もう少しだけ暖かさが欲しいあなたに。 – sea to summit シュラフライナー
texted by 月末は身体のリズムが崩れがちなキョヲヘイ