明けましておめでとうございます。moderateは1月2日(木)からは初売りをスタートさせて頂き、非常に沢山のお客様にご来店頂きました。誠にありがとうございます。
2025年も皆様にワクワクして頂けるお店を目指してスタッフ一同頑張って参りますので、変わらぬご愛顧頂ければ幸いです。
年末年始で山へ遊びに出掛けられた方も多いと思います。今季は雪に恵まれてウィンタースポーツも楽しめるシーズンとなりそうで何より。私も年末のお休みで家族皆で奥美濃エリアで雪遊びを楽しんできました。
子ども達にとっては初めてのゲレンデで、今まで目にしたことのある雪とは桁違いの量に喜んでくれました。
現地で友人ファミリーと合流し、剃り遊びも堪能。我が子達は初めてのソリ遊びだったので怖がるかな…と心配していたのですが、「楽しい!もう一回!」とエンドレスに続ける事になり、大人の方が先にクタクタになってしまいました。笑
友人ファミリーのキッズは流石男の子。臆することなく頭からソリで滑っていきます。大人になって経験値が増えるとリスクを考えてつい臆病になってしまいがちですが、子ども達の遊ぶ姿から忘れかけていた無垢なチャレンジ精神を思い出す事が出来ました。2025年も沢山の事にチャレンジする一年にしていきたいと思います。
※moderateスタッフの皆様へ、年甲斐もなくチャレンジし過ぎてケガが頻発したらすいません。
本題へと入らせて頂きます。山遊びで何かと体温調整が難しい今時期。
動き出しは寒いけれど、登りが続くと暑くなる。
日向は丁度良いけれど日陰に入ると寒くなる。
稜線で強風に吹かれれば極寒。
その時々のシチュエーションによって体感温度が大きく変わる為、レイヤリングでの細かい調整が必須となります。そして、行動中に着る物と言えば今や誰もが知っているであろうアクティブインサレーション。動き続ける時に丁度良い体感温度を作り出すべく開発されたジャンルのアイテムであり、上手く使いこなせば冬シーズンを快適に楽しむことができます。そして、個人的に超おススメなのがベストタイプのアクティブインサレーション。寒い北国や高い標高域であれば袖付きの出番が多いのですが鈴鹿山脈ぐらいの雪山であればベストタイプが使い勝手抜群なんです。本日のブログでは、そんなベストタイプのアクティブインサレーションをご紹介させて頂きます。
and wander Alpna direct Vest ■
フリースで有名なポーラテック社が開発したアクティブインサレーション素材、アルファダイレクトを使用したベスト。風の影響を受けやすい前面にはナイロン生地を配して防風性を高めており、背面側はアルファダイレクトをむき出しにする事でパックを背負った際の汗抜けが良いように作られています。
ご存知の方も多いかもしれませんが、アルファダイレクトは繊維を編むことで抜け落ちることを防いだ画期的な中綿素材で、中綿とは言えどパッと見はフリースにも見える不思議な素材。伸縮性、速乾性、通気性に優れているのでアクティブインサレーションとしての機能面はバッチリ。
163cm / 54kg Size:S
and wanderのアイテムを語るうえで素材や機能面は勿論ですが、何よりも着た時のシルエットの格好良さがポイント。丸首の形状、絶妙な身幅や肩幅、表生地の切り替えし等、着用時の形がとても綺麗に出るようにデザインされているんです。このカッティングの上手さは服好きな方であれば多少値が張っても納得頂けるレベルと言えます。
街中にもそのまま溶け込めるデザインなので、山着と街着を兼用したい派のかたにおススメです。
THE NORTH FACE Free Run Reversible Vest ■
ノースフェイスのランニングラインの一つである「Free Run」。環境配慮への取り組みから生まれたランニングシリーズなのですが、良い意味でスポーティー過ぎないのが特徴。このリバーシブルベストも言われなければランニングウェアと分からない程カジュアルなデザインになっています。そして、このベストもand wander同様にパック着用を想定して背面に表生地は配していません。
起毛素材には帝人のオクタが使用されており、高い通気性と重量比に対して優れた保温量を兼ね備えています。
163cm / 54kg Size:S
Free Runシリーズでは同一色でパンツ■やキャップ■も展開されており、トータルコーディネートが組めるようになっています。ちなみに、ベースレイヤーは機能素材を用いたワッフル生地タイプ(コチラ■)が展開されているので、気になる方は是非チェックしてみてください。
カジュアルな見た目ながらも欲しい機能をちゃんと抑えてきてくれるのがノースフェイスらしいところで、フロントファスナーがダブル仕様になっており、動き出しからしばらくして体温が上がってきた時に前面の通気性を確保する事が出来ます。本当にちょっとした機能ではあるのですが、冬のアクティビティーでは少しの通気で体感温度を変えられるので見た目以上に重要な要素でもあるのです。
そして商品名にリバーシブルとついている通り、裏表両面で着用出来ます。起毛面を外に出すと色目が大きく変わって非常にユニーク。気分を変えたい時や少し暖かい時等は起毛面を外に出して着用する事をおススメします。
ちなみにブラックは両面共に黒なので、着合わせがしやすくなっていますよ!ランニングウェアとして開発されていますが登山は勿論のこと、自転車やクロスカントリースキー等のスポーツ全般でご利用頂けます。
STATIC Adrift Vest With Shell ■
STATICが展開するアクティブインサレーション、アドリフトシリーズ。元々、オクタをむき出しにしたシリーズで人気でしたが、前面にリサイクルポリエステルのシェルを配してミドラーとしてだけでなく、アウターとしても使いやすくしたアイテム。携帯時の軽さも考慮してプルオーバーの形状となっており、深めに設定されたフロントファスナーはベンチレーションも兼ねています。
163cm / 54kg Size:S
身幅は少し緩めでピタピタにフィットするタイプでは無いのでちょいゆるシルエットのベースレイヤーとの相性も良く、機能的なアイテムでありながらもそこまで山感が出ないウェア。お腹部分のポケットはカンガルーポケットになっているので停滞時にはカイロを入れておいたり、手拭等を入れておくと空気の層を作ってお腹回りを効率的に保温する事が出来ます。
Adrift Vest With Shellも背面はオクタむき出しなので、パックを背負った際の通気性が確保されています。
私の勝手なイメージですが山の熟練者程、ベスト着用率が高いように感じます。それは体幹の保温がどれだけ有効的かを知っているからだと思うんです。純粋に温かさを求めるのであれば袖付きウェアの方に優位性がありますが、大きな血管が通っている脇がクローズドする事によって体温が上がり過ぎてしまう事があるんです。停滞中であればそれで良いのですが行動中となると「脱ぐ」という選択をとる事になります。そうした時に体幹が一気に無防備になり、体温を著しく奪われてしまう。その点、ベストは脇が露出している為、適度に体がクールダウンされます。そして体幹部分は保温されているので体温が奪われ過ぎず、絶妙な体感温度を作り出せるのです。
非常に使い勝手の良いアイテムであるベストですが、着用時に如何にも感が出てしまうところが難点でもありました。しかし、今回ご紹介させて頂いたベスト達はシルエットも良く、初めてベストを装備に加える方でもあまり抵抗無く着て頂けると思います。モデルによってはサイズが欠けてしまっていますが、体温調整でお困りの方はベストを試してみては如何でしょうか。
本日のブログは松下がお届けいたしました。