ICEBREKAER NATURE DYE 今年も良い色が揃っています。

ニュージーランドで育った羊の毛を用いてメリノウールアイテムを製造しているICEBREAKER。その品質と気心地にファンが多く、かくいう私もその一人。20歳の時に初めて手に入れてから変わらず愛用しています。

天然の抗菌消臭機能や調湿機能等、ウール特有の機能面に関してはご存知の方も多いと思いますが数年前に行ったネパールでのトレッキングの時も2週間の間、2組ベースレイヤーを着回していました。トランクスもTシャツも共にICEBREAKERのもの。

途中で2~3回、川の水をスタッフサックに溜めて水洗いをしました。水が濁って予想以上に汚れていた事に驚きましたが、水洗いだけでも山行中に嫌な臭いや汗のベタ付きによる不快感を殆ど感じることはありませんでした。この経験依頼、私の中でメリノウールアイテムに対しての信頼度がグッと上がり、山だけでなく日常着としても愛用し始めています。

 

そして、基本的なメリノウールらしい機能は備えながらも「染め方」に拘ったのがNATURE DYEシリーズです。

 

NATURE DYEを読んで字のごとく、天然の素材を用いて染め上げています。写真はコーヒーを使って染めたもの。深みと渋みがある濃い目のブラウン。この色も化学繊維では表現出来ない色味なのです。藍染職人をしている友人に教えてもらったのですが「天然の染料」で綺麗に染められるは同じく「自然のもの」だけだそうで、ポリエステルやナイロン等の石油由来の繊維は染める事が出来ないのです。ちなみに、木や鹿の角も自然のものなので染める事が可能だそうで、人も自然の存在である為、染物職人さん達の手もキレイに染まって「働き者の手」になっています。

 

そんな、自然の染料で染められたネイチャーダイのTシャツ。毎年色味が変わるので楽しみにしているのですが、形も絶妙に良いんです。ワイドなシルエットとユッタリと着られる形は日常から登山までと着回しがしやすく、幅広いシーンで着用頂けます。

 

胸元のポケットにはサングラスや眼鏡のテンプルを差し込む為のスリングが付いており、ポケットに眼鏡を入れておいた際にポロっと落としてしまう事がありません。

 

ちなみにコーヒーだけでも2色展開があります。どちらもスペシャリティーコーヒーで抽出後のコーヒーかすを使用して染めており、濃い色味はオセアニア発祥の飲み方「LONG BLACK」をモチーフにしています。ダブルショットのエスプレッソの2倍の量のお湯を注いだコーヒーで、日本のブラックコーヒーに近いイメージです。

 

淡い方は、こちらもオセアニア発祥の飲み方「FLAT WHITE」をモチーフにしたもの。ダブルショットのエスプレッソに蒸気で温めたミルクを注いだカフェラテに近いコーヒー。単純にコーヒーで染めるだけでなく、色味のコンセプトイメージまでしっかりしているところが作り手の拘りを感じられます。

 

そして、こちらの優しいピンク色をしている生地は桜の木で染め上げたもの。メリノウールの風合いに温かみのある桜色がマッチして、気心地だけでなく見た目も柔らかな仕上がりになっています。

 


【身長:163cm  体重:53kg  Size:S  Color:SA を着用】

 


【身長:163cm  体重:53kg  Size:M  Color:LO を着用】

 


【身長:163cm  体重:53kg  Size:M  Color:FL を着用】

サイズは海外規格なので表記よりもワンサイズ大きくなるイメージです。Color:SAは日本サイズのM相当を着用しており、Color:LOとFLは日本サイズのL相当を着用しています。ユニセックスモデルとなる為、小さいサイズはXXSからの展開となります。尚、オンラインショップページへの掲載は準備が整い次第行わせて頂きますので、少々お待ち願います。

 

ウールと言えば「冬に着る物」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、夏こそウールがおススメです。今回ご紹介させて頂いているTシャツは生地が薄めのものとなりますので、特段暑さを感じる事もありませんし、何よりも汗を掻くシーンでこそ快適さを感じられます。外を歩いて汗を掻き、エアコンの効いた室内に入った際、汗の急激な蒸発による濡れ冷えが感じにくく、室内が乾燥している際は肌面を保湿してくれます。また、ご旅行等で長時間着用しても汗のべた付きによる不快感も少なく2~3日洗濯をしなくても着る事も出来る高機能ウェアなのです。

メリノウール製品は少々値が張ります。しかし、その価格以上の気心地と使い勝手の良さを感じられますよ。NATURE DYEのアイテムは毎年完売してしまう人気アイテムなので、気になる方はお早めにどうぞ!
本日のブログは松下がお届け致しました。

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