THE NORTH FACE Karside Grid Hoodie

家を一歩出ると、金木犀の良い香りが。ちょうどお向かいのお家に金木犀が植えられており、オレンジ色の綺麗な花が咲いています。20代の頃は「秋を愉しむ」という感覚は殆ど無く、早くスノーシーズン来ないかな~…としか思っていませんでした。30代になってようやく五感で季節を愉しむ事の魅力に気付いてきたところ。

歳を重ねる毎に時の流れが早く感じるのは、新しい体験をする事が減るからだと言いますが、季節だけで無く色々な事を愉しむことで、自分自身の中に新たな発見を見出す事が出来ると感じる今日この頃。

 


 

本日のブログでは、紅葉真っ盛りのアルプスや秋冬の低山テント泊、スノーシーンで活躍してくれるウェアをご紹介させて頂きます。

 

THE NORTH FACE  Karside Grid Hoodie

このウェアを一言で表すと「中厚手フード付きフリース」。寒い時期には行動着として重宝するタイプで他メーカーで言うとR1シリーズと肩を並べるアイテムです。

 

 

生地には今年も話題性の高い帝人のオクタが使用されています。繊維が抜けにくいので、洗濯時にマイクロプラスチックとしての流出を抑えられると共に吸水速乾と保温性にも優れています。本来、中綿素材や内貼り素材として使用する事が多いオクタですが、剝き出しでの使用が様々なメーカーから登場しています。その中でもカールサイドグリッドフーディの特徴は痒いところに手が届く形であること。

 

 

例えば、お腹周りに設けられたカンガルーポケット。今時期にテント場でご飯を作ったりしていると、しゃがんで作業する事が多いのですがパンツのポケットが非常に使いづらくなってしまう。そんな時にこのポケットがあると楽なんです。携帯電話や小物類を入れておいたり、手先が冷たい時には両手を入れておいたり、お腹周りを温めたい時にはカイロを入れておいたりとカンガルーポケット一つで意外と使い勝手がよくなります。車の中の様な座った状態でも物の出し入れがし易いのでスノーシーズンにも良いんです。

 

 

そして、ベースは行動着として作られているのでポケット内側はメッシュ生地にして通気性を重視。よりアクティブなシーンで使用しやすい形となっています。北国での真冬にランニングにもおススメで高透湿系のハードシェルとの相性は抜群です。

 

 

レイヤリング前提でデザインされているのでサムホールも付いています。重ね着の際に袖が捲れ上がる事も無いので、高山域での急な天候の変化に合わせて頻繁に脱ぎ着する様な時でもまごつきません。

 

 

そして、特徴的なフードの作りが非常に秀逸。フード自体が上部と下部でセパレートで作られているのでバラクラバとして機能しながらも、ネックウォーマー部分とフード部分がそれぞれ単体でも使いやすくなっており、首回りの立体裁断もとても綺麗に作られています。

 

 


【マスク着用の上で試着しています。】

実際にバラクラバとして着用してみると、フィット感が抜群に良いんです。顔を左右に振った際に抵抗を感じる事が殆ど無く、頭・顔・口回りと綺麗にハマります。

 

 


【マスク着用の上で試着しています。】

口回りの生地を下すとこの様に。頭を包み込んでいるフードと口回りの生地は、それぞれが独立しているので頭回りが引っ張られる事もありません。この状態での着用も快適そのもの。

 

 

次にフード部分を外してネックウォーマーとして着用した場合。前述同様、過度な圧迫感は感じません。全部で3段階での着用が出来、尚且つ使い心地も損なわない。フード一つにも徹底的に機能を追求するところがノースフェイスらしいところ。

 

 


【着用モデル 身長:163cm  体重:55kg   Size: S  Color:NT を着用】

 

 

フィットはアルパイン系ウェアの様にピタピタでは無く、少しだけゆとりがあるぐらい。故にスノーシーンではゲレンデまでの道中でも違和感無く着て頂けます。

 

 


【着用モデル 身長:163cm  体重:55kg   Size: S  Color:MG を着用】

店頭で時折お耳にするのですが、メリノウールでも少しチクチク感じてしまって…というお声。個人的にテント泊の寝巻としてフード付きのメリノウェアをおススメしているのですが、やはり肌に合う合わないがあると思うので、そういった方に秋冬テント泊で寝巻として着用して頂いてもOK。

 

 


【着用モデル 身長:163cm  体重:55kg   Size: M  Color:VV を着用】

明るめカラーのVVは、雪山で着たら綺麗に映えそう。アースカラーも好きなのですが、最近ビビット系のカラーに惹かれるようになってきました。今季は色物を装備に加えようか真剣に悩み中です。

 

 

ちなみに重量はSサイズ/192g 、 Mサイズ/206g 、Lサイズ/ 223g 、 XLサイズ/ 230g となっており、フードを上手く使えば収納も簡単。アクティブインサレーションにやや押され気味のフリース系ウェアですが、単体での着用では通気性に優れているので、上からベストを着たり、ジャケットを着たりする事でお好みの保温力に調整できるのが一番の魅力。

これから冬に向かって出番が増えるアイテムですが、毎年寒くなって欲しい季節になる前に売り切れてしまうんです。今年も冬山準備はお早めに!勿論、今お持ちのウェアを持参頂いてレイヤリングを試して頂いても結構ですよ。

本日のブログは松下がお届け致しました。

 

 

 

 

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