OMMレースで使うシュラフを考える。

来月に迫ったOMMレース。昨年のレースでは完全にシュラフ選択を間違えてしまい寒くて夜中に何度も目が覚めてしまい2日目は完全に寝不足状態で参加するという悲惨な事に。。。

今年はそんな失敗をしない為に、シュラフ選びを慎重に行っていきます!昨年の会場では朝方に-4℃ぐらいまで気温が下がりましたが、今年の会場である野辺山高原の過去の気温を調べてみるとやはりマイナスの気温は覚悟しておいた方がよさそうです。OMMレースにおいてシュラフを選ぶ基準としては「寝る」という行為にどれほど重要性を求めるかによります。1日ぐらい寝不足でも動ける人、寝不足になるとダルくて動けない人。タイプは人それぞれ。もちろんネットや人からの意見を参考にするのも良いですがご自身のタイプに併せてチョイスするのが一番大切です。今回はmoderateでお取り扱いしているシュラフからタイプ別にご紹介させて頂きます。

 


 

しっかり寝たい!でも嵩張るのは嫌!

SEA TO SUMMIT スパーク SpIII レギュラー 

氷点下対応のスパーク。リミットは-4℃なので寒がりな方でも中にインサレーションを着こんでビビィを被せればかなり快適に睡眠を取ることが出来ます。重量は約625g(ダウン重量400g)で850FPの撥水ダウンが封入されており、足元もフルフットボックスでロフト低下を起こしにくく保温力を保ち、窮屈感などのストレスが無い構造。

 

付属のコンプレッションサックに入れればかなりコンパクトになります。ただし、それなりのボリュームのシュラフを小さくするので意外とパワーが要ります。店内で詰めていると少し汗ばむくらいですが、OMMレース会場や山では低温下の朝に行う作業なので体温を上げるには丁度良い運動と言えます。温かいシュラフから出て収納作業をすれば身体が温まったまま荷物の整理→テントの撤収→2日目スタートと寒い思いをせずに過ごせます。

 


 

レースだけでなく色々使いたい!

NANGA UDD BAG 380DX (レギュラー)  

超撥水加工を施した高品質で高機能ダウン(770フィルパワー)を380g封入したモデルで上面は台形ボックスキルト構造、下面はシングルキルト構造という合理的な作りにすることで軽量化を図っています。(重量680g)快適使用温度は-2℃となっているのでOMMレースで使用する場合にはインサレーションとビビィを重ねた方が無難。しかし、中に着こむ量やビビィ等で調整してあげれば夏のアルプス級の山や秋~初冬の低山でも使えうことが出来る汎用性の高さが魅力的。もちろんこれからの時期のキャンプシーンでも使えるのでツーリングキャンプも楽しまれる方におススメです。

 


 

ストイックにいくならコレ!

OMM MOUNTAIN RAID 1.6  

本体重量430gという驚きの軽さと収納力を誇るアイテム。ダウンよりも遥かに水濡れに強いPrimaloft GOLDを中綿に採用しており、雨や湿気で濡れてしまっても93%の暖かさを保つことが出来ます。コンフォートリミットは9℃、使用可能下限温度-3℃とやはり軽い分高めなので使用するにはそれなりの「対応力」が求められます。少しでも重量を削って上位を目指す!という方からは寝強い人気があるモデル。また、ハイシーズンの高山域でのファストパッキングシーンでも活躍してくれます。詳細の仕様に関しては過去のブログ■をご覧ください。

 


 

小柄な方、女性に人気!

WESTERN MOUNTAINEERING タマラック 

フードレスの3/4レングスモデルで使用温度域は-2℃。ダウン量255g、重量540gの軽量モデル。150cmという長さが女性や小柄な男性には丁度良いサイズとなります。私自身、身長163cmなのですが丁度頭が出るくらいのサイズ感。海外規格のシュラフは長すぎるものが多いのですがタマラックはまさに丁度よ良いサイズ感。余分な長さが無い分軽量化にも一役かってくれています。寒がりな女性の方は上下インサレーションウェアを着こむのと首回りを冷やさないようにしてあげると温かく過ごせます。

 

OMMレース初参戦の方は不安要素が多々あると思います。どんな道具が良いのか、どんな服装が良いのか….何でもご相談に乗らせて頂きますのでお気軽にスタッフへお声掛け下さい。実際にシュラフに入ってお試し頂く事も出来ますので週末は是非店頭に!本日のブログは、ここ最近の冷え込みに体がついて行かない松下がお届けしました。

明日から「RESOLUTE FAIR」始まります!明日、明後日はフィッティングイベントも開催しますので気になる方は是非!詳しくはコチラ■

 

 

 

 

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