新しい柄の手ぬぐいが出来ました。

三重県の伝統工芸や地場産業とファッションやアウトドアといったカルチャーと組み合わせた商品を開発している弊社のオリジナルプロダクト、mimie(ミミエ)。過去にはAXESQUINに協力頂き松阪木綿を組み合わせたアグラスカート(コチラ■)を作らせて頂いたり、当店の系列店では伊勢木綿や伊賀組紐を用いた服、松阪木綿のパック等々…色々と作らせて頂いております。(コチラ■)

 

そんなmimieより、伊勢木綿の手ぬぐいの新しい柄を販売させて頂いております。

 

伊勢木綿の手ぬぐい
#HISTORY OF JAPANESE HIKING STYLE 

こんな柄の手ぬぐいがあったらいいな…そう思った構図をもとに、プロの手を借りて作らせて頂いた、超自己満足アイテムです。「HISTORY OF JAPANESE HIKING STYLE」という商品名の如く、日本の山スタイルの変貌を時系列で並べて柄にしてみました。

 

一番最初にくるのは、修験者です。山岳信仰と深い関わりを持っている修験道は、飛鳥時代に役小角(役行者)が創始したとされており、平安時代のころから盛んに信仰されるようになりました。(創始に関しては、不詳な部分も多いと言われています。)

修行の場として山へ入っていく修験者は、日本の山岳シーンのルーツとも言える存在である為、一番最初の部分に描いてもらいました。

 

次に描かれているのがマタギです。マタギは、狩猟を専業とした人の事を意味しており、その歴史は古く、平安時代や鎌倉時代にまで遡ると言われています。

特に秋田県の阿仁マタギが有名で、名人の話が幾つも伝えられています。幕末から明治初期に活躍した「重ね撃ち竹五郎」、どんな獲物も一発で倒した「一発佐市」、足がべらぼうに速い「疾風の長十郎」、クマと格闘した「背負い投げ西松」など、様々な逸話が残っているのです。
マタギ文化に興味がある方は、是非コチラ■をご覧ください。

 

 

そして、次に来るのがカニ族です。恐らく、「カニ族」という言葉を知っている方は中々いらっしゃらないと思いますが、キスリングと呼ばれる横長の大型バックパックを背負った人の事を指します。1960年代後半から1970年代末期にかけ、登山者や、バックパッカーによく見られた装備で、当時は大型のパックは横長のキスリング型しか無かった為、背負ったままでは列車の通路や出入り口は前向きに歩くことができず、カニのような横歩きをしていた事からカニ族と呼ばれていました。またリュックサックを背負った後ろ姿がカニを思わせることも語源と言われています。

その後、キスリング型から新たに出現した円筒形のインターナルフレームパック型が主流に移るとともに、伝統的カニ族スタイルは殆ど目にしなくなりました。ニッカボッカのパンツに片足1kg以上あるドタ靴と呼ばれる登山靴を履く、超ヘビードューティーなスタイルは男子の憧れでもあるのです。

 

 

この辺りは、まだ記憶に新しいのではないでしょうか。機能最優先であった登山シーンに女性らしいオシャレ要素を盛り込んだスタイルで新語として生まれた「山ガール」。学生の頃にアルバイトをさせて頂いていたノースフェイス直営店にも山ガールブームで女性のお客様が増えた事が非常に印象的でした。その頃から世間一般的に見た登山へのハードルが少し下がったような気がして、多くの方が自然に触れる機会が増えたように思います。

 

 

そして、最も最新版、一番ナウいスタイルがやはりULハイカーではないでしょうか。(ナウいの意味が分からない若者は調べてみてください。)

日本にULカルチャーが入ってき始めた当時。私の周囲でも感度の高い友人達は装備のUL化を図っていました。それを尻目に「1g削るよりも身体を鍛えた方が良いでしょ!」と考えていた私。一泊二日のテント泊で18kgぐらい担いでいました。今想い返せば何をそんなに背負っていたのだろうか…。20代後半になり、お試しで装備の軽量化をしたところ、恐ろしく自由度が上がり、荷物が少ないが故にテント泊の準備や撤収もスピーディーに済む。軽いってこんなに自由なんだ…とUL文化に衝撃を受けました。少し前までは、尖っている人達のスタイルであったULハイキングもここ最近では日本特有のカルチャーとして山と道を始め、色々な方々のご尽力のもと成長してきています。

 

山との関わりにも永い永い歴史があって、しかも日本独自の文化で発展してきているのが非常に面白い。この興味とワクワクを何かの形にしてお伝えしたい。そんな気持ちから今回の手ぬぐいを作らせて頂きました。moderateへ遊びに来て頂いた際のお土産にもおススメですよ。

本日のブログは松下がお届けいたしました。

次はどんな柄の手拭いを作ろうか、早くも妄想しております。砂防ダム柄とかにしようかな…。

 

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