今すぐ使いたい!長袖ベースレイヤー ARC’TERYX Motus AR Hoody 編

先日のお休みは、お客様と一緒にハイク&ハンモックを楽しみに釈迦ヶ岳へ行ってきました。

このあとBLOG本編ではタイトルにもあるように、「今すぐ使いたい!長袖ベースレイヤー」と題してシリーズ企画の内容を書くのですが、先日の山行では11月とは思えない季節外れのポカポカ陽気で、行動中は終始AXESQUINのハラマキTシャツ(■)1枚で丁度良い ぐらいでした。(笑)

そんなハラマキTシャツ。ウールを使った少し肉厚感のあるアイテムで、少し気温の低い(15℃前後)中で動くのにその生地の厚さといい、ハラマキ部分温度調整のしやすさといい、本当に使い勝手良いと改めて実感。もし、このタイミングでも半袖のベースレイヤーお探しの方は、是非、ハラマキTシャツを検討してみては如何でしょうか。

まぁ~兎にも角にも、もともとお腹の冷えに悩む自分が、「こんなのが欲しいんです!」と、デザイナーさんに話したところからは製品化されたアイテム。我ながらに、本当に良いアイテムを作ってもらったと感謝しかない!そして、いつかアップデート版を作ってもらえたらと密かに企み中。発売時期は全くもって未定ですが、もし、買い逃してしまった方は、次のタイミングをお待ち頂ければと思います。

 


今すぐ使いたい!長袖ベースレイヤー ARC’TERYX Motus AR Hoody 編

今回で3回目となった「今すぐ使いたい!長袖ベースレイヤー」のシリーズBLOG。お陰様で、店頭でも反響を頂いており、非常に嬉しく思っています。

今日は、Instagramのライブ配信でもご質問のあった「 ARC’TERYX Motus AR Hoody(■)」について、改めてご紹介させて頂きます。


Motus(モータス)のルーツ

その昔、ARC’TERYXはフェイシックと言われる生地を使ったベースレイヤーとして、ピチピチ系の「フェイズシリーズ」と、同じ生地を使ったチョイゆるフィットでランカテゴリーに属していたベースレイヤー「モータス」が存在しました。ただ、多くの方が、フェイズシリーズの良さを知りながらも、あのピチピチ系が苦手という方も多く、そのフィードバックを元に、数年前からARC’TERYXはフェイシックを使ったベースレイヤーが「モータス」に一本化。

これにより、ラン系の位置にポジショニングしていた「モータス」が、全カテゴリーのベースレイヤーを担う役割となりました。


汗が横方向に拡散するフェイシックという生地

フェイシックという生地は、生地を構成する横糸に、吸水速乾性の高い(汗を吸う)糸と超撥水加工が施された(汗を吸わない)糸を交互に配しています。

一般的なベースレイヤーは、汗を吸い上げたあと円形状に水分を拡散し乾かしますが、フェイシックは汗を吸う糸と吸わない糸が横糸として交互に配されているお陰で、汗を横方向に拡散して乾かす仕組みとなっています。


※Phaseの生地を使った汗の拡散性の様子(旧Phase)

この仕組の一番のメリットは、汗を吸わない糸が横方向に配されている事により、汗が重量によって下方向へ移動していく事を限りなく抑え、汗を吸い上げたその位置(高さ)で乾かせる事。

「ん?!どうゆう事?!」ってなりますよね。

イメージとしては、夏に大量に汗をかいた時、ベタベタになったベースレイヤーが最後まで下腹部や裾周り濡れている事ってありませんか?あれは、ベースレイヤーとパンツが重なっている事による保温力アップが原因で、部分的に発汗量が上がっているという事もありますが、胸や上腹部あたりで吸い上げた汗が乾く前に、重量によって裾方向に移動しているのも原因の1つです。

ようするに、フェイシックは汗が下方向へ移動する事を防ぐ働きがある生地となります。

 


2層構造を持った気持ち良いベースレイヤー

ARC’TERYX Motus AR Hoodyの特徴は、独自の汗の拡散の仕組みと、もう一つが生地が2層構造になっているという点。

肌面にあたる生地は、肌触りが非常に気持ちよい超極小のグリットのような素材となっており、汗をかいた時の張り付き感が少ないのと、グリットの隙間から絶妙に風が通る事による換気能力の高さを持っています。また、そのグリットの隙間を使って、吸水性の高い表面が汗を吸い上げ、表面側で拡散してくれる仕組みとなっています。

《Motus AR Hoodyの肌面生地↓》

その表面にあたる生地は、先にも上げたように非常に高い吸水性と速乾性をもち、また、スムースな肌触りがフリースやシェルを気重ねた時に、引っかかりや突っ張り感が非常に少なくしてくれます。

《Motus AR Hoodyの表面↓》


ストレスの無い肩周りの縫製

肩のトップから縫い合わせを外し、バックパックのショルダーとの干渉を軽減。また、脇下に十分なマチを設ける事で、スムーズな腕上げを実現

その他の機能として

《サムループ》

《フードのカタチ》

 


スタイルやお好みに合わせてサイズをチョイスするのもアリ

ベースレイヤーとしての機能を最大限に活かすのであれば、適正サイズを選ぶ事をオススメしますが、スタイル重視でリラックスフィットを選ぶのもアリだと思います。

179cm / 65kg / サイズMを着用の場合↓

179cm / 65kg / サイズLを着用の場合↓

また、個人的には端境期にミドルレイヤーのポジションで使うこともオススメ!

多種多様に使えるARC’TERYX のMotus AR Hoody。もうしばらくすると、店頭には同素材を使ったCREWタイプも入荷します。

是非、これからの季節に活躍するMotus AR Hoodyを始めとしたMotusシリーズをご検討してみては如何でしょうか。

 

投稿者:飯田

 

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