こんばんは、飯田です。
さて、少し前にHPのトップ画面とNEWS(→■)のページでご案内させて頂いております、バックカントリー スピーカーイベント
雪山を楽しく安全に遊ぶ為の大事な事が、暖炉の暖かい温もりと共にお話が聞けます!
詳しくはコチラから→■
ARC'TERYXには、Polartec Thermal Proを使用したフリースで非常に良く似た物が存在します。
[ 左:Strato JKT(→■) / 右:Covert cardhigan(→■) ]
素材や雰囲気からして一見すると瓜二つなこのアイテム。
こちらの2点は、非常に人気のアイテムで、店頭でもどちらにしようか悩まれる方が多いのも事実。
ただ簡単に言ってしまうと、アイテムが属するカテゴリーが異なります。
Strato JKT → WHITE LINE :ARC'TERYXの中でスキー・スノーボードをメインとしたカテゴリー
Covert cardhigan → 24 : ARC'TERYXの中でタウンユースをメインとしたカテゴリー
フィールドが違えば必要とするモノが変わり、それによってデザインが変わる。
極々あたりまえの事ではありますが、ARC'TERYXはその差をしっかりとデザインしているところに、拘りを感じる事が出来ます。
それでは、夫々の拘りを見比べて見ましょう!
■襟
[ 左:Strato JKT(→■) / 右:Covert cardhigan(→■) ]
先ずは、襟の高さと形が異なります。
兎に角、雪山での使用を考えられたStrato JKTは、首の保温を意識し襟高があり少し肉厚な仕様。
一方、Covert cardhiganは、着用時の首元のスッキリ感を出すために、襟は低めに作られており、Strat JKTより少し薄めの襟となっています。
■腕の付き方
[ 上:Strato JKT(→■) / 下:Covert cardhigan(→■) ]
Strato JKTは、腕の動きを妨げないようにラグランスリーブとなっておりますので、非常に腕上げがスムーズ。
一方、Covert cardhiganは、ボックスタイプの腕付きとなっており、また、アームが若干細く着用時には腕が非常にスラリと見えます。
[ 左:Strato JKT(→■) / 右:Covert cardhigan(→■) ]
■袖口
[ 上:Strato JKT(→■) / 下:Covert cardhigan(→■) ]
Strato JKTは、袖口から冷気をシャットアウトするように、また、グローブを着用する時に手首周りがあまり嵩まないように、薄くストレッチ性があり、耐磨耗性に強い素材を使用。
一方、Covert cardhiganは、手首に優しくフィットするようにパイピングが施されております。
[ 左:Strato JKT(→■) / 右:Covert cardhigan(→■) ]
■裾のフィットの違い
[ 上:Strato JKT(→■) / 下:Covert cardhigan(→■) ]
Strato JKT・Covert cardhigan共に、ARC'TERYXのRELAXフィットを採用しておいますが、Strat JKTはヒップレングスとなっておりますので若干丈が長く、特に背中側は前屈作業をしても背中が出ないように長めになっております。
[ 左:Strato JKT(→■) / 右:Covert cardhigan(→■) ] (179cm 66kg size:S着用)
■生地感
共にポーラテックのサーマルプロを使用しておりますが、表の生地感をかえており、Strato JKTはアウターJKTとの擦れを軽減する為にハードフェイス加工がされており、Covert cardhiganは、優しい風合いが出るようにセーターニット仕立てとなっています。
[ 左:Strato JKT(→■) / 右:Covert cardhigan(→■) ]
■ポケットと裏地
こちらも共に、ポケットの出入り口をラミネートジッパーにする事で、手の出し入れ等で擦れるポケット周りを強化。
[ 左:Covert cardhigan(→■) / 右:Strato JKT(→■) ]
また、ジッパープルに取り付けられたコードの長さも微妙に違うんですよ!
さらに、脇腹に取り付けらた2つのハンドポケットは裏地がメッシュになっており、ベンチレーション機能を兼ね備えておりますが、Strat JKTのメッシュ生地の方が、少し粗めのメッシュを使用し、よりベンディング機能を高めております。
[ 左:Strato JKT(→■) / 右:Covert cardhigan(→■) ]
これら以外にも、胸と腕のポケットの違い等があります。
[ 上:Strato JKT(→■) / 下:Covert cardhigan(→■) ]
■ジッパー
具体的にジッパーの番手は分かりませんが、Strato JKTとCovert cardhiganではコイルジッパーの番手を変えております。
[ 左:Covert cardhigan(→■) / 右:Strato JKT(→■) ]
Covert cardhiganは、着用時のしなやかさを出すために細めのジッパーを使用し、Strato JKTはCovert cardhiganのジッパーより少しゴツ目のジッパーを使うことで強度をもたせております。
■着用感
[ 左:Strato JKT(→■) / 右:Covert cardhigan(→■) ] (179cm 66kg size:S着用)
インナーはphase ARを1枚着用のみで、Sサイズは個人的に、ジャスト~少し小さめといった感じですので、体格にもよりますが、多くの方がSサイズで十分かと思います。
ARC'TERYXの機能面からのデザイン。
これらを知りつつ、着用される方が主に使われるシチュエーションや拘りやお好みに合わせて、アイテムをチョイスしてみて如何でしょうか。