レイン着てラン! – 雨のトレイルランを考える。

 OMMのウェアの入荷が始まっています。

eVent 3-layerを使ったAether(イーサー) Jacket&Smockは少し遅れているようですが、そのストレッチ性のよさから動きやすく、非常に人気のあるKamleika(カムレイカ)シリーズが現在入荷しています。
Kamleika Race Jacket 2 (⇒)
Kamleika Race Smock 2 (⇒)
Kamleika Race Pants (⇒)
 

この秋のレース情報を見ていると、この前自分が出た八ヶ岳スーパートレイルはばっちり雨、信越五岳でも台風の接近により雨が予想される状況となりました。
さすがに直前にならないと天気がはっきりしないため、ウェア選びでかなり迷った方も多いはず。
まだまだレースシーズンは続きますし、今回はそんな方のご参考になればと思います。
自分が雨対策として考えている点を挙げると、
1)ウェアが軽いこと
2)防寒対策としても使用できること
3)インナーは濡れても保温力が維持できること
4)ボトムは行程の長さと季節・時間帯に応じてチョイス
5)パック内は必要なものだけ防水処理
以上のようなことを考えています。
現在のレインアイテムとしては次のようなかたちに収まっています。
トップス:montura Jacket (Gore-tex ACTIVE;3レイヤー)
ボトムス:Finetrack エバーブレスフォトン(ストレッチ3レイヤー)
     ウインドシェルパンツ(ナイロン)
インナー:ウール
     化繊
     Finetrack ドライレイヤー
ソックス:DRYMAX
レインは基本的に3レイヤーで揃えていますが、最近のコーティング系の2.5レイヤー生地を見ていると、それらの進化がかなりのところまで来ていることに驚かされます。
冒頭のKamleikaシリーズもその一つで、今回のマイナーチェンジから生地が薄くなりアップデートされたことで更に使いやすくなっているため、期待大です!
2.5レイヤー生地は肌に直接触れると突っ張ってしまい動きが制限されますが、Kamleikaシリーズのストレッチ性の良さがその欠点をほぼカバーしてくれています。
しかも、これで良いの!?というくらい軽く出来ているためオススメです。
ランで使うということを考えると、いくら透湿性の高い素材を使っていようがウェア内がある程度ビチャビチャになることは仕方ないです。
晴れていれば水分は外気に拡散していくわけですが、レインという膜があるとそのままインナーが濡れていってしまうため、水分が肌に戻らないような工夫が必要となります。
その役割を担ってくれるのがドライレイヤーであったりウールのウェアというわけです。
個人的にはフラッドラッシュスキンメッシュに代表されるドライレイヤーは”着足す”ことにしています。
動いている最中には熱をためてしまって余計に汗をかいてしまうため、それで水分を帯びた状態になるといざというときに最大の効果を発揮できないためです。
いざというときに完全にドライな状態のウェアを身にまとうことが出来れば体温が一気に戻ってきたような感覚を得ることが出来ます。
ハイキングのようなじんわりと汗をかく状態ではなく、一気に汗をかいてしまう状態では本来の役割を発揮できないと感じています。
patagonia Houdini Pants (⇒)
Kamleika Race Pants (⇒)
ボトムスに関してはなかなか選択肢が少ないのが現状です。
特に、1)の条件に合うものがほとんどありません。
ただ、必ずしも必要となる場面が限られてくるため、それほど困らないということも挙げられます。
標高が高いところに行く、絶対雨に濡れたくない、保温性も欲しいということであればレインパンツを持ちたいと思います。
ただ樹林帯の中での行動であったり、濡れても構わないとき、標高が高くても行程が短かかったり、すぐエスケープできるエリアであればウインドシェルパンツもしくは何も無しという選択肢も有効。
自分の昨シーズンは真冬でも短パン一本もしくはタイツ一本で走っていたため、どちらかというと保温性を求めるようにしています。
八ヶ岳スーパートレイルでも活躍したエバーブレスフォトンパンツ(⇒)は、ストレッチ・3レイヤー・軽量と3拍子そろっていた良パンツでした。
Kamleika Race Pantは見た目普通のパンツですが、実際に履いてみるとその動きやすさ・使い勝手の良さに驚かされます。
こちらも軽い!
OMM Kamleika Cap (⇒)
TerraNova Extremities ストームキャップGTX (⇒)
あると便利なものとして防水キャップ。
ウェアのフードと併用することはもちろん、少々顔が濡れることを覚悟すれば単体使用での視界の良好なこと!
スピーディに駆け抜けたいときや、首回りの煩わしさが気になる方は是非。
つばがあることで直接顔に雨がかかることを軽減してくれます。
こうしてみていくとOMMのレインアイテムの充実っぷりがすごいです。
ここまでそろっているブランドはあまり見ないのではないでしょうか。
個人的に欲しいのは、意外と冷えやすい手先をカバーするアイテム。
ここが揃うとさらに快適になりますね。
最終手段はゴム手袋!(笑
これからレインアイテムを検討している方にも買い換えるという方にも。
ご参考になればと思います。
Texted by 食欲がかなり旺盛になってきたキョヲヘイ

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