NIKWAXの“DOWN PROOF”で洗濯したダウンは、なんと撥水ダウンに

カバンの中に一つ忍ばせておきたいアイテムが、またまた入荷してまいりました。
GEAR AID テネシアスクリーンテープ(⇒)
DSC_0054.jpg
こちら、テント、マット、シュラフ、バックパックとあらゆるギアの補修が可能な、完全防水のリペアテープです。
汎用性が高い部分も大きなポイントですが、剥がした際に接着剤が残らない点もオススメのポイントです。
フィールドでの万が一に備え、是非一つ携行して頂きたいオススメのアイテムです。
さて、冒頭でギアのメンテンナンスのアイテムをご紹介させて頂きましたが、
本日の本題でも、メンテナンスについてのお話をさせて頂きます。
つい先日、かねてから疑問に思ってたことを、メーカーに確認したことが、衝撃の始まりでした。
『NIKWAXのTECH WASHとDOWN WASHって、成分は一緒だけど、何故それぞれ分けて販売されてるのか・・・』
IMGP7182.JPG
疑問を解決すべく、メーカーに電話して確認してみたところ、
“TECH WASHとDOWN WASHの違いは、成分は一緒ですが、濃さが違い、TECH WASHより薄いものがDOWN WASHとなります。
TECH WASHには、皮脂や汗など油分の汚れを取り除く為、濃い濃度の洗剤が使われておりますが、
ダウン製品に同様のモノを使用すると、元々鳥の羽根がもっている油分さえも取り除いてしまい、
ダウン特有のふわっとした羽根が失われてしまう為、洗剤の濃度を変えております。”
非常に納得させられた瞬間でした。
そして、このあと、さらに衝撃の事実を耳にするのです。
“DOWN PROOFで洗ったダウンJKTは、撥水ダウンなんですよ。”
IMGP7186.JPG
???
“某ブランドの、撥水ダウンの製品に、NIKWAXのロゴが付いてるのが、まさしくそれを意味するんですよ。”
メーカー様が、仰られてることは十分理解出来るのですが、あまりにも衝撃的すぎました。
ってことで、真相を確かめるべく、先日の休みの日に、即実践してみました。
シーズン中に、一度も洗っていなかったダウンベストでいざトライ。襟部分のダウンのロフトが少ないのが良く判ります。
DSC_0038.jpg
DSC_0036.jpg
DSC_0039.jpg
普段は、洗濯機を使い洗ってますが、今回はしっかり撥水ダウンに仕上げる為に、手洗いで工程しました。
まず、お風呂にお湯を溜め、そこへDOWN WASHを表記通りの量を入れ、洗浄します。
しっかり汚れが落ちると共に、お湯がどんどん濁っていきます。
DSC_0041.jpg
汚れのひどい箇所(襟元や袖口など)を重点的に洗えるのは、手洗いならではだと、今回改めて感じました。
その後15分浸けたのちに、しっかりすすいで洗いの工程を完了です。
次に、撥水ダウンに仕上げるべく、再びお風呂にお湯を溜め、DOWN PROOFを入れてよくかき混ぜた中へ、ダウンベストを投入。
DSC_0043.jpg
これだけで、本当に撥水ダウンになるのか不安半分、期待半分で工程を進め、脱水まで完了。
いざ、乾燥となると、自宅に乾燥機が無い為、近くのランドリーへ。
ダウン製品の乾燥の際の、必需品がこちら。
DSC_0045.jpg
そうです。テニスボールです。
パタゴニアのHPのコチラ⇒にも記載が御座いますように、ダウンを途中でたたくという行為が、ダウンをフワッとさせるコツです。
(*テニスボール使用にあたり、万が一乾燥機に支障をきたす場合があるかもしれませんので、あくまでも自己責任でご利用下さい。)
20分ほど、乾燥機で回して取り出して見ると、フワッと仕上がったダウンベストの完成です。
DSC_0048.jpg
厚みが少なかった襟元部分も、しっかりロフトが復元されました。
DSC_0049.jpg
DSC_0050.jpg
そして、肝心の撥水ダウンになったかどうかですが、抜いたり、抜けおちたダウンの羽根に水を落としてみたところ、
すべての羽根で撥水が確認出来ました。
DSC_0053.jpg
ダウン製品のメンテナンスを難しくお考えの方、意外に容易に洗浄が可能ですので、
是非ご家庭でDOWN WASH、DOWN PROOFで、シーズンが終わるこのタイミングに洗浄してみては如何でしょうか?
本日ブログは、
メンテナンスにハマリそうな、
上野がお伝えしました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


先頭に戻る