ハイロフトフリースの行動着としての利用について – Patagonia R2 jacket

P1017707.jpg
リニューアルされたR2Jacket。
なんだかんだいっても評判がイイです。
往年のフィッツロイロゴから刺繍によるブランドロゴに変更となった点がよくクローズアップされますが、進化はただそれだけではありません。
P1017706.jpg
←New model (⇒) Women's (⇒)
→Previous model (⇒) Women's (⇒)
これまでのレギュレーターシリーズのラインナップでいえば、R2とR3の違いや位置付けが少し曖昧だったような印象があります。
しかし今回なされたアップデートにより、その境目の区別がはっきり見えるようになったかと思います。
R2は行動着へ、R3はより中間着に。
P1017713.jpg
1)全体的なカッティングの変更。
昨年までの直線的なパターンから、よりテクニカルなパターンへと変更。
手首から肩甲骨部分まで完全に独立したパネルを採用。パネルの切り返し部分も面積が広くなっています。
P1017731.jpg
Color:PUR , Size:XS
2)フィットがより身体に沿うように。
スリムフィットである点は変化していませんが、比較的肌に近いところで着ることを想定した、より身体にフィットするようになっています。
もちろん中間着としても活躍しますが、保温力のある行動着という位置づけを明確にしてきていると思われます。
動きを妨げないストレッチ性と動きの中でも熱気がこもりにくい通気性、程よい保温力を持つR2は寒冷な気候下でのスピーディな活動にも向いているといえます。
P1017761.jpg
旧モデル Color:PBH , Size:S
P1017736.jpg
3)パネル生地の変更
これまでマイクロフリースであった脇下~サイド裾部分の切り返しパネルが、同じくレギュレーターシリーズであるR1生地となりました。
これにより従来のマイクロフリースよりも抜けがよくなっています。
さらに腕の内側部分がすべて切り返しとなっており、ウェア全体のコンパクト化にも貢献しています。
P1017710.jpg
P1017734.jpg
4)サムホールの追加
手首から手の甲部分は意外と熱が逃げやすいポイント。ここを保温できるだけでもパフォーマンスに大きく影響します。
ハイロフトなフリースを着ての行動。
実はこれまでに今ひとつ使い方を見いだせていなかったアイテムですが、氷点下での活動を経験し、少し考え方が変わったところがあります。
Capilene 4を筆頭に、ベースレイヤーの進化はめざましいものがあり、低山やある程度の低温下までは単体もしくはウインドシェル・ハードシェルの類とで計2枚のレイヤリングをよく使います。
しかし、さらにその下の温度域となると、これでは少し役不足を感じていました。
もちろんハードに活動することで体温を保つことができ薄着でいられますが、体力的にそれを長時間維持することは不可能となります。
P1017755.jpg
Color:SDB , Size:XS
個人的にこれからやっていきたいスタイルのひとつであるライトウェイトスタイルでの雪山遊びにおいて、薄着状態で動けなくなることは即ち死を意味します。当然インサレーションの類は携行しますが、それだけでは心許ない。
無理に体温を上げずとも活動に最低限必要な保温力を維持でき、濡れ冷えを極力減らすための通気性をも確保できるウェアの一つとしてハイロフトなフリースが使えるのではないかと思っています。
これまで中間着使用を前提として作られていた感のあるハイロフトフリースですが、今回のR2、MountainHardwear monkey man grid jkt(⇒,)といった積極的に行動着として使える保温着が増えてきています。
単体で保温力の高いアイテムなので、その分ベースレイヤーを薄くするなどしてバランスをとり、風が強いならばウインドシェルを羽織り対応すれば、かなりの低温下での行動にも対応できるかと思います。
インサレーションで行動している時もありますが、薄手の化繊綿ものを使用するにしても、通気性という面で問題が残ります。
保温力、断熱性は十分ですが、少しオーバーヒートとなってしまうきらいがありました。
ほどよく通気してくれるフリース類はその点を改善してくれそうです。
また、今後増えてくるPolartec Alphaを使用したアイテムも気になるところ。
来シーズン以降、かなり注目です。
保温性がありつつも通気性を確保し、体温調節をしてくれるこのPolartec Alphaは自分の望むアイテムに近いと思われます。
雪山遊びのレイヤリングは考えているだけで非常に面白いですね。
md1pp8soのコピー.jpg
今週は仙ヶ岳エリアへ。
岩や沢の多いこのポイントはかなり楽しめそうなエリア。
しばらく通ってみたいと思います!

texted by 冬用のシュラフとダウンを物色中のキョヲヘイ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


先頭に戻る