アークテリクスの中から、吸汗速乾のTシャツを選ぶなら必ず候補に挙がるのが、Phase SL Crew SS(フェイズSLクルー)とMotus Crew SS(モータスクルー)。
共に同じ生地を使用しつつ、ベースレイヤーでの使用を主目的に作られたPhase SL Crew SSと、単体での着用を目的とし少し緩めのフィットで作られたMotus Crew SS。
生地の特徴については、コチラのブログ(⇒■)の後半部分で紹介されて頂いており、また、以前にその特徴でもある水分が横方向に拡散していく様子を動画で撮影しておりますので、そちらをご覧頂くと非常にイメージがしやすいと思います。
化繊ベースレイヤーの汗の拡散性について from Takashi Iida on Vimeo.
■フィットの違いについて
先にも書きましたが、以下の理由で夫々フィットが異なります。
Phase SL Crew SS ⇒ ベースレイヤーでの使用を主目的 ⇒アークの中で一番体に沿うフィット(Next-to-skin)
Motus Crew SS ⇒ 単体での着用を主目的 ⇒ Trim fit, Hip Length(Next-to-skinフィットより少し緩め)
着用写真で比較
左:Motus Crew SS / 右:Phase SL Crew SS
179cm / 64kg / size:M
写真でパッ見るとその違いがわかりにくいかもしれませんが、胸周りや腰周りを注意深く比較して頂くと、そのフィットの違いが少しお分かり頂けるかと思います。
■その他の違いについて
Motus Crew SSはトレイルランニングのカテゴリーでもある「トラバースシリーズ」から発売されており、夜間行動時の視認性を高める為にも、胸のロゴと袖口にリフレクターのプリントが使用されております。
機能面で夫々の違いを上げるのであれば今回書かせていただいております2点となり、さほど大きな違いには感じられないかもしれませんが、夫々の違いをデザイン面として見てみると、着用した時ののイメージは大きく変わりますよね。
フィットもスリムでロゴも控えめでスッキリした印象のPhase SL Crew SS(⇒■)か、
緩めフィットで存在感の大きいMotus Crew SS(⇒■)か実に悩ましいところですよね。
ちなみに!!
来年の2017年の春夏モデルで、Phase SL Crew SSはメチャクチャ大きな変更点はありますが、Motus Crew SSが少し生地が厚くなります。
これは、おそらく単体で着用する事をより意識して強度面をアップさせた事が狙いでは?と思っています。
実際のところ今の生地厚でも問題がないのですが、このアップデートは好みが出そうですね。
ようするに! この薄い生地のMotus Crew SSは、この春夏モデルと次の秋冬モデルで最後となりますので、もし気に入って頂いているのであれば、買いだめをしておいても良いのではないでしょうか!!!