熊野古道トレイルランニングレース 2017

今年で5回目の熊野古道トレイルランニングレース。
moderateは、第3回目の大会からブース出展をさせて頂いているレース。

出店回数を重ねるごとにレース関係者の方や、ボランティアスタッフさん等とも関係が深まり、それはまた、出場者さんとも同じ事で、この時期にここ熊野地で会う事が、僕の中での12月の恒例行事の一つとなってきている。


レース前日

今年も前日受付の土曜日から熊野に向かう。山の中を走り続ける高速を降り、海が見えると熊野の地に降り立ったのだと、一気に気分が盛り上がる。

前日受付から本当に沢山の方とお逢いし、お互いに今年1年の活動の内容をお話ししたり近況の報告をしあう。これだけSNSが広まっていても、直接お逢いして顔を見ながら話が出来る事は本当に楽しい。

夕方に17時に受付が終了し足早に会場を片付け、明日の早朝の為に身体を休める。

ちなみに、今年のお風呂もお気に入りの「みはま湯」

(ここについては、後程、熊野古道番外編として少しご紹介)


レース当日

50キロコースが朝6時にスタートするのにあわせて、会場の準備の為に、夜中な2時半に起床して会場に向かう。

風伝峠では、既に風伝おろしの準備をするかのように、山頂付近で幻想的に霧が立ち込めていた。

冷え込みがほんのり和らいだ6時。

50キロコースにエントリーをした選手たちが、次々とスタートゲート潜り濃い霧が張り詰めたトレイルへ入ってい行く。これだけ霧が出ていれば、ツエノ峰に行けばしっかりと雲海がみれるはず!

それから2時間後の8時に30キロコースの選手たちがスタート。

気象条件のタイミングが良ければ、前半組ならツエノ峰の雲海が見える。

そして、30キロコースが出発してから1時間後に10キロコースの選手もスタート。

選手を送り出したスタート会場は、今度はトレイルを走って帰って来る選手達を迎え入れる準備が慌ただしく進む。スタート会場がゴール会場へと姿を変える頃、すっかり日も登り温かい空気が漂う。


レース展開

ゴール会場では、速報としてレース展開がアナウンスされる。

50キロコース

昨年本大会で2位の土井選手と3位だった大杉選手がトップ争いを繰り広げ、
途中、大杉選手がトップを走るものの、後半で土井選手が追い上げをみせ、
そのまま1位でフィニッシュ。

30キロコース

moderateの顧客様の磯貝選手と、これまたmoderateがサポートする阪田選手がレースを引っ張る。
磯貝選手は、阪田選手追い上げから逃げるように前半っから勝負に出るものの、阪田選手が後半一気に追い上げをみせて、そのまま1位でフィニッシュ
(1位:阪田選手)

(2位:磯貝選手)

 

10キロコース

初めてのトレイルレース参加という小路選手が1位でゴール。表彰式では、レース当日まであまり準備が出来なかったとコメントしていましたが、しっかり勝てているのが素晴らしい。

※女性選手の結果については、オフィシャルのFBにてご確認下さい。(ゴメンナサイ)


大会も終盤になるとゴールをした選手達で、ゴール会場が賑わいをみせる。その会場では、熊野地鶏のラーメンが振舞われたり、

地元の食材を使った飲食の販売等があり、

選手達は酷使した身体を労わるかのように、思い思いにエネルギーの補給を行う。

このほのぼのとした雰囲気が本当に心地よく、レース参加者の方々もレースの余韻とあの場の空気を本当に楽しんでいる。

上手く伝えれないですが、これが本当に癖になる気持ちよさでめっちゃ良いんですよ!


最後に―。

このレースで今年のトレイルレースを走り収めの人も、ここから更にモチベーションを上げていく人も、ロードシーズンに突入する人も、色々なスタイルや思いがあると思いますが、また来年、この時期に、ここ熊野でお逢い出来る事を楽しみにしています。

会場でお逢いした多くの方々、本当にありがとうございました。また、毎年素晴らしいレースを作ってくれる、大会実行委員の方々やボランティアスタッフの皆様、ありがとう&お疲れ様でした!



熊野古道番外編
みはま湯のスチームサウナが強敵!

毎年、お風呂でお世話になっている「みはま湯」さん。

昔ながらのお風呂屋さんで、今も尚、男風呂と女風呂の境目に番頭さんが居るスタイル。過去2回は、いつも身体を洗い湯船につかるだけでしたが、今年は浴室の奥にあるスチームサウナに入ってみる事に。

いやぁ~、これが本当に地獄のような熱さ!!!

室内に入った瞬間から、吸い込む息で肺が火傷しそうなぐらい。小さなサウナ内を移動するだけで、身体の横を過ぎ去る風が熱風となって身体をジリジリ蒸し焼く。なんとか椅子に座りこみ、身体を動かさずじっとする事で、ようやく身体から2ミリぐらいの範囲で身体の体温で薄まった空気の層が出来るので我慢の体勢が整うですが、天井から時折落ちてくる水滴や、自分の身体から落ちる水滴が、既に高温になっており、その熱せられた水滴の攻撃に我慢出来ず身体を動かす度に、今度は熱風の餌食となる。

この悪魔のようなルーティーン。

僕はこの悪魔のルーティーンに、滞在時間を計る為に置かれた3分の砂時計が、半分も落ちないうちに熱さに耐え切れず外へ逃げ出した。

「絶対に3分は無理!」

退出後シャワーで汗を流すが、既にそのお湯がぬるく感じるぐらい皮膚感覚がマヒしている。

何故か悔しいさが残り、水風呂で身体をキンキンにアイシングしてから再度スチームサウナに入るが、またしても3分の壁は超えられず・・・。

と、いう事で、地獄のような熱いスチームサウナに入ってみたい方は、是非、「みはま湯」さんに行ってみては如何でしょうか。

ちなみに、スチームサウナの営業は「火曜日・土曜日・日曜日」のみと店内に書かれていました。
あとは、もしかすると温度設定にバラつきはあるかもです。

 

投稿者:飯田

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