先週のこと、スタッフ数名で東海自然歩道の一部を歩いてきました。鈴鹿山脈の麓、西藤原駅から湯の山温泉までの約42kmを一泊二日でノンビリと。
今まで何度も東海自然歩道の看板を目にしてきましたが、ちゃんと歩くのは今回が初めて。
ロード区間も多いのですが、畑や田んぼ、街並みを眺めながら歩いていると予想以上に面白くて、車で取り過ぎていては気付かない林の植生や用水路の生物等、沢山の発見がありました。
もちろんピークハントも楽しいですが、意外と麓の東海自然歩道も魅力いっぱいですよ。
朝明渓谷から湯の山温泉に抜ける風越峠は、雨上がりのヒル祭りだったので、通られる際はご注意ください。
本日のブログでは、今季おススメのクライミングパンツの数々をご紹介させて頂きます。商品によってクライミングだけでなく登山やハイキング、普段履きにキャンプ等、色々な用途で使えちゃう便利パンツもございますので、クライマー以外の方もチェック頂ければと思います!
この記事の概略として
patagonia M’s RPS Rock Pants ■
163cm 53kg Size/28 Color:WNGY
パタゴニアが展開する数々のパンツの中でも玄人受けする一本であるのが、このRPS Rock Pants。クライマーに向けてデザインされているので、足上げのしやすいカッティングになっていたり、動きやすくて穿き心地も非常に軽やかなので、実はハイカーさんにも人気のパンツなのです。
横並びに配された前後のパンツは、一見すると一つに繋がっているように思えるのですが、ちゃんと分かれて配されている独特な付き方。
ウェストはコード一本で絞れる仕様で、ハーネスとの干渉が起きづらく、細いコードながらもしっかりと絞れて、緩める時もバックルパーツを指で引くだけのワンアクションでOK。また、裾にはドローコードも配されているので、裾がクライミング中の邪魔にならず、自転車シーンでは絞って膝下あたりまで捲り上げればギアとの干渉も防げます。
そして、最も特徴的なのが生地の素材。海洋ゴミとして漂うはずの漁網をリサイクルし作られた、平織りの4.4オンス・ネットプラス・ポストコンシューマーリサイクル・ナイロン96%を使用しています。故意に捨てられた、あるいは誤って流された漁網や漁具は、人が回収しない限り半永久的に海洋を漂い、ゴーストネットと呼ばれ、海の中に生きる動物たちに直接的に影響をあたえてしまいます。パタゴニアはそういった問題の解決方法の1つとして、漁網をリサイクした製品を作っており、問題を知ってもらう為の手段にもなっているのです。
patagonia Men’s Hampi Rock Pants ■
163cm 53kg Size/28 Color:TDT
個人的に、これからの暑い時期に愛用しているサラサラ系クライミングパンツ。ナチュラルな質感と癖の無いデザインにより非常には着回しがしやすいので、言われなければクライミングパンツとは分かりません。
Color : INBK
しかし、パンツを畳んで横向きに置いてみると、ちゃんと膝回りの立体裁断が形取られており、ストレッチ性も備えた生地と相まって動きやすさは抜群に良いんです。
私の最もお気に入りポイントはHampi Rock Pantsの生地。素材の一部にオーガニックヘンプが使用されており、麻特有の質感とコットンより優れる吸湿性は湿気の多いに日本の夏にはうってつけなのです。化学繊維程の速乾力は備えていない為、ダクダクに汗をかくような活動には向いていませんが、暑い季節のクライミングジムは勿論のこと、普段穿きにもおススメですよ。
今季はショーツも入荷しています!
Size:28 Color:ROBN
同じ生地を使用したショートパンツ、Hampi Rock Shorts■ も取り揃えております。丈感も膝に少しかかるぐらいと長め設定なので、足を出し過ぎるのは苦手…という方でも穿いて頂きやすいショートパンツです。勿論、こちらも動きやすさは抜群でございます。
THE NORTH FACE Cotton Cross Climbing Pant ■
Size:S Color:SS
ノースフェイスのコットン系クライミングパンツと言えば、コットンOXクライミングパンツでした。私が20代前半に買った同パンツは、見た目コットンパンツながらも非常にストレッチが効いていて、とにかく動きやすい。発売当時、色違いで何本も所有していたのを思い出します。その中の一本(ダックカモ柄)がズタボロになってミシンで何度も縫い直しながらも未だに現役で活躍中。今回、ご紹介させて頂いているコットンクロスクライミングパンツは、しっかりとコットンOXクライミングパンツのDNAを受け継ぎながらも、細部をアップデートし、デザイン的にも現代ファッションの潮流を上手く取り入れた物へと生まれ変わっています。
ゆったりめのシルエットながら、裾に向かって絶妙にテーパードがかかったシェイプとなっており。ハイステップ時に最も伸びが必要となる内股に縫い目を入れない設計となっているのも特徴の一つ。この作りにより、クライミングのダイナミックなムーブにもしっかりと追従してくれるので、カジュアルな見た目ながらも機能は本格派のパンツに仕上がっています。
左太腿に入ったロゴは、生地と同系色の刺繍であしらわれており、敢えて目立たせないスタイル。これにより、他メーカーとの着合わせもしやすく日常着にも落とし込みやすくなります。
ワイドシルエットなので、裾のもたつきが気になるところですが、ちゃんと裾を絞れるよう裏側にスナップボタンが配されています。
写真の様にスナップボタンでもちゃんと裾を絞れるので、足元の視界を妨げないように出来ます。また、ワイドシルエットであるが故に、中にダウンパンツ等のインサレーションパンツを穿く事も出来るので、冬の焚火シーンにも重宝します。コットンベース(綿96%、ポリウレタン4%)で作られている生地なので、化繊生地と比べれ熱にも強く、小さな火の粉に神経質にならなくて良いのでキャンプシーンにもおススメです。
素材、形、カラーリング。色々なパンツが店頭に並んでいますので好みの一本を見つけて頂ければと思います。本日のブログは、久しぶりにサンダルでノンビリ10km走ったら、思わぬ筋肉痛にみまわれている松下