少し前の話になりますが、8月末にスタッフの宇藤と甲斐駒ヶ岳&仙丈ケ岳を1泊2日でテント泊してきました。
行程はざっくり、
1日目:仙流荘バス停→北沢峠→長衛小屋テン場にてテント設営&荷物デポ→仙丈ケ岳→長衛小屋→就寝
2日目:長衛小屋→トラバースルート経由で甲斐駒ヶ岳→北沢峠→仙流荘→帰宅
という流れです。
店舗の営業終了後、宇藤の車に同乗し、バス停のある仙流荘まで向かいました。到着後、仮眠をとり、始発バスに揺られること1時間。北沢峠バス停へと到着しました。
本日の宿泊地である長衛小屋で受付を済ませ、テントを設営していざ、仙丈ケ岳へ!
登山道は比較的緩やかな樹林帯歩きが続き、個人的には歩きやすかったです。
森林限界を超え、振り返ると甲斐駒ヶ岳や鋸岳などの山々を拝むことができ、テンションMAX!。

頂上からの展望に期待を膨らませながら黙々と歩き続け、仙丈ケ岳の頂上に到着!
気になる景色は…!
真っ白でした。笑
眺望は諦めて下山し、テント場でビール&コーラで乾杯。最高でした。
二日目は甲斐駒ヶ岳は仙丈ケ岳と比べると傾斜が急で、アップダウンも多く、体力を消耗しました。
途中、直登ルートとトラバースルートで道が分かれますが、自分たちはトラバースルートを選択。頂上付近は花崗岩のザレ道で滑りやすく、ウェアなどを擦らなよう、少し気を使う場面が多いです。
頂上からの展望は、昨日と打って変わって素晴らしい景色を拝むことができました!

下山後は北沢峠バス停からバスに乗り込み、仙流荘へ向かいました。仙流荘の温泉で疲れを癒し、帰路につきました。
今回、一緒に登った宇藤は初のアルプステント泊でした。稜線上のテント場よりも、長衛小屋のような樹林帯の中にあるテント場の方が風の影響も少ないので、初のテント泊におすすめです。テント泊で肝となるのがテントとシュラフ。宇藤は今回の山行ギリギリまでシュラフを悩んでいました。
シュラフって種類も多く、選ぶのに苦労しますよね。。そんな方におすすめのシュラフをご紹介します!
Sea to Summit/Sparkシリーズ

SparkシリーズはSea to Summitのシュラフの中でも、軽量コンパクトさと優れた保温性を両立した最上位シリーズです。
シェルとライニングには極薄10D撥水ナイロンを使用し、可能な限りの軽量化をしております。
濡れに強く上質なウルトラドライプレミアムグースダウン(850+FP)を使用したり、結露によって濡れやすいフードおよびフットボックスに防水透湿素材を使用したりと、ただ軽量で温かいだけでなく、ダウンシュラフの弱点でもある結露に対して比較的強いモデルです。
保管する為のメッシュ付きスタッフバックも付属する為、使わないといはこちらに収納してあげてください。

コンプレッションできるスタッフサックも付属します。

サイズ感が結構シビアで正直使いにくいので、パッキングの際はパックライナーなどに直接シュラフを入れた方がよさそうです。
Sparkシリーズには複数の温度帯がありますが、その中でもアルプスで快適な睡眠をもたらしてくれる-1Cと-9Cの2モデルを紹介します!
Spark -1C ■
快適温度4度、下限温度-1度のシュラフです。
重量は493g(レギュラー)、そのうちダウン重量が265g(レギュラー)と、重量の半分以上がダウンとなっている為、軽いだけでなく温かいです!
キルティングにもこだわっており、上半身には、保温性に優れたボックスウォールバッフル構造を採用し、下半身には軽量性に優れたつぶし縫いのソウンスルー構造を採用しております。

ジッパーはシュラフの半分くらいまでついてます。正直、着脱はしにくいですが、その分軽量で保温性もあります。また首元からジッパーに沿う形でドラフトチューブが装備されている為、冷たい外気の侵入を防ぎ、内部の熱を逃しません。
また、ダブルジッパーを採用している為、温度調節もしやすいです。

Sparkシリーズには通常モデルとウィメンズモデルが存在します。

ウィメンズモデルは、通常モデルと比べると全長が少し短くなります。女性の平均的な体形に合わせ、肩回りは狭く、腰回りはゆったりとしたサイズ感となっています。
総重量584g(レギュラー)に対してダウン量375g(レギュラー)と、単位面積当たりのダウン量が通常モデルと比較して多くなっています。女性は男性より筋肉量が少なく冷えやすいため、このようなつくりとなっています。そういうわけで、通常モデルより対応温度温度が低く、快適温度-1度、下限温度-7度となっています。
通常モデルよりダウン量が100gほど多く、ドラフトチューブも厚みがある印象です。
男性でもウィメンズモデルを選ぶ人もいたりします。
Spark-9C ■
快適温度-2度、下限温度-9度のシュラフです。
重量は730g(レギュラー)、そのうちダウン重量が480g(レギュラー)と、こちらも重量の半分以上がダウンとなっています。
これだけ見ると-1Cからダウン量が増えただけのように見えますが、細かいところを見ると-9Cの方が使い勝手が良いです!
-9Cは保温性重視の為、全体的にボックスウォール構造を採用。多少重くなりますが、縫い目からの冷気の侵入を防ぐことができます。
-1Cでは半分までしかなかったジッパーが足元まで通っている為、温度調節がしやすいです。

暑いときはジッパー全開にして掛け布団みたいに使うのもアリです!
-1Cと同じくダブルジッパーを採用しいるので、蒸れやすい足元だけを開けることも可能です。
-9Cのウィメンズモデルは、総重量930g(レギュラー)に対してダウン量685g(レギュラー)と、通常モデルの-9Cと比べるとダウン量が200gも多い仕様となっています。対応温度は快適温度-9度、下限温度-15度となっています。
見た目もバフバフ感があり、首周りからジッパーに沿ってつけられているドラフトチューブもダウンが詰まっていることが一目でわかります!

お気づきかもしれませんが、通常モデルとウィメンズモデルでジッパーが左右逆でつけられているんですよ。
これにも意味があり、-9C以降の温度帯から通常モデルとウィメンズモデルをペアリングさせることができるんですよ!
写真のようにジッパーを完全に外し、片側のジッパー同士をかみ合わせることで完全につけることができます。


カップルでテント泊をされる方などは、-9Cのセットで使うのもよいですね!
moderateでセレクトしているシュラフはSpark以外にも良いものがたくさんあります!
スリーピングマットや枕など、シュラフ以外のスリーピングギアもお試しできますので、ぜひ店頭にお越しください!
本日のブログは可知がお届けいたしました!
