今季おススメのインサレーションウェア ~保温重視編~

拝啓

腰痛様

朝、水溜りが凍っているのを見ると、本格的な冬の到来を感じます。

今年は12月の上旬に異例の暖かさで貴方様が私の所へ来ることは無いと思っていましたが、この急な冷え込みと共に、お越しになられたという事は、今年も良い雪が降るという事の知らせになりますね。おかげさまで、私の周りでは、そのシーズンの降雪量を知るバロメーターとして、カメムシの大量発生よりも、飯田の腰痛具合のが当たるという声も多くなってきました。

昨年は、「ギックリ腰」という姿でお越し頂いたことに、ただただ驚いた事を覚えていますが、今年はジワリジワリと炙り焼くようにお越しになるとは。
しかも、一度目のお越しになられて私の腰にしばらく滞在されたかたと思えば、フッと居なくなっり、また、急に来られる2段構え・・・。

これで今年もしっかりと雪が降ってくれるのであれば、雪遊びが大好きな人々にとって非常に喜ばしい事である為、昨年同様に、私が腰を痛める事はやぶさかでは無いのですが、ただ、正直に申し上げれば、二段構えは、かなりキツイわけで。

その証拠に、日常の生活の中で、こんなにもNEW-HALEを貼っている時間が長くなると思っていませんでしたが、逆を言えば、NEW-HALEのお陰で貴方様とも上手く付き合っていける事に確信を得ました。

今年も、しばらくは貴方様と一緒に生活する事を楽しみますが、どうかお手柔らかにお相手して頂ければと思います。

 


今季おススメのインサレーションウェア ~保温重視編~

先日、スタッフ松下が書いたBLOG(→■)では、傾向性を重視した商品を紹介させて頂いきましたが、今回、私(飯田)が書くBLOGでは、とにかく保温性を重視したアイテムをご紹介させて頂きます。

包み込まれるボリュームに安心感が欲しい方や極寒の中で遊ぶのが好きな方等、また、街着でもハイボリューム系ののアウターが欲しい方のご参考にして頂ければと思います!

 

HOUDINI Double Dunfri
※オンラインのショップ準備中。(ご購入希望の方はコチラ→■)

HOUDINIのインサレーションと言えば「Dunfri(ダンフリ)」。

この商品名は、スウェーデン語で「ダウン・フリー」を意味する言葉で、ダウン等の動物性の素材を一切使用していないという意味を表現したアイテム名。実際に、中綿に使用している素材はプリマロフト社の化繊綿になります。

そして、今回ご紹介しているアイテムは、そのDunfriの血を受け継ぎながら、より温かいインサレーションとして発売されているDouble Dunfri(ダブル・ダンフリ)。

Double Dunfriの中綿に使用している綿の種類は、100%リサイクルポリエステルで作られた、PrimaLoft社のBlack Insulation Rise。

ダウンと同様の暖かさと重量比ながらも軽量で耐水性に優れ、雪や雨などで濡れたとしても92%の断熱性能を維持して暖かさをほぼそのまま保つ優れもの。
その綿を、全体的に200g/m²しながら、脇下から袖内側にのみ170g/m²とボリュームを変えることで、見た目的スッキリ感と脇下のムレ感を軽減してくれます。

また、デザイン的に観られがちなツートンカラーの部分は、肩から袖外側に非常に耐久性の高いSwitch Wovenを使用し、その他の表生地と裏生地には軽量で丈夫で滑らなか肌触りのSpinner Ripstopを使用しています。

袖を通した時に感じる腕を包むようなムチムチとした気持ち良いボリューム感。顔や頭を覆い隠す襟高とフードのデザイン等、フィールド以外にも着たくなる1着です。


(179cm / 65kg / size:M)

 


THE NORTH FACE / Aglow Doublewall Jacket(→■)

THE NORTH FACEが作るアルパインスタイルの防水ビレイヤージャケット。

先にご紹介したHOUDINIのDouble Dunfriと同じ、PrimaLoft社のBlack Insulation Riseを、GORE-TEX INFINIUMで包み込んだアイテム。


(179cm / 65kg / size:XL)

これだけ聞けば、「GORE-TEXのINFINIUMを使った中綿ジャケットね」ってなる方も多いと思いますが、この商品の特徴は、そのGORE-TEX INFINIUMを表地と裏地に使用しているという点。

そう、本来であれば表地にしか使用しない素材を、あえて内側にも使うという変わり種。

もともと、ハードシェルの上から着る事の多いビレイヤージャケット。時に、そのハードシェルが雪や氷等によって濡れてしまっている事がある中で、両面GORE-TEXにする事で、その濡れを気にする事無く羽織れる凄さ!また、内側にGOREを用いる事で濡れに対する防御力のアップ以外に、着用した瞬間から身体側の熱を効率よく保持してくれるメリットもあります。


(※Teton Bros. / TB JACKETの上から着用)

これだけの生地スペックと中綿のボリュームがありながら、7デニールの極薄ナイロンに70デニールリップストップを使用し、また、内側の素材には13デニールの薄手ナイロンを使用することで、しなやかな着心地を保ちながら、軽量性と携行性にも非常に優れたアイテムとなっています。

 


Teton Bros. / Hoback Over Hoody(→■)

見た目ダウンのような作りをしていますが、コチラもプリマロフト社の化繊中綿を使用したアイテム。先の2つと違うのは、非常に断熱性に優れたエアロゲルをミックスしたPrimaloft Thermo Plumeを使用している点。
エアロゲルに関しては、先日、松下がアップしたブログでも紹介されているので、詳細については割愛させて頂きますが、正に、夢のような断熱素材。

その素材を使用したオーバージャケットは、グローブを着用したまま羽織れるようにと、袖口がジッパーで開口するように作られています。寒い時に、グローブを外すと一気に手の熱は奪われて身体全体の冷えに繋がる事もあるので、この仕様は非常に理にかなったデザインだと思います。

ただし、めちゃくちゃゴツいグローブの場合等の限度もありますので、もし気になる方は実際にお使いのグローブをお持ち頂きテストして頂くことをお勧め致します。

 


Teton Bros. / Bering Hoody
※オンラインのショップ準備中。(ご購入希望の方はコチラ→■)

2018年北米OR Showで「Best In The Show Award」を受賞したHYBRID DOWN HOODYの基本的なデザインを使用しながら、さらなる高みへと、中綿を素材を米国アライド社製850フィルパワー撥水ダウン(100%)に変更。この変更により、Mサイズで50グラムの軽量化をしつつも、Teton Bros.史上最高の暖かを提供。

今回ご紹介したハイボリュームのインサレーションの中で唯一のダウン100%。


(※Teton Bros. / TB JACKETの上から着用)
(179cm / 65kg / size:M)

こちらも、シェルの上から羽織れるサイズ感となっており、その包み込まれ具合と暖かさに安心化を覚える事間違いなし。

バックカントリーや冬山登山の休憩時にはシェルの上から着用したり、冬季キャンプなど極寒コンディションでも楽しめる為のアイテムとしてご検討頂き一品です。

 


寒い中で楽しい時間を過ごすのに、必要なインサレーションたち!

勿論、このハイスペックなアイテムは、街でも十分に使って頂けますので、是非、山遊びから初詣まで、ご使用頂ければと思います。

投稿者:飯田

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