今年もこの季節がやってきました。そう、冬の出張シノギングです。
「moderateのシノギングは何かが起きる。」
そう囁かれ始めてから数年。今回も期待を裏切らない天候となりました。

集合場所は東海地区の砂防の聖地、羽谷だんだん公園。しんしんと雪が降る中、いつもの様に柳谷氏からの凌とシノギングについてのお話し、モリカツ氏による読図講習を行いました。
きっと初めて参加された方は思ったかもしれません。「いつ歩き出すのだろう?」と。
歩き出しそうで、中々歩き出さないのがシノギングです。
諸所の準備をきちんとやって、まごつかいようにするのです。

降ったり止んだりを繰り返す雪の中、読図をしながら今回の目的地を目指します。山の様子としては歩きにくいような場所は無いのですが、実は地図には掲載されていない道が存在するので、その道が自分達が行きたい場所へ向かう道なのかを判断しながら進まなければいけない少し意地悪なコース設定。

途中で現れる案内表示版も大きなヒントになります。現在地に目星をつけて、進みたい方向と道の行き先が合っているのか。入念に確認しながら進みます。

要所要所で地図をチェック。皆様お気づきでしょうか。そうです。雪が増えております。積雪を避ける為、今回の山域をチョイスしたのですが完全に裏目に出ました。
いや、こうなる運命だったのかもしれません。天気予報では朝だけ雪マークで昼に向かって止む予報でしたが、そんな様子はいっこうに無く….

あれよあれよと雪化粧が施された山へと変わっていきました。スタート時、見えていた地面は完全に雪で隠れてしまい、いつしかの鈴鹿山脈での雪中シノギングを彷彿とさせる雰囲気に。

とは言え、雪が降っても凌ぎます。目的地まであと少し。目印となる鉄塔まで辿り着きました。あとは狙った尾根に乗る事ができればいいだけですが、それがまた難しい。
ほんの少しズレただけで隣の尾根に乗ってしまい、登り返す事に。その後、目的のハンモックスポットに辿り着いた参加者の皆様を待っていたのは、強風でございます。笑

少し雪が弱くなってきたと思ったら、時折吹く強風。体温を奪われないよう皆アグラスカート■に身を包み、ヌクヌクモードへと切り替えます。

雪にも風にも負けていられません。柳谷氏からハンモックの張り方をレクチャー頂き、各々のハンモック設営へとあたります。


場所もそれぞれが選んだトコロで。
ハンモックに揺られながら、お昼ごはんをノンビリ食べる。最高に贅沢な時間ではあるのですが、いかんせん非常に寒い!笑
ここまで冷え込むとは思ってもおらず、トレランシューズ&防水ソックスの私の足先はキンキンに冷えてしまいました。

とにかく寒い時は、火が欲しくなります。恒例のモリカツ氏によるナイフ&ネイチャーストーブ講習会も開催。効率的に着火する為の木の選別から組み方まで。化学的理論に基づいた内容を学ばせて頂きました。

帰る頃には雪が完全に止み、青空が見えてきました。さっきまでの悪天候が嘘かのようにコンディションが回復。スタートからこの天気が良かったのに…と思う反面、いつも起きる「何か」を期待していたりもして…。今回も創造を裏切らない内容となってくれました。笑

極寒の中での開催でしたが、参加者の皆様には満足頂けた様子で何よりです。初参加の方はこれに懲りずに次回もよろしくお願いします。(暖かい日のシノギングも是非体験してください。)
何度か参加頂いているベテラン勢の皆様、是非今後もご自身のシノギングを深めていってください。「凌は美学」の言葉を忘れずにローカルな山域を凌いで頂ければと思います。
次回のシノギングは春の会を予定しております。また、改めてHPやSNSにてご案内させて頂きますので、よろしくお願いいたします。本日のブログは松下がお届けいたしました。
