雨を楽しむ為のハードシェル レディース編「ストレスの無い凄さ。ARC’ETRYX Women’s Beta Jacket」

先日、四日市の運動公園を走っていると、競技場からこんなスピーチが聞こえてきた。

「4年振りとなる、○○高校の記録会を本日開催いたします!」

おそらく、高校の体育祭にあたらる行事なのだと思うのだが、4年振りと聞いて色々な事を考えた。

この行事を知らずして高校生活を終えた子供達もいれば、全く経験をした事もない行事を、3年生だからという理由で指揮をする生徒達もいる。

コロナによって多くのスタンダードが書き換えられ、良くなった事もあればそうでない事もある。そんな事は、多くの方が経験して知っていると思うが、やっぱり子供たちにとっては、少し可愛いそうな変化が多いように思う。

もちろん、コロナによって色々な経験を遮断された子供達からしてみれば、その中で生活した事の全てが、彼・彼女らにとってのスタンダードであって、悲観的に捉えているは、おそらくその周りだけ大人だけだと思う。

ただそれでも、くだらない話で盛り上がれたあの頃。深く考えずに目の前の事に頑張れた事。興味があるモノを目の前にして、背伸びして興味がない振りをしてカッコつけていた時のダサイ自分。今思えば、あの頃の経験が今になって活きている事も沢山ある。だからこそ、今の状況をつい自分の尺度で考えると、何か大切なモノが足りてないのではと心配をしてしまう。

と、ここまで書いてみたものの、そもそも、僕らが学生の頃になかったスマートフォンやSNS等で、今と昔とではコミュニケーションのカタチが大きく変わっているから、逆に僕らが経験出来ていないことも、きっと沢山しているとも思えてきた。

なんだか、結果的に僕は、ここで三歩進んで二歩下がったような事をただ書いているだけだと言うことに気がつく。無駄な文章をダラダラと書いたけれど、正直、消すのも勿体ないし、あえて残しておくことにする。

せめて、プラス要素を生み出すのであれば、人の価値観やスタンダードは長い時間をかけて変化していくモノだと改めて感じたし、色々なところで、常に変化を意識し、昔はこ~だった!とか、これが、当たり前なんだ!と思わないようにしようと思った。

本当に、どうでも良い話でスミマセンでした・・・。


雨を楽しむ為のハードシェル レディース編「安心と信頼の1着。ARC’ETRYX Women’s Beta Jacket」(→■)

前回私(飯田)が書いたBLOGの続きとして、女性モデルのレインウェアーをご紹介させて頂くシリーズ第二弾として、今回はARC’TERYXのWomen’s Beta Jacketをご紹介。

ARC’TERYXがGORE-TEXを使う理由

ARC’TERYXは、世の中にあらゆる防水透湿素材がある中で、一貫してGORE-TEXを使用し続けハードシェル(レインウェア等を含む防水アイテム)を作り続けています。

これについてに詳しく書くと、メチャクチャ長文になりますので、なるべく端的に書きます。(それでも少し長めの文章になります。)

1989年にクライミングのハーネスを作りからスタートしたARC’TERYXが、1995年にアパレルを作りたいと独自のアイデアをGORE-TEX社に持ち込んだことが全て始まりとなります。

ARC’TERYXの革新的なアイデアは、GORE社のモノ作りをブーストさせ、高いパフォーマンスを発揮する素材が生まれるようになります。そして、そこから生まれた素材がアークテリクスにも共有されて、その素材をベースにアークは、さらに革新的なプロダクトの研究開発を行うという共創のカタチが生まれていきました。

例えば、今ではスタンダートされているようなデザインも、その研究開発の中で生み出され、そして、ブラッシュアップされたていきました。

その1つに、ウェアーの縫い目の内側に使われるシームテープがあります。

どのような生地でも、服にしていく過程で必ず針と糸を使って縫う必要があります。防水を必要としない服であれば、縫うために空いた針の穴は、特に心配する必要はありませんが、防水性が必要な服であれば、その穴からの水の侵入を防ぐ事がとても大切となります。

縫い目からの水の侵入を防ぐ為、服の縫い合わせた部分には、内側からシームテープと呼ばれる材料をつかい縫い目にテープを貼ることで、物理的に針で縫って出来た穴からの水の侵入を防ぐ事が出来るようになります。

実は、このシームテープというのが実は厄介モノ。

いくら高透湿と言われる生地でも、テープを貼ってしまった所は透湿が損なわれます。また、服を作り上げるのに色々なパーツとカッティングを行えば、その分生地を縫い合わせる必要が生まれ、縫えば縫っただけシームテープ処理をする必要でてしまいます。その結果、ウェア―が重たくなったり、着用時の着心地を悪くしたりする事がありました。

ARC’ERYXは、着用時のストレス(着心地・透湿性・重さ等)を軽減させる為に、無駄なカッティングを減らしなっがらも立体的にウェアーを作ると同時に、そこに施されるシームテープの幅を細くする研究開発を開始。そして、アークは自社で作ったその細いシームテープの耐久性と機能を実証するため自社で研究とテストの試行錯誤を繰り返し、最終的にはGORE社を納得させ、細いテープが供給されるようになりました。

《シームテープ幅の変遷》
1998年以前 23mm ※アークが携わる前の一般的なシームテープ幅
1998年 19mm
2000年 17mm
2003年 13mm
2016年 8mm

このように研究開発を互いに共有する事で、GORE社とアークテリクスはより緊密で深い関係でつながり、その信頼の1つとして、アークはユーザーの為に、安全かつ着心地良さとパーフォーマンスが求められるハードシェルに対して自信と信頼のあるGORE-TEXを使い続けています。

ブラッシュアップされたBeta Jacket(■)

これまで、色々な種類のハードシェルを作ってきたアークテリクス。

その中でも、Beta(ベータ)シリーズは、多くの方から支持を受けた名作の1つ。今まで、軽量系のレインウェアーとして位置づけられていた2レイヤー仕様のBeta SLシリーズは、より製品を長く使えるようにと、3レイヤー構造になったは数年前。そして、近年にでは、3レイヤーの着心地と静粛性をさらにアップさせる為、内側には「C-KNIT バッカーテクノロジー」と、言われる裏生地を採用。

これにより、メチャクチャ薄いながらも柔らかく気持ち良い着心地と、高い耐久性を兼ね備えた3層構造(3レイヤー)のウェア―が誕生。それが、Women’s Beta Jacket(→■)となります。


(162cm /Sサイズ)

ストレスを生まない凄さ

正直、これから登山を始めていく!って方にとって、1着目となるレインウェアーがGORE-TEXとなると、少しご予算的に高く感じてしまう方も多いと思います。実際問題、レインウェアーに予算を割きすぎて、行動着等のウェア―にバリエーションが出せなくなる事で生まれるストレスが割りとあります。そのストレスに悩まされないためにも、本当であれば行動着にしっかりと予算を取りたいが本音。

ただ既に行動着のラインナップも充実してきた方や、安心系のレインウェアを買い替えたい方、そして、何よりもARC’TERYXの着心地や性能の拘りの結晶を味わって見たい方は、是非、Women’s Beta Jacketをチョイスして頂ければと思います。

おそらくですが、初めてアークのハードシェルを着た方は、いい意味でストレスの無い着心地によって生み出される「普通」によって、その凄さに気が付かないこともあると思います。ただ、そのストレス無い事が時に一番大事である、もしかしたら、その大切さを知るのは、他のハードシェルを使用した時に実感するのかも知れません。

そう言った意味で捉えて頂くと、一瞬お高く感じるARC’TERYXのウェア―も、長い目でみた時に、自分の中で価値観を大きく変えてくれる、とても良いウェア―であり、そのウェア―が生み出す良さによって山遊びが、更に楽しくなる事は間違いありませんよ!!

 

投稿者:飯田

 

 

先頭に戻る