8月7日(水)11:18上高地着。気温25℃湿度も無く実に快適。
早速夜なべして握ったおにぎりをかっ込み準備体操をし、登山届を出して11:53本日の目的地、涸沢へ向けていざ出発!
早く行かないと1年越しのアレができなくなってしまう!
12:13明神着。まずまずのペース。
ここでハイドレーションを仕込み、5分ほど休んで出発!
深緑の中気持ちよく歩み!?を進め12:48徳沢着。
よく脚の筋肉をほぐし、10分後に出発!と思いきや早くも脹脛に攣る前兆が現れ、しばし歩きに。
だましだましジョグも入れながら13:37横尾着。
リミットはあと2時間半くらいだろうか・・・
15分ほどマッサージやらストレッチやらジェルを補給したりなどして出発。
一歩出す度に攣りそうになりながらも、気持ちのよいシングルトラックに思わず“フォー!”とか言っていた気がする。
本谷橋14:31通過。
いよいよ脚が止まりだし、本日分で考えていた最後の行動食“CLIF SHOT BLOKS”(⇒■)を注入!(咀嚼も煩わしいほどへばっていたのでもっと元気があるうちに食べておけばよかったと後悔)
雪渓が見えてきた!なんとなくあともう少しであることを実感する。
15:54ついに到着!売店の目の前で休んでいると、突然アレのメニューを下げだしたので、慌てて購入!そう、目的はコレ!
こんな山奥でジョッキで生を飲めるなんて!!最高です!!
名物のおでんとの相性も抜群!
少ししたら待ち合わせていた友人も来て1年ぶりの再会!
楽しい晩餐となりました!
8日(木)3:30起床。気温は12℃くらいだったろうか。穂高連峰から吹き降ろす風が起き抜けの身体に凍みる。
今日は友人らと奥穂高を登頂し、そこから別れて自分はジャンダルムを通過し、西穂山荘まで行く予定。
記念の集合写真を撮り、5:05出発。
順調に高度を上げてザイテングラートへ。
そこから少しペースは落ちるもののコースタイムと同じ位で7:30奥穂高岳山荘着。
風が冷たく体温を奪われそうだったので10分ほど休憩して頂上へ向けGo!
序盤ははしごや急な登りが続き体力を奪われますが、後半は斜度も落ちゆっくり高度を上げていきます。
そして8:40遂に日本3位の高峰(3,190m)に到着!
槍を入れての記念撮影!
友人ともここでお別れ。
9:06 1日ぶりの1人旅が再開します。
序盤に“馬の背”というナイフリッジを下り、しばらくガレ場を行くと、ついにジャンダルムも間近に見えてきました!
そして向かって左に巻き、西穂側から荷物をデポして登ること5分・・・10:00遂に念願のジャンダルム(3,163m)制覇です!
また槍を入れての記念撮影。
感慨に耽るのも束の間、まだまだ先は長いので先を急ぎます。
11:34岳沢ヒュッテへの分岐にて一服。
12:06天狗の頭にて小休止。
12:48間の岳。この辺からガスで視界が悪くなってきました。
13:15(恐らく)赤石岳通過
13:47やっとの思いで西穂高岳に到着!
既に視界は0だったのでテン場目指して駆け下ります。
14:21ピラミッドピーク通過
14:39独標着。本日ラストの休憩。
15:13丸山通過。
そして朝の出発から10時間15分経った15:20遂に本日の幕営地、西穂山荘に到着!
疲れ果てて、19時頃には爆睡モードに入っていたような・・・
9日(金)4:00周りの登山者のヘッテンやら喋り声に起こされる。
辺りを見渡すともやがかかりまたしても視界ゼロ。
今回の旅の最終ピーク、焼岳へ向けて5:35出発。
うっそうとした樹林帯を時には藪漕ぎしながら進む。
休憩したいと思う場所も無く、ひたすら歩き続け7:47、突然緑の屋根の焼岳小屋が現れる。
向かいには面白そうなボルダーがありちょっと触ってみたかったが、地面がマディな為諦める。
ここで10分休憩しいざ出発!
晴れ間も少しづつ広がっているようだったが、山頂はガスで見えない。
それでも今日一快適な山歩きを楽しみながらひたすら高度を上げていく。
8:57山頂着。やはり視界が無かったのでそそくさと下りることに。
中の湯方面に下りていくと徐々にガスが無くなっていくのが判り、遠くには昨日登った穂高連峰がうっすらと顔を出す。
直射日光から逃げるように下り、10:53。入浴予定だった中の湯に到着。
がしかし、営業はなんと12:00から!というわけで一度上高地までバスで戻って温泉に入ろうかと思いながら中の湯バス停まで下りると、その隣の小屋の方が近くにある中の湯の分館“ト伝の湯”を貸切で利用させてくれるというので急遽そこで入浴していくことに。
薄暗い洞窟内に湯船があり、なんともワイルドな雰囲気に圧倒されながらも温泉で汗を流し、気持ちよく終われた今回の旅でした!
脚が一人紅白状態の小泉がお送りしました。
(日焼けも計画が大事です)