ここ四日市は梅雨が明けたかのようなカラッとした晴れ模様でした。
そんな気候のせいか、夏のアルプス縦走が頭をよぎり、思わず去年から気になっているテントを再び張ってみました。
“SIX MOON DESIGNS/Skyscape Trekker”⇒■
既にお馴染みのULブランドで、当店でもLunar Solo(SOLD OUT再入荷予定あり)が好評ですが、意外と知られていないこちらのモデルも実はすごく優秀なヤツなんです。
先ず同ブランドの1人用テント、タープの中では唯一ポールを2本(パーツ含め3本)使って設営するため、天頂部の空間を広く確保できる上、風に対する強度が他モデルに比べ非常に高くなっています。
またハイブリッドダブルウォール構造という珍しい作りで、正面のパネル(写真1枚目、前面の細長い台形のパネル)のみシングル、他はダブルというユニークな作りとなっています。
インナーテントはフライに縫い付けてあるので、設営はフライをペグダウンし、インナーテントの中にポールを立てれば設営完了。
慣れてしまえば一般的なダブルウォールテントの半分くらいの時間で設営出来てしまいます。
高さはおよそ114cmあるので、172cmの自分でも十分なヘッドクリアランスがあります。
前室は余裕の1.4㎡。
床面積も十分です。
インナーテントはしっかり高さのあるバスタブフロアなので、雨からの浸水も防げます。
昨年のイベントでこちらのサンプルをお借りして張った際は、プロトタイプだったのか、エントリーが片面だけしか無かったのですが、改めて張ったところしっかり両サイドにエントリーがついていました。
因みに先ほどからお気付きの方もいるかと思いますが、エアマットがぴったり2枚収まっています。
両サイドエントリーという事もありちょっと試してみたところ、ジャストで入ってびっくり!
小柄な方なら2人用テントとして使えそうですよ。
重量はLunar Soloの公表値とほぼ同じ685g。
両サイドエントリー&前室付きでこの数値は驚きしかありません。
お決まりの“ぎゅっとすればもっとちっちゃくできる”写真です。笑
パーツは別にして、sea to summitのeVENT コンプレッションドライサック [XS](⇒■)に収納したものと通常サイズの比較。
ダブルウォールの快適性とシングルウォールの手軽さを両立した、正にハイブリッドと言えるテントとなっています。
どうしても屋根だけだと虫が気になる、床無しはちょっと、というULテントを試したいけど敬遠されていた方にお勧めできるモデルです。
特にテン泊山行では必ずダブルストックという方には持って来い!
自分も物欲が再燃してきましたー!
しばらく店頭に張っておきますので、お時間があれば是非見に来てください!
既に頭の中では予算オーバーな小泉がお送りしました!