最近、暑さに負けてアイスクリームをまた食べ始めてしまっている松下です。
やはり、甘い物には中毒性があるのか…一度食べ始めてしまうと止められません…。
「ダメだダメだ」と思うとより食べたくなるもので、逆に「いつでも食べられる」と思っていると
食べないものなのかもしれません。中々、欲求をコントロールするのも難しいですね。
~閑話休題~
実はコチラのブログをお読み頂いている頃、私は八ヶ岳にいます。
1泊2日でファストパッキングの旅へ。ストイックになりすぎずノンビリと行く行程で
1日目【美濃戸口~赤岳鉱泉~硫黄岳~本沢温泉野天風呂~黒百合平】
2日目【~中山~丸山~茶臼山~縞枯山~北八ヶ岳ロープウェー】
と周る予定です。
そして、今回の旅の相棒になるのが前回のブログでも少しだけご紹介させて頂いたコチラ
ANTIGRAVITY GEAR/Katahdin Stove(■)
各メーカーから出ているアルコールストーブの中からなぜコチラをチョイスしたのか。
理由は超単純です。ゴトクが要らないからです。何かと細かい作業が苦手な自分にはピッタリ。
上部のドーナッツ状になっている部分にトンと乗せて頂ければOKなんです。
そして、火力にも注目。
サイドに設けられた24コの噴出口から炎がでるので、予想以上に早くお湯が沸かせます。
作りもとてもシンプルで本体とプライマーパンという薄くて丸い下敷きの2点だけ。
これって何に使うの?と一瞬思ってしまうのですが、このプライマーパンが中々の曲者。
アルコールをこの上にも適量垂らしておいて、本体をのせて着火するとプライマーパンの
炎によって温められた本体のアルコールがドンドン気化していって安定した火力を生み出してくれるのです。
雪山等の低気温下でかなり活躍してくれそうな機能でもあります。
まさに縁の下の力持ち的な存在です。
重量は、本体・プライマーパン共にアルミで作られているので軽めの36g
と、ここまでは良いことづくしのストーブなんですが一つだけ気を使う点があります。
それは、ゴトクを必要としないが故の炎の広がりです。サイド部に炎の噴出穴が設けられているので
必然的に炎が横に広がってしまいます。
本体自体は直径約6.5cmなのでカップものせられそうなのですが、炎の広がりから考えると
乗せるコッヘルやカップの底面の直径が最低でも11cm以上は無いと炎がかなり巻いてきてしまいます。
試しにTOAKSのTitanium Cup 375ml(■)を乗せてみました。
横から見た感じは、あれ?いけるんじゃない?と思うのですが裏がしてみると
かなりピッタリめで完全に炎が横から巻き上がってしまうサイズです。
大きめのLight Titanium Pot 650ml(■)でも炎が巻き上がりそうなサイズ感です。
今回の山行では、前回のシーカヤック同様にケトルとのセットで持って行く予定です。
トランギアのケトルで底面の直径が約12cmあるのでKatahdin Stove(■)の上部直径約6.5cmと比べると
約5.5cmの差があるので若干の炎は巻き上がってきますが、使用するのに支障をきたすレベルではありません。
数字だけのお話しではイメージが湧きにくいので裏返した写真がコチラ
これぐらいの余裕があれば、炎をしっかり受け止めることが出来るので強い火力を活かすことが出来ます。
ケトルとはスタッキング時の相性も意外と良かったりします。横に寄せてあがれば余った空間に
調味料や、フリーズドライの食材を詰めたりするにも活用出来ます。
ケトルとスタッキングした状態でも164gと意外と軽め。
アルコールストーブから少々お話しがズレてしまうのですが、ケトルの良い点を考えると
「注ぐ」ことに特化させてあるところです。
山でも拘りのある美味しいコーヒーやお茶が飲みたい方には特におすすめ。
ドリップの際に垂らすお湯の量と回し方で香りや風味が大きく変わってくるので
クッカーやシェラカップ等では出来ない微妙な注ぎ加減が出来るのです。
そして、私もよくお世話になっているコチラ(■)のシリーズユーザーにもおススメです。
不器用な私は、クッカーからお湯を注ぎ入れる際にお湯をこぼしてしまって熱い思いを何度かしました。
注ぎ口が定まっているケトルでは、その様な思いもせずスムーズにご飯へたどり着けます。
何よりも山に行って火傷等のケガをするのは良くないですからね。
今頃私は、ケトルとKatahdin Stove(■)でお湯を沸かしてドライカレーを食べている頃かな….
なんて妄想しながら本日もブログを書かせて頂いております。
行動食には、山よりだんご(■)とチョコレートようかん(■)を用意して….
本日のブログは食べ物ばかり準備して他の装備品を全く準備していない松下がお届けしました。
いつも急いで準備するので忘れ物が心配です。