patagoniaのキャプリーンが変わりました。

こんばんは、飯田です。
今回の記事は、かなりの長文になってしました・・・。(完結にまとめられずスミマセン)
その分、自分で言うのもオコガマシイですが、かなり濃厚で読み応えがあると思いますので、
お時間がある時、チェックしていただければと思います。
さて、moderateのベースレイヤー部門の中で主力とも言える、patagoniaのキャプリーンが、この2015年秋冬シーズンから一新されます。
数年前に、USフィットとは別にASIAN FITモデルを発売するなど、細かいマイナーチェンジを繰り返していましたが、今回は完全フルモデルチェンジ。
そこで、先ずは感覚的にお伝え出来ればと、チャート表を私なりにつくってみました。

(以下説明は、このチャート表を照らし合わせながら、お読み頂ける助かります。)
● 呼び名の変更
従来のキャプリーンは、キャプ1(ワン)~ キャプ4(フォー)まで、数字の大小で生地の厚さをイメージし親しまれておりましたが、新しいキャプリーンは、LIGHT WEIGHT(ライトウエイト)/MID WEIGHT(ミッドウエイト)/ THRMAL WEIGHT(サーマルウエイト)と、呼び名で生地の厚さが分かるようになりました。
● モデルの統合と新シリーズ
キャプ1とキャプ2統合 >> NEW キャプリーン ライト ウエイト
変更点
⇒アジアンフィットモデルの頃のキャプ1より、生地厚が薄くなり、キャプ2のような風通りが良いモデル。
 その特徴として、物凄く小さなグリット構造が採用されております。
cp08.jpg
また、そのグリット構造と生地の薄さにより、日にかざすと、新しいキャプリーンのライトウェイトは、若干透けるぐらいの生地厚となっています。
cp09.jpg
キャプ2とキャプ3統合 >> NEW キャプリーン ミッド ウエイト
変更点
⇒アジアンフィットモデルの時の生地感とは違い、先に紹介した、ライトウェイトの構造で生地厚を増した生地感となっています。
キャプ4 >> NEW キャプリーン サーマル ウエイト
変更点
⇒実は、ココに関しては大きな変更がなく、継続モデルと言えます。
新シリーズ ⇒ キャプリーン デイリー
⇒従来のキャプリーンの良さから、普段着に着られる方も多かったと思います。 そんな方に向けて、フィットと若干のオンスを変更してキャプリーンデイリーが作られております。
● 着用時の保温性について
(上図では、保温性の感じ方について、カラーの濃淡でイメージしやすいように作っております。)
ライトウェイト モデル
・アジアンフィットモデルのキャプリーン1に比べ、新しいキャプリーン ライトウェイトは生地厚や構造の違いにより、清涼感が増しております。
ミッドウェイト モデル
・アジアンフィットモデルのキャプリーン2に比べ生地厚が少し増した事で少し保温性が増した事、また、アジアンフィットモデルのキャプリーン3に比べて、生地厚が少し薄くなった事で、保温性が少し和らぎ動けるベースレイヤーに。
サーマルウェイト モデル
また、キャプリーン4に関しましては、大幅な変更がないために、カラーチャートも同色としております。
(*)尚、これらの情報は、実際にフィールドでテストが出来ていないので、若干情報に誤差があるかもしれませんが、データを元に述べております。
● フィットの変更
数年前にキャプリーンはアジアンフィットモデルとしてフィットの改善がありましたが、おそらく色々なフィードバックを元に、改めてフィットが変更されております。
(基本は、patagoniaのスリムフィットをベースとしております。)
具体的に、アジアンフィットのキャプ1と新しいキャプリーン ライトウェイトを比べてみました。
cp01.jpg
(179cm / 66kg)
アジアンフィット モデル ⇒ XLサイズ着用
ライトウェイト モデル ⇒ Mサイズ着用
cp02.jpg
(179cm / 66kg)
アジアンフィット モデル ⇒ XLサイズ着用
ライトウェイト モデル ⇒ Mサイズ着用
cp03.jpg
(179cm / 66kg)
アジアンフィット モデル ⇒ XLサイズ着用
ライトウェイト モデル ⇒ Mサイズ着用
cp04.jpg
(179cm / 66kg)
アジアンフィット モデル ⇒ XLサイズ着用
ライトウェイト モデル ⇒ Mサイズ着用
全体的なフィット感の違い勿論ながら、袖丈に関しては、アジアンフィットモデルの時より着用サイズをダウンしているにも関わらず、若干長くなっております。
cp05.jpg
薄いグレー ⇒ アジアンフィットモデルのXLサイズ
濃いグレー ⇒ ライトウェイトモデルのMサイズ
また、新しいキャプリーンのライトウェイトモデルは、袖口にサムループがついております。
●その他の変更点 (キャプ1とライトウェイトモデルの違いについて)
・肩まわりの縫製パターンの変更
cp06.jpg
アジアンフィットモデル ⇒ ラグランスリーブでありながら、肩口にワンステッチあり
ライトウェイトモデル ⇒ 完全あラグランスリーブ
・脇下の縫製パターンの変更
cp10.jpg
アジアンフィットモデル ⇒ 一般的なパーツの寄せ集めたパターン
ライトウェイトモデル ⇒ 脇腹から脇下・袖口までマチを持たせたパターン
⇒ これらに構造の違いにより、腕上げ感が良くなった事と、袖の窮屈感が改善されております。
● 総評として
・従来のアジアンフィットモデルもフィットが日本人に適して良かったものの、
 今回のアプデートで製品がよりブラッシュアップされた事により、
 ある意味「パタゴニアらしい」フィットが復活した事が、ファンとして嬉しい点。
・アジアンフィットモデルの時のキャプ1が少し厚手に感じていた方には、
 今回のライトウェイトは非常に喜ばしいと思う。
 ⇒ トレイルランニング等の、ハイハートレイトで動くアクティビティーにも積極的に使える!
・アジアンフィットモデルのキャプ2の、あの独特の通気性と着用感がなくなった事は少し寂しいものの、
 グリット構造をもって、あの通気性が全てのラインナップで受け継がれている事が◎
・環境へのダメージが軽減さらた!
 ⇒ 実は従来のキャプリーンは、お店に納品された際、一つずつビニール袋でパッケージされていましたが、
   新しいキャプリーンのパッケージが、どの国や地域でも再生されやすい紙を使用。
   また、箱の成型に接着剤を使用しな事も◎
 ⇒ 製品を構成する生地も、従来の物に比べリサイクル素材を積極的に使用
数年前にアジアンフィットモデルがリリースされた時に、多くのお客様に買い替えや買い足しをして頂いておりますが、今回の新シリーズも実際にチェック・テストして頂くのに相応しいアイテムにアップデートされております。
是非、タイミングがあればお試し頂ければと思います。
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