「Lithic Comp Jacket&Pant」立山でのインプレ

こんばんは、飯田です。

今回の寒波のおかげで多くのゲレンデで雪が潤ったようなので、タイミングがあえば近場のゲレンデでライディングを楽しみたく、ウズウズしています。
しかも、来週末も寒波の到来で冷え込みそうですしね~!
そんな中、興奮を煽るようにBURTONからはTHE THROW BACK130が届きましたが、

お知らせをする間もなく即完売・・・。
どうも、来年は通常ラインで発売を予定しているそうなので、しばらく我慢をしようかと思っております!
さて、本日はARC'TERYXの「Lithic Comp Jacket & Pant」についてのインプレ!
以前BLOGでもこちらの商品についてご紹介(→)をさせて頂いており、少し口説いように思われるかもしれませんが、今まで世にあまりなかったアイテムだけに、少しでも多くの方に知って頂きたく、よりタイムリーな情報として、インプレを書かせて頂きます。
*いつもの如く、長いブログとなっています。(本当にスミマセン)
「Lithic Comp Jacket & Pant」について簡単なおさらい
 *ウェアーの特徴などは、コチラの記事(→)でご確認下さい。
 
  • GORE-TEXとソフトシェルの夫々の特徴を活かし、適材適所でそれらを使い分けた、全く新しいコンセプトのウェアーである事。

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  • GORE-TEXを使用しているものの、ソフトシェル部分とのコンビネーションウェアーである為、完全防水のハードシェルウェアーとは言えず、ソフトシェルの進化系というアイテムである事。
  • GORE-TEXとARC'TERYXが共同開発した、ARC'TERYXのエクスクルーシブなアイテムという事。

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テストしたフィールド 

  • 場所/日程:立山 / 11月26-27日
  • 天候と気温

1日目:湿雪(バックパックの中身が軽く濡れる程度の水分が非常に多い雪)|気温:不明
 
2日目: 晴天|気温:-7~-10度ぐらい| 稜線のみ爆風
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(下から稜線を見て、雪を巻き上げるほどの風)
立山でのレイヤリング

  • ベースレイヤー:ibex / M's Woolies 150 Zip T-Neck Stripe (→
  • ミッドレイヤー:BLACK DIAMOND / CoEfficient Jacket(→
  • アウター:ARC'TERYX / Lithic Comp Jacket & Pants(→ &

 =携行品=
 patagonia / Hi-Loft Down Sweater Hoody(SOLD OUT)
 *今回は使うシーンは無かったが常に携行いているアイテム。
 
 ARC’TERYX / Atom LT Vest(→
 *これに関して言えば、ベース地点にデポしたアイテムで行動中は携行していなかった。
Lithic Compの防寒性について

  • 一般的な3レイヤーのハードシェルとほぼ同じと考えてよい。
  • ダウンや中綿のインサレーション、フリースのようなアイテムと違い、ウェアーが暖かさを蓄積するようなアイテムではないので、その時に適したレイヤリングを行えば、基本的に問題はない。

Lithic Compの防風性について

  • ウェアーのフロント面は全てGORE-TEXのハードシェルの為、防風性は非常に高い。

『Lithic Comp Jacket』

  • ソフトシェル部分が背中面であり、バックカントリーをする際、多くの時間でバックパックを背負っている事で、バックパックを背負っていれば、爆風の中でも寒さを感じる事はなく、逆にバックパックを降ろした際は、ベンチレーションが解放されたかのように、抜けていくのが多少なりと分かる感じ。尚、この時に急激に風が入ってくるので、背中が急激にクールダウンされる感じがある。(一般的なハードシェルの時よりもその差が激しく感じる。)

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『Lithic Comp Pant』

  • 裏太ももからひざ下にかけて、ソフトシェルとなっているが、ここが風に吹かれて寒いと感じる事はなかった。

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Lithic Compの防水性

  • 1日目の天気は、バックパックの中身が少し濡れるほどの湿雪で、ウェアーも新しく、撥水効果が高かった為か、ソフトシェル部分から濡れてきて、インナーが濡れて困るような事はなかった。

  
ベンチレーション
『Lithic Comp Jacket』

  • フロントに、裏地がメッシュ地になった、ベンチレーションを兼ねた大きめのポケットがある。

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  • ここを開けることで、左右のベンチレーションから蒸れが放出されるのと、背中のソフトシェル部分から抜けていくような感覚があり、かなりのクールダウンが出来る。

『Lithic Comp Pant』

  • 今回の立山では、無風地帯でのハイクアップ時に、サイドのベンチレーションを数回開けたが、それ以外はオーバーヒートする事なく、あまりベンチレーションを使う機会がなかった。

  (パンツのベンチレーション効果に関しては、春のバックカントリーのような気温が高い時のがテストに向いていると思われる。)
その他
『Lithic Comp Jacket』

  • 内側のメッシュポケットは、薄手のグローブ等を入れるのに非常に便利で、ジッパー等がなくても意外と入れたアイテムが落ちなかった。(入れるアイテムによると思う)

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『Lithic Comp Pant』

  • 裾のゲータの短さは全く気にならない。

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  • ゲータの裾を絞った際のドローコードの飛び出しが少しみっともない。

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総評として

  • 雪の降る環境下で、比較的運動量(ハイクアップ等)がある場合であれば、かなり積極的に使えるウェアーである事。
  • ゲレンデライド等の運動量が比較的に少ない場合でも、レイヤリング次第で問題なく行ける。(エスケープ出来るような環境であればなおさら)
  • 雨の日でもゲレンデ滑るという方は、その時だけは、一般的なハードシェルを着用する事をオススメします。
  • テストした時よりも気温が低い状態・過酷な条件が、まだまだ未知数である事。
  • 使用環境化にもよりますが、このウェアーのみで、シーズンを乗り切るには少し心もとない点もあります。ただし、2ndウェアーという程、使用用途が限られているわけではないので、かなり、使えるウェアーだと思います。

いつも、長いブログを最後までお読み頂き、ありがとうございました。
 

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