ウールで快適に過ごす。 smartwool メリノスポーツ シリーズ

メリノウールをシーズン問わずに使うために

当店によくご来店頂けるお客様の間では、メリノウールが良い素材である、というのが共通の認識としてお持ちいただいている印象をうけます。また個人的にも、メリノウールを登山を始めとしたアクティビティの際に着ることが多く、その着心地の良さから普段も着ることがあります。より多くの方にメリノウールの良さをお伝えしたいと思い、店頭では良くお話することが多い内容になってしまいますが、メリノウールの使い勝手が良いことを想像できるようにご説明できればと思います。今回は一枚目に試しやすい、メリノウールのベースレイヤーとして、smartwool メリノスポーツ シリーズをご紹介します。


(165cm、55kg、XSサイズを着用)

 

今からの時期も着れるメリノウール smartwool メリノスポーツ シリーズ

これから、夏にかけての暖かいシーズンに快適に過ごすためにウールのベースレイヤーを選ぶなら、薄手で肌触りがよい、通気性の高いモデルがおすすめになります。その条件を満たすのが、今回ご紹介するsmartwool メリノスポーツ シリーズになります。

一般的に、山で着るようなベースレイヤーは、体に沿うようなぴったりめのフィット感のものが多くなっています。かいた汗をウェアに吸わせるためであったり、レイヤリング時のごわつきを防いだりするのは細身のフィット感のベースレイヤーです。寒い時期に着る場合はピッタリとしたフィット感なら、体温も保持してくれます。

登山のシビアなシーンで着る場合は、ぴったりめのサイズがおすすめできますが、そうでないシーンでよりカジュアルに着る場合ならゆったりめを選んでも良いかもしれません。

もし仮に、少し余裕を持ったゆったりめのサイズでお選びいただければ、空気が裾や袖口から入り込むため、暑い時期に涼しく快適に過ごすことができます。加えて、汗をかいて濡れた生地が、肌から離れやすいのもゆったりサイズを選んだ際の特徴になります。

また、別の側面としてベースレイヤーを山だけでなく普段も着たい方、山を降りたあとに温泉などに立ち寄る際の見た目のカジュアルさをお求めの方にも、普段着のようなゆったりフィットがおすすめできます。

細かい体温調節、日よけとして


(150の厚みのモデルはUPF20+と、ある程度の日差しに対する備えになります)

また以前のブログでもご紹介した通り、ゆったりサイズの長袖を選べば、中に半袖やノースリーブを着ることができるため、活躍の幅がより広がります。smartwool メリノスポーツ シリーズはベースレイヤーとして作られていますが、フリースなどと比較して細かい体温調節ミドルレイヤーとして着てしまうこともできます。

また、後程ご紹介しますが、生地の厚み2種類の内、150のモデルはUPF20+とある程度の日よけ効果も備えています。例えば、山の稜線を歩いている際に日が差し、風が穏やかな場合だと、防風のウィンドシェルを着てしまうと暑さを感じる場合もあります。smartwool メリノスポーツ シリーズのようなベースレイヤーなら、風は取り入れながらある程度の日差しは遮ってくれるため、オーバーヒートを防ぐことができます。

生地の厚み、素材の違い

メンズ メリノスポーツ120ロングスリーブ(クルーネック)


(通気性、涼しさを優先するため、見た目のカジュアルさ優先で、ゆったりめのSを着用)

生地の厚み、形で大きく2モデルに分かれます。モデル名の「120」は生地の厚みを表しており、1m平方の生地が120gの重さになる生地のことを指しています。かなり薄手の生地になるので、夏場でも着れるメリノウールのベースレイヤーとして選ぶのにおすすめです。また、生地の肌触りを損なわないように、メリノウールに植物由来の天然の速乾素材であるテンセルを混ぜています。

こちらのモデルは、体にフィットする形を採用しているため、画像ではあえて1サイズ上のSを着用しています。サイズ選びの際に参考にして頂ければ幸いです。

メンズ メリノスポーツ150フーディー(フードあり)

「150」は生地の厚みが少し増しており、素材もメリノウールに加えて、耐久性と速乾性のためにポリエステルをブレンドしています。先にもお伝えしていますが、この厚みだとUPF20+を備えているため、日差しに対するちょっとした備えとしてもおすすめできます。また、フードが付くベースレイヤーは、日差しや耳周りの寒さをフードの着脱によって手軽にカバー出来るため、使い勝手が良いのも特徴になります。

ただ、下の画像のように生地の厚みに関しては、ほんの少しの微妙な差になります。使用する用途にあわせて、よりよいモデルを選んでいただくためには一度手にとって触れた感覚で確認していただくのがベストかもしれません。


奥が150、手前が120です。風合いを含め画像だと伝えきれない部分もあるため、是非お手に取って確かめてください。

また、スタッフにもウール愛好家が多く、当店では様々なブランドのメリノウールをセレクトしています。そのため、まず始めにどれを選んでいいか、選ぶのが難しいという意見をチラホラと頂いています。他ブランドでも同様の、「ウール素材の薄手ベースレイヤー」(Tetonbros、icebreakerなど)をセレクトしておりますので、気になる方はお問い合わせ、もしくは店頭で気軽にご質問いただけると幸いです。その際は数あるブランドや、そのモデルの中から用途にあったおすすめを提案させて頂きます。

本日のブログは井戸田がお届けしました

先頭に戻る