先日の水・木曜日と、福井県のスキーJAM勝山にてBURTONの来シーズンモデルのテストライディングを行ってきました。
兎に角、スノーボードのパイオニアだけあって常に面白いアイテムが多く、来シーズンもワクワクするアイテムが多いのですが、先ずは何と言っても気になるのは、バートンがこのタイミングで再度リリースする、ステップインシステムでもある、「STEP ON(ステップ オン)」ではないでしょうか。
最初この情報を聞いた時に、一度販売を止めてしまったアイテムを再度発売する事へのネガティブなイメージしかありませんでしたが、逆を言えば、そのネガティブな所があっても再度挑戦するその勇気と自信の表れでもあるのではとも思っています。故に、実際に使用した感想としては、非常に安い表現と言葉になりますが、「兎に角、めちゃくちゃ良い!」この一言につきます。
ライドフィールやその動画は、既に多くの方がアップしておりますので、そちらの情報や動画をみて頂きながら今回のブログでは、ブーツとバインの簡単なラインナップと、ステップオンする時のロック機能について、少しご紹介させて頂ければと思います。
●STEP ONのブーツについて
ブーツはメンズ・レディースあわせて、夫々2モデルずつ、合計4種類のブーツが発売されます。
<MEN’S>
・PHOTON STEP ON
・RULER STEP ON
<WOMEN’S>
・FELIX STEP ON
・LIMILIGHT STEP ON
(写真:PHOTON STEP ON)
●STEP ONのビンディングについて
ビンディングは、メンズ・レディース共に夫々1モデルずつ、合計2種類のビンディングが発売されます。
<MEN’S>
・MEN’S STEP ON
<WOMEN’S>
・WOMEN’S STEP ON
(写真:MEN’S STEP ON)
●ロックシステムについて
ヒール側は、ブーツの踵(アキレス腱のすぐ下ぐらいの位置)にロックが1つと、トウ側は、親指と小指の側面辺りにロックが二つずつ、合計3つのロック機能で固定されます。
(ヒール側のロック機能)
クリップみたいになっている部分は、パンツの裾をロック機能に巻き込まないようにする為のクリップとなります。
↓この写真の右足のように使用します。
(トウ側のロック機能)
そして、ビンディング側に上で紹介した箇所を固定する為の機工が夫々にあるわけですが、メインはヒール側のロックとなります。
ヒール側のロックは3段階でロックする機能となっており、1段階でもロックが嚙めば、ちょっとぐらいであれば、そのままライディングできてしまうのが驚き!
トウ側のロックは特別なシステムがあるわでなく、ビンディング側のロックパーツのテンションでブーツを固定するようなイメージとなります。
手前右側にあるの紺色のパーツ(ウィングみたいなパーツ)でブーツの金物部分をパチン!と挟むだけです。
他社のステップインブーツに比べ、ロックシステムが足裏ではなく、ブーツの側面にある事でブーツの履き心地が通常のブーツと全く変わらない事と、ビンディングの足を置く部分に沢山雪がついていても、ステップオン出来るというメリットもあります。
個人的には、足裏感覚が今までのブーツと全く変わらない事に安心感があり、また、ステップオンの脱着が想像以上にイージーな所が良かった点の一つでもあります。
慣れてしまえば、リフトを降りた時のあのスロープでステップオンが完了出来たり、緩斜面をスケーティングして滑り出しの所へ移動しながら、ビンディングを装着出来るあの手軽さや、ステップオンする時の音が心地よかったりと、上げだせばきりがないぐらい!!
これから、チャンスがあれば色々な動画を撮影出来れば良いのですが、今回撮影してきて中で、ヒール側のロックが噛んでいく様子が非常に面白かったのでご紹介させて頂ければと思います。
(音ありで見て頂くと、ロックした瞬間がよくわかります。)
●注目して頂きたいのは、後半のスローの場面
▼33秒
先ず前足が一度ヒールをロックします。
▼37秒
前足のトウ側をツイストしいながらロックします。
⇒ブーツをよく見て頂くと、トウ内側ロックする瞬間が少し分かります。
▼54秒
この少し前から後ろ足をステップオンしようとする中で、この54秒の所で前足のロックがさらにハマっていく様子がみれます。
▼55秒
ここから、後ろ足のヒール側のロックが始まります。ここのシーンで、どのように3段階ロックするかが良く分かると思います。
▼1分過ぎ
ヒールをロックした後に、つま先を外側・内側と傾ける事で、夫々がロックします。この時の様子は、音をしっかり聞いて頂くと、ハマる瞬間がお分かり頂けると思います。
この動画、スロー撮影をしているので実際はここまで約5秒も掛かっておりません!
もう、正直ダラダラとブログを書いておきながら、本当にその凄さと快適さが上手く表現出来ておらず反省をしておりますが、気になる方は、是非、お店でご質問頂ければと思います。