我が家のお隣に住まわれている今年で92歳になる「おばちゃん」
世間一般の年齢的な区分で言えば、「お婆ちゃんやお婆さん」にあたるのかもしれないが、飯田家は、昔も今も「おばちゃん」だ。むしろ、「おばちゃん」という単語は、僕たちにとって年齢の区分から言われる総称というよりも、その方の固有名詞的なモノであり、他の方に使う「おばちゃん」とは意味が違ってくる。
全く血縁関係も無いのに昔から飯田家を面倒みてくれて、僕ことを、孫のように可愛がってくれている。そんな「おばちゃん」は、バレンタイデーが近づいてくると毎年必ずGODIVAのチョコレートをくれる。
中学生だった頃の僕にとってGODIVAのチョコはあまり美味しくなかったし、高校生の頃は逢って話すことも少し気恥ずかしく敬遠してたのに、それでも必ずGODIVAのチョコをくれた。それは社会人なっても続き、僕が結婚して年を重ねても必ず2月14日が近づいてくるとGODIVAのチョコをくれる。僕にとって実の母親や奥さんよりも、おそらく、生涯で一番バレンタイデーのチョコをくれる方になると思う。
そんなおばちゃんが、今年もGODIVAのチョコレートをくれた。
僕が家の物置の掃除をしていると、腰を曲げながら白い高級感のある紙袋を持って、その物置の所に来ては、「ほれ、これタカシの」と、その袋を手渡してくれた。僕は「いつも、ありがとう」と、言うと、「今年で最後になるかもなぁ~」なんて言ってきたが、それも、かれこれ4~5年言っているような気がする。「来年もちょうだいよ」と言うと、そんな事はお構いなしに僕に近況話しをしてくれる。
昔、苦手だったGODIVAのチョコレートも、数年前からようやくその美味しさが分かるようになった。
おばちゃんが僕にとって一人の人を指す言葉のように、GODIVAのチョコレートの味も僕にとって大切な2月14日の思い出の甘さになっていくと思う。
この記事の概略として
テクニカルなのにリゾートでもハマる。
NORRONA tamok Gore-Tex Pro Jacket & tamok Gore-Tex Pro Bib
今年のスノーシーズンは、近年稀にみる良いシーズンだと思う。立春を過ぎて少し暖かさも感じるようになったが、それでも、またしばらくフレッシュな雪が積もりそうな気配が満点。
これだけ雪が降り、オリンピックで胸を熱くすれば、しばらく雪遊びをお休みしていた方も「ひさしぶりにスノーボード(スキー)に行きたくなったし、久しぶりに遊んだら、やっぱり面白くて!」と、お話しをしにお店に遊びに来ては、「だから新しいギアが欲しくなった。」と、言われる方が増えている。
昔みたいに頻繁にウェアーやギアを買い換えることが出来なくなったけど、長く使う為にも良いものを選びたいと言われるお客様も多く、機能面や耐久性、あとは大人なデザインを求めてアウトドアブランドのウェアーをチョイスして頂いている。
今日は、そのような感じで悩まれている方の為に、NORRONAの tamokシリーズ(■)から出ているウェアーをご紹介させて頂きます。
哀愁漂うウエスタン調なデザイン
NORRONAは、使用シーンや目的に合わせてウェアーのデザインや仕様を変えており、それぞれにシリーズの名前が付いている。そのNORRONAでスノーウェアーと言えば、lofotenやlyngen等のテクニカルなシリーズがバックカントリーユーザーの間で人気。ただ、今回ご紹介するtamokシリーズが、数年前よりウエスタン調のカジュアルなデザインになった事で、バックカントリーでも使えてリゾート(スノーゲレンデ)でもハマるシリーズとして新たなにNORRONAファンを生み出している。
見た目とは裏腹に強靭なつくり
tamok Gore-Tex Pro Jacket(■)
素材は表地に70デニールのリサイクルナイロンを使ったゴアテックスプロのモストブリーザブルテクノロジーをベースに、擦れやすく消耗しやすい肩と肘の切り返し部には、同じく160デニールのゴアテックスプロのモストラギッドテクノロジーで補強。
新しくなったゴアテックスプロの2種類の素材を適材適所に配置し、高い防水透湿性、防風性、耐久性を実現。
スマートな身幅と長めの着丈
強靭な素材で作られたtamok Gore-Tex Pro Jacketは、北米系のウェアーに比べて身幅が気持ち少し細目に作られています。個人的な好みはあるものの、脇下周りの作りが無駄にダボダボしていないので、バックパックを背負った時のダボつきが少ないのはBCユーザーでも嬉しいのではないでしょうか。
また、お尻を覆い隠す印象的な着丈。おそらく、初めてご試着される方は、「長い!!」と思われと思います。事実、僕もそう思いましたが、実際ゲレンデで着用してみると、お尻を覆い隠すことで腰回りを中心に暖かさを感じると同時に、そこから生まれる安心感に驚くと思います。
(179cm / 65kg / size:M着用)
安心感しかない
tamok Gore-Tex Pro Bib(■)
ジャケットを遥かに超える、200デニールのリサイクルナイロンを表生地に使う事で、ツリーランや岩に挟まれたシュートなど、さまざまな条件下でも安心して攻めたラインを選択できます。
収納力が高いビブのポケット部分
デザインとしても可愛いビブのポケットは、スナップボタンのフラップ付きとジッパー付きの二層式。リップやお菓子等の小物がポケット中で迷子にならないように、便利なオーガナイザーも配されています。
腰と太もも周りのポケットに気の利いた4ウェイストレッチ素材の背面
ビーコン等を入れるのに最適な腰のポケットに、丁度良い高さに配された太股部分のカーゴポケット。何気ない高さと絶妙な角度で取り付けられたポケットは、リフト乗車中等も含め非常にアクセスがしやすいのも特徴のヒトツ。
200デニールという強靭な生地を使いゴワつき感も多少否めないが、4ウェイストレッチ素材の背面がライディング中に屈曲する腰を追従し、想像以上にストレスの無い穿きご心地を提供してくれます。
サイズについて
ウェアーをテストさせて頂いた時、「海外サイズ=Mサイズ」の僕にとって迷うことなく、そのMサイズを着用したが、実際に別日にLサイズを着てみると、スノーボーダーにも好まれるゆったりサイズで着用でき、結果個人的にはLサイズだったと思っています。
(179cm / 65kg / Lサイズ着用)
正直、サイズは物凄く難しいと思います。
実際に、スマートに着られたい方は、通常の海外サイズの服(ウェアー)を選ぶ感覚でお選び頂いても良いと思いますし、少しルーズ感が好きな方は、通常の海外サイズの服よりも1サイズアップでも良いと思います。
少し懐かしさを感じるデザインと色使いのNORRONA / tamok Gore-Tex Pro Jacket & tamok Gore-Tex Pro Bib。バックカントリーを主戦場にスノーボード・スキーを楽しまれているであれば、もう少し軽いウェアー(lofoten・lyngenシリーズ)がお勧めですが、ゲレンデライドでの使用が多いのであれば、個人的にはNORRONA / tamok Gore-Tex Pro Jacket & tamok Gore-Tex Pro Bibがお勧めとなっております。
投稿者:飯田