この時期の山は短パンで遊ぶ事が多いと思いますが、テント泊が絡む山行の場合、プラス、ロングパンツが必要となる方が殆どだと思います。勿論、それを見据えて端からロングパンツで行動する人や、レインパンツで代用する人、タイツを持って行く人、ウィンドシェルパンツを持って行く人など、人の悩みとストレス、それを解消するアイデアで様々なスタイルがあります。
今回ご紹介するTeton Bros.のRun Pant(→■)は、まさに、そのスタイルの中に加えて頂きたい製品のヒトツ。
本来は、その名の如くランニング用のパンツ(短パンでは走れない寒い時期に穿くパンツ)として、ラインナップさているですが、足捌きを考慮したストレッチ性、ランニング中に暑くなり過ぎない為に設定された絶妙な生地厚。それらがが相まって、肌寒い時期のランニングでは最高のパフォーマンスをみせ、更にはランニング以外のシーンでも非常に使いやすいパンツに仕上がっています。
生地は、極薄のソフトシェル素材。
正直、重量や携行性言えばTeton Bros.がリリースしているWIND RIVER PANTのようなウィンドシェルパンツの優位性が高いですが、
ソフトシェル素材を使用している為、ウィンドシェルパンツに比べて耐摩耗性に対して非常に強くなり、岩稜帯の多いルートや足元を覆う草木の中でもでも積極的に穿くことが出来ます。
ちなみに、パッカブル機能ではありませんが、パンツをフロントポケットに収納する事が出来ます。(自己責任で行って下さい。)
大きさは500mlのペットボトル相当
《参考重量》
RUN Pants :170g(Size M)
WIND RIVER PANT:95g(Size M)
小雨にも負けないDry Action
Teton Bros.の製品の多くに用いられているDry Action 加工(超撥水加工)がRun Pantに施されており、これにより、ちょっとした小雨程度であれば雨をしかり弾いてくれます。
(写真は、Dry Actionの参考写真になります。)
小技が効いた立体縫製
足上げをのスムーズさを出すために多くのブランドが、膝周りに立体裁断の縫製をわざわざ入れるところを、長さの違う前後のパーツを組み合わせ、それらを縫い合わせる過程で立体を出せるように縫製。
シルエットは、膝下から裾にいくにつれて細くなるテーパードシェイプを採用。パンツを構成する生地の取り方も、後ろ側の生地を多める事で、足上げ時のお尻の張りを軽減。
これにより、立体縫製の為だけに縫う行為が排除されたよりミムマムなデザインとなっています。
因みに、パンツの丈は9分丈になります。
正直、手がいれにくポケット。でもそ
腰の部分に配されたハンドポケット。手を真上から入れるようにデザインされたこのポケットは、正直言って手を入れるのには不向き。ただ、これにも理由があるんです。
(パンツのウエストとハンドポケットの部分を撮影した写真)
通常のポケットの場合、手を淹れやすいように、足の少し横側から手が入れやすい角度にポケットの入り口がデザインされています。これにより、手は入れやすくなるのですが、それと同時に、ウィンドシェルやレインウェアーを着た時に、ポケットが隠れない事があり、雨や風がポケットに侵入してくる事があります。
Run Pantのポケットは、足の前側の少し高い位置に配されており、ウィンドシェルやレインウェアーを着た時に完全にポケットが隠れるデザインとなっています。
見た目のスッキリしたデザインは、その見た目だけではなく、機能面でもしっかりと考えらデザインされた素晴らしいパンツとなっています。
(179cm / 65kg)
TOPS / Teton Bros. / Axio Lite Tee / size:L / (オンラインショップ→コチラ)
PANT / Teton Bros. / Run Pant / size:L / NAVY(オンラインショップ→コチラ)
(179cm / 65kg)
TOPS / 山と道 / 100% Merino Light Kangaroo Pocket / size:L / (オンラインショップ→8/30より)
PANT / Teton Bros. / Run Pant / size:L / Peat (オンラインショップ→コチラ)
(左→右:NAVY / Peat / Deep Green)
製品名のRun Pantにとらわれることなく、夏山のハイクで積極的に使って頂きたいい1本。レディースモデルもありますよ!(→■)
投稿者:飯田