観測史上2番目の速さとなった東海地方の今年の梅雨入り。
気象庁(■)のデータによると、平年(※1)よりも21日も早いという異例の速さ。
(※1)平年:2010年までの過去30年の平均値
ちなみにこの平年の数字というのは、西暦の1の位が「1」の年(例:2021年の一の位が1)のから過去30年間平均値であり、平年の平均値を10年毎に更新されているそうです。
丁度このブログがアップされる今日(2021年5月19日)最新版の平年値がアップされるそうですが、その数値と共に最新情報として以下の事が書かれていました。
- 新平年値(1991年~2020年)は、旧平年値(1981年~2010年)に比べ全国的に気温が0.1~0.5度程高くなっている。降水量は季節によって多くの観測地域で10%程多くなっている。
(ちなみに、旧平年値と新平年値とでは、梅雨入り・梅雨明けの時期については大きな変化はない。)
改めて、このようなデータを見ると気候変動という事が実際に起きているのだと感じられます。
次に「平年」の数字が更新されるのは2031年、そして、その次は2041年。この更新ルールが改正されなければ、これからも10年毎に平年の数字が更新されていきます。
僕には、確証となる知識はないけれど、次の新しい平年の数字が更新される時は、おそらく平均気温も降水量も高い数字になっていると思う。
たった10年-。
今、生まれた子が10歳を迎える時。そして、成人を迎えた時。今とは全く違う気候になっていると思う。そう考えた時、僕たちがとるべき行動には大きな責任がある。だからと言って、今の生活スタイルを急に大きく変えるのは難しいと思うけど、少しずつ変えることは出来ると思う。
アウトドアで遊ぶ事が好きな僕たちにとって、気候変動という事に関して言えば割と身近に感じる事が出来る事であり、それに対して向き合う事が出来る機会が多いのではないでしょうか。
ここ数年、色々な事が世の中で起き、多くの方が時間過ごし方や遊ぶ場所が代わり、その結果「アウトドアがブーム」なんて言葉をよく耳にします。正直、ブームという言葉で括り言い表されるは少し考えさせられる事もありますが、逆に、多くの人が自然と対峙する機会が増えることは、気候変動に向き合う良い切掛(チャンス)がそこにある。だからこそ、僕たちのような小売店が、もっとこの事について声を上げても良いのではと思う。
昔から遊んでいる人も明日から遊ぶ人も、そこに区別する物は何もなく、皆が考え自分なりの行動をする。そして、既にその事に対して考えているアウトドアメーカーは非常に多く、何気なく買って使っているものが既に1つのアクションとして成り立っていることも、是非、知って頂ければと思う。
(尚、今回ご紹介する商品は過去にBLOG→■で紹介させて頂いており、その内容を一部引用させて頂いております。)
この記事の概略として
日本生まれの環境配慮型アウトドア ブランド「STATIC(スタティック)」が作るALL ELEVATIONシリーズ
昨年の春に誕生した環境配慮型アウトドア ブランド「STATIC(スタティック)」。
STATICはアウトドアブランドの生産者として、より環境への影響が少ない素材へ「置き換え」て商品作りを行い、その結果、地球の為の「選択肢」といてブランドを提案しています。
その中で、アウトドアメーカーとしてのバランスを保ちながら、「リサイクル素材」「天然素材」「天然由来の化学繊維」の3つを用いて製品づくりを行う、日本でも数少ないアウトドアブランド。
moderateでは、ブランド立ち上げの昨年からお取扱いをさせて頂いており、また、この1年で多くの方にお使い頂き高い評価も頂いております。
そのSTATICが昨年誕生と共に発売をしているウール素材をメインに使用したベースレイヤーの「ALL ELEVATIONシリーズ」が今年も入荷しております。
「すべての標高」を意味するALL ELEVATION
(179cm / 67kg / size: XL)※ALL ELEVATION SHIRT SS(■)
どのシーンでも着用が出来る万能ウールベースレイヤーは、山行や旅行、そして、日常までと様々なシーンで着用する事が可能。個人的にも1年間このシリーズを着用しましたが、オール・エレベーションと言うよりも、オール・シチュエーションシャツと呼びたくなるほどの使い勝手の良さ。それは、通常の登山から沢遊び、日常でのインナーとして。まさに、街の標高数メートルの世界から山の数千メートルの山域まで活躍してくれる。
天然繊維のメリノウールもRWS認証のモノを使う拘り。
ALL ELEVATION シリーズは、メリノウール60%/ポリプロピレン40%(※1)の混紡素材で作られており、そこで使われているメリノウールは、動物愛護など羊や牧場の管理についても厳しい倫理下で作られている事が認められた物だけが認証を受ける事が出来るRWS(Responsible Wool Stamdard)認証ウールを使用。
天然繊維をありがたく着るのには非常に安心して着る事が出来るウールアイテム。
また、40%のポリプロピレンが入る事で速乾性も高くなり、また、肌離れ感も非常に良く、沢山汗をかくようなシーンでも非常に気持ちよく着られるのが特徴のヒトツ。
(※1)ポリプロピレンに関しては現在石油由来のものしか流通されておらず、現在繊維メーカーで植物由来の物を開発中。利用が可能になった時点でSTATICも採用していくとの事。
(179cm / 67kg / size: XL)※ALL ELEVATION SHIRT LS(■)
その他、商品の特徴等については、過去のBLOG(→■)やmoderateが週に一度お届けしているインスタライブ「moderate LIVE STORE(→■)」にてご紹介させて頂いておりますので、少し割愛をさせて頂き、大きな変更点等を記載させて頂きます。
ノースリーブが加わりました。
ここ近年、海外のアウトドア ブランドからはノースリーブタイプの発売が少なくなり、タンクトップ型の物が主流になっている中で、今回のノースリーブタイプは非常にありがたいと思うばかり!
(179cm / 67kg / size: XL)※ALL ELEVATION Sleeveless(■)
待望のレディースサイズも展開しています。
昨年のBLOGをアップしてから以降、多くの女性に「女性サイズはありますか?」と尋ねられたこともあり、そのご意見をメーカーにフィードバックした所、Tシャツタイプのみになりますがレディースモデルの展開が始まりました。
(159cm /細め~標準体型 / size: W’s M)※ALL ELEVATION SHIRT SS W’s(comming soon)
普段に着用しても気持ち良いという声を元に、少しゆったりとしたフィットでデザイン。しゃがんだ時に背中が見えにくい事を意識して少し長めの着丈は、バックパックを背負って歩いた時にウエストのハーネスで上がって来た時にも安心。
メンズモデルはフィットが変更。
今年のALL ELEVATIONシリーズは、昨年のモデルに比べて主に身幅のサイズ感を少し広めにデザイン変更しております。この変更により、個人的には更に使用出来るシチュエーションが増えたのではと思っています。
moderateでは、STATICを始めその他のブランドやアイテムで環境に配慮された製品をセレクトさせて頂いております。是非、皆様もお買い物をされる際に、選択肢の1つとして「環境にどれぐらい配慮された製品か」という点も加えて頂くなり、買った後でも良いの気にして頂くと、お買い物がただの消費ではなく「意味のある行動」に変わってくると思います。
あくまでも、先ずは少しずつで良いので、「知る」という事を、このタイミングからでも良いので一緒に行ってみませんか。
投稿者:飯田