今やトレイルランニングシューズは軽登山やファストハイクで欠かせないアイコンとなりましたが、どうしてもカバーしきれない場面や、それでは補えない性能の必要性を感じる事もあるかと思います。
そんな観点から今シーズンはスポルティバの変化球!?的なシューズの取り扱いを始めました。
先ずはコチラ。
“LA SPORTIVA|TX GUIDE LEATHER”→■
ガイドからクライマー、そして岩稜帯の多い山歩きなどに絶大な性能を発揮するTX GUIDEから、よりタフな使用にも耐えるレザーアッパーモデルが登場。
シューレースをよりつま先先端まで伸ばし、更に高いフィット感でフットワーク性能が向上。
つま先は岩とレースの干渉を避ける構造に。
タンはALTRA|SUPERIOR(→■)のようにアッパーと一体化した巻き込み式となっており、フィット感の向上にも繋がっています。
ミッドソールは硬さの異なるEVAを使い分けており、黄色い部分はかかとから足裏全体のクッション性能、グレーの部分は土踏まずから前足部の安定感を高めており、従来のアプローチシューズよりクッションとロッカー形状から得られる推進力を感じる構造です。
アウトソールも同じく2種類のVIBRAMコンパウンドを使用。
赤い部分はトレイルランニングシューズでもお馴染みMEGAGRIPで濡れた路面でのグリップと耐久性に優れたコンパウンド。
黒い部分は“IDRO(イドロ)GRIP”という沢靴にも使われる、水中や特に滑りやすい場所に対してのグリップ力に優れたコンパウンドとなります。
もちろん十八番である“インパクトブレーキシステム”が搭載され、トラクション性能とクッション性能をラグパターンによって生み出しています。
親指付近には“クライミングゾーン”を設け、細かいスタンスなども捉えやすく、適度なシャンクの硬さもあり、つま先に力を込めやすくなっています。
アプローチシューズと言うとかなり剛性があり少々歩きにくいイメージをお持ちの方も多いと思いますが、先ほど触れたソールのロッカー形状や、クッショニング性能が絶妙な加減なので、通常の歩行も非常にスムーズに行え、軽ハイクからアプローチまで、マルチに使える1足となっています。
続いてコチラ。
“LA SPORTIVA|ULTRA RAPTOR II MID GTX”→■
ご存知トレイルランニングシューズの名品、“ULTRA RAPTOR”のミドルカットモデルが登場です。
ローカットモデルでも非常に高かったプロテクション性や安定性をミドルカットにすることで更に向上させています。
足首回りはソフトなパッドを使いつつも、上までレースアップすることで足首回りを程よくサポート。
アキレス腱との干渉を抑えるよう後部は少し低めに設定。
フィット感を高めて砂などの侵入を抑えつつ、脱ぎ履きが楽に出来るよう生地を折り返しています。
踵の樹脂パーツは踵の安定感を強化。
着地時のブレを抑え、スムーズでロスの少ない歩行動作をサポートしてくれます。
レースのフックは最上部のみですが、甲が高めに設定されている為、タンもしっかり開き、足入れもストレスなく行えます。
履いた感じは非常にゆとりがあって長時間でも苦にならない履き心地でした。
もちろんGORE-TEX使用の完全防水仕様。
雨や残雪のある低山などにもばっちりです。
アウトソールは往年のパターンとなっており、オリジナルコンパウンドの“スーパースティッキー”と相まって、抜群のトラクション性能となっています。
毎シーズン新たなスペックを創造するLA SPORTIVA。
もしピンときたモデルがあれば是非お早めにお試しください!
小泉がお送りしました!