ハセツネ総集編

さて、ハセツネのフィールドレポートを、帰りのバスの中で書いております。
こんばんは、飯田です。
あまりにも、レース中に考える時間が沢山ありすぎて(笑)、BLOGに書く内容も、
今回の総集編編と、装備編と、レース番外編の三部作でお届け出来ればと思っております。
それでは、総集編として、少し長い内容ですがお楽しみ下さい。
今年で第21回目となるハセツネ。
そして、自身は初参加。

レース数日前より、レースに関する夢を見る程、今思えばナイーブになっていた。
レース前日夜に東京入り。
カプセルホテルに泊まるものの、緊張からか、2時間おきに目が覚め程の浅い眠りで不安が残る。
レース当日。10時受付開始と案内されていたが、1時間前に会場入りすると受付を開始しており、余裕をもって受付を済ませ、

各協賛メーカーさんにご挨拶。

控え室として開放されていた体育館は、既に9割程が場所取りて埋まる。
マイカーで参戦しない方は、確実に場所取りの用とレース終了後の仮眠の為に、シートやマット・シュラフは必要アイテム。
スタート位置は、目標タイムの自己申告で区間が分かれる。
私は、鈴鹿で調整した感覚、自信初めての距離・累積標高、そして、潰れる心配があり、15時間台を目標とする。
但し、スタート位置は、少しだけ前に位置をとる。
■スタート~第一関門 22.6キロ/自己タイム 3時間52分
渋滞・走り・歩き。

これらを、半ば強制的におこなさわれ、なかなか自分のペース配分でレース運びが出来ない。
良くも悪くも、日没までに第一 関門に到着するものの、予想よりもオーバーペースに少し心配になる。

また、この日は気温も高く、第一 関門を目の前に、胸に刺した500mlの ソフトフラスク×2のうち、750mlを既に消費。更には、背中に 積んだ2Lのハイドレーションにも手を付けており、感覚的には、1L消費してそうであり、唯一水の配給のある第二関門の 42キロまで、このペースで行けば水不足確定。
第一関門で、ビクビクしながら背中のハイドレーションを見ると、1.75L残っており、このペースで水分を取っていても、ギリギリ第二関門まで持ちそうと、少し気持ちに余裕が出来る。(それでも、水不足への心配は、第三関門ぐらいまでつきまとう事となる。)
ここからが、ハセツネの本番、夜のパート。
早めにヘッドランプを装着する。
また、ここからはポールの使用が認められ為、少しでも、後半に動ける足を稼ぐ為に、積極的にポールを使用する。
■第一関門~第二関門 スタートから42キロ地点/自己 タイム 7時間58分
第一関門以降は、大きな渋滞はないものの、まだまだ集団はばらけなない。また、それを利用し、集団から離されない様にペースを維持するものの、既に足がパンパン。
第一 関門の入り時間から、第二 関門の予想タイムを立てなおす。
ただ、このペースで残りの 約30キロが行けるのか、また、潰れるのではなないのかと不安が残る。
そして、なにより、ここのパートの後半にあった三頭山までの登りが噂以上のモノで非常に厳しく、まさに、ハセツネ前半の山場!
その山場を、自信の水不足の心配があったので、かなり我慢をしながら飲んだ事もあり、第二関門では、ハイドレーションに0.25Lを残して補給を受ける事が出来た。
補給で1.5Lの水の重みが加わるが、それよりも、水のある安心感のが大きい。
少し多めに補給食を取り、しっかりストレッチをし、今後の気温の下がり具合を予想し、アームウォーマーを装着。
また、この区間後半から、かなりエネルギー補給と小休憩に意識をする。
本来40分起きのエネルギー補給が理想とされるが、補給の時間を分かりやすいようにと、自分の中で1時間毎に摂取すると、一つのルールを決める。(但し、辛けば我慢はせずに摂取する)
そして、これ以降はそのリズムを維持した。
1時間後
ジェル+足を止めてストレッチ
2時間後
ジェル+固形エネルギー+足を止めてストレッチ
3時間後
ジェル+BCAA+足を止めてストレッチ
4時間後
ジェル+足を止めて長めのストレッチ
このペースが、なかなか上手い事はまり、行動中はしっかり集中が出来、また、次の補給のタイミングまで一先ず頑張るという目標にもなった。
(尚、この区間は写真撮り忘れ。。。)
■第二関門~第三関門 スタート地点から58キロ/自己タイム 11時間33分
第二関門を出る時に、第三関門までを、約4時間と予定を立てる。
潰れる心配がかなり薄れたことと、新たな目標に12時間台のゴールが頭をよぎり出す。

この大ダワから御岳山までが、ハセツネの後半の山場と言われる、岩場になりますが、
鈴鹿にはありがちな岩場と、前半にあった三頭山の登りに比べれば、距離が短いので意外とスムーズにクリア。
(この前後半の山場は、人によって得意不得意がでそうな感じ。)

■第三関門~ゴール  スタートから71.5キロ
ここからは、下りをメインとしたパート。
58キロの時点でベスパプロを入れて、かなり復活し、東京の夜景が見える60キロ地点の「日の出山」で、

更に、ラストスパート用にベスパ ハイパーを追加投入。
この「日の出山」地点でスタートから丁度12時間経過。
下りがメインとなる、残りの約11キロをキロ5分で動き続ければ、12時間台のゴールが可能。
ここから一気にラストスパート。
「あと、1時間動き続ければ12時間台」を言い聞かせて、自分でもよくここまで足が残っていたなと思えるペースでダウンヒルを走る。
麻生山を過ぎた辺りで、ここまで手に持っていたポールをバックに取り付け、更に追い込む。
いつもは、足を止めそな登りも、とにかく足を動かし続ける。しかし、残り3キロぐらいの時点で完全にガス欠。
さっきまでのペースは維持が出来ず、ちょっとした登りで歩いてしまう。
残り2キロぐらいから現れる、アスファルトが更に心折り出し、最後、住宅街のロードはズタボロ。
結果、13時間8分でゴール。

目標タイムは大きく上回る事が出来て満足は行くものの、なんか、悔いの残るこの8分。
ラストスパートが早すぎた?
ラストスパート中にもエネルギーを入れるべきだった?
途中の、休憩がもう少しずつ短ければ?等々、いろいろ考えましたが、それもこれも、これが、現時点の実力と言うこと。
最後にー。
自身初めてのハセツネ。
今回は、私の為に、多くのハセツネ経験者の方が沢山のアドバイスをしてくれました。そして、そのアドバイスを自分の走力に照らし合わせて、作戦を立てれた事が、今回大きなアドバンテージとなったと思います。
あとは、レース中に今迄に経験の無い、距離・累積標高・疲労は、コースを経験出来た事、また、自分の身体と対峙し、対処方法を常に前向き考えれた事が大きな収穫ですかね。
とは言え、気象条件や、体調等が変われば、また、レースも変わってくると思いますし、それらへの、経験もまだまだ必要なのと、後は、ポール無しでもガシガシ行ける走力が課題ですかね。(今回は、ポール様様)
これは、鈴鹿の山を遊びまくれば、自然と身に付く気がしてます。
改めて、鈴鹿育ちは強くなれます!
最後に、今回ハセツネを走る機会を与えて下さった、モチヅキ様を始め、多くのメーカー様と、大会運営とボランティアの皆様、また、レース中お店をフォローしてくれたスタッフの皆さん、本当にありがとう御座いました。

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