夏の低山でサラリと穿けるAXESQUIN 凌 のパンツ。

蒸し暑い日が続いております。この時期は低山も非常に暑く、少しでも涼しいレイヤリングで歩きたいところ。短パンで快適に登る派の方もみえれば、虫刺されやケガが心配だから暑くてもロングパンツ派という方もみえます。でも、ロングパンツ派の皆様。正直、短パン派の方々…涼しそうですよね。

出来れば、涼しい恰好で登りたいけど…でもやっぱり色々と心配だし…と短パンへの一歩が中々踏み出せない方へ。夏の低山でもサラリと気持ち良く穿けるパンツがありますよ!

 

AXESQUIN 凌  アヲネロ

当店で凌を取り扱わせて頂いたのが数年前。その時から根強い人気の夏用パンツ、アヲネロ。変わった商品名は「青嶺ろ」から由来しており、木々が青々と茂っている山の様子を表現した言葉。

 

一番の特徴は、この生地。抜群に優れた通気度を持った40dn×40dnリップストップナイロン生地を使用しているので、うだるような暑さの中でもサラッと快適に着られます。ダクダクに汗を掻くと、少し肌に張り付く感じがある時もありますが、気が付いたら乾いてサラッとした肌当たりに戻ってしまう。それぐらい速乾性にも優れています。

 

今季のモデルからシルエットとポケットが変わりました。元々はジッパーポケットが二つだったのに対して、今季からハカマスカートの様な上からスポっと手を入れるだけのタイプに。これが前後に2つずつ、合計4つ配されています。首に巻いていた手ぬぐいを入れておいたり、手袋を入れておいたり、コンパスや地図を入れておいたりと色々と入れられるサイズ感のポケットになっています。

 

そして右前のポケットには小さなジッパーポケットもあります。普段履きで使う時には、このポケットが非常に重宝します。鍵等、落としたら困るはここにちゃんとしまっておきましょう。

凌財布が丁度入るサイズになっているので、ミニマリストスタイルの方の財布であれば余裕で入りますよ。

 

ウェスト調整用のドローコードを上手く使えば、パンツ自体を小さく収納する事も可能。旅先へ持って行くときには、この形状にしていけばパック内で場所も取りません。重量も約114g程度と非常に軽量。旅先で洗濯した時も少し干しておけば直ぐに乾くのでヘビロテ間違い無しです。

 


【着用モデル 身長:163cm  体重:53kg  Size:S  Color:墨黒 を着用】

従来のモデルよりもユッタリめの形となり、より野良着テイストが強くなりました。太腿回りはゆるめですが裾に向かって少しテーパードが入っているので野暮ったい見た目にはならず、現代版野良着として中々の完成度の高さ。私は旧モデルを4年以上愛用していますが、新モデルも導入を検討中。サラサラで気持ちよくてとにかく楽なんです。真夏の普段履きのパンツはショートパンツ一択になってしまいがちなのですが、アヲネロがあれば夏の着回しに幅が出せます。

 

個人的にツボなのが、裾に仕込まれたこちらの穴。コードをご自身で通して頂ければ裾を絞って形を変えて穿く事が出来るんです。最初からコードを付けておくのではなく、敢えて「好きに使って」のスタンス。凌らしい癖ポイントに一つ。

 

店頭でも非常に人気のアヲネロですが、一部の方からは生地が薄すぎて風が吹いたら寒く感じそう…というご意見も。

そこは、ご安心ください。アヲネロに少し不安感がある方にはこちらがおススメです。

 

AXESQUIN 凌 フタエズボン

シノラーの方であれば「あー!あれね!!」となる程、凌の中でも有名になっているアイテム。使用している生地はアヲネロと同じ軽量高通気素材ですが、見た目からして大きく異なります。パンツ型であったアヲネロに対してこちらはスカート型。でも商品名に入っているのは「ズボン」の言葉。これはどういう意味なのか。

 


【着用モデル 身長:163cm  体重:53kg  Size:S  Color:墨黒 を着用】

実際に穿いてみると、やっぱり見た目はスカート。なんだ、高通気素材を使った山用のスカートか…と思ってしまいそうですが、そう簡単にいかないのが凌のアイテムなんです。

 

スカートに見える部分には生地でフラップが付いており、止めているスナップボタンを外せば写真の様に大きく一枚パラっと捲れます。その下には太めのシルエットのズボンが隠れており、フタエの構造になっているから「フタエズボン」なのです。このフラップ生地が付いているのは前側だけではありません。

 

後ろ側にも同様のフラップが付いています。早朝の歩き出しや少し風が出てきた時等、肌寒さを感じる時はフラップを降ろしてスカートモードにしておきます。そうすると生地が二重になるので通気度を下げる事が出来るのです。

 

逆に暑くなった時や、高く足上げをしなくてはいけない時にはフラップを捲った状態にしてスナップボタンで固定します。そうすると独特のシルエットのズボンの完成。

 

「実は、このパンツ山用なんです。」そう言われないと山用とは思わない不思議な形。でも使い勝手が非常に良いのでコアな凌ファンから絶大な支持を得ているんです。

本来、別々で穿く物であるパンツとスカート。それを一体化させてしまう。この常識にとらわれない発想のモノ作りスタンスがとても魅力的で凌のアイテムはついつい買い足してしまいがち…。

 

フタエズボンもアヲネロ同様に前後4つのポケットを配していますが、フラップが付いている分、ポケットの中の物が落ちにくくなっているので、こちらはジッパーポケットは付いていません。

アヲネロもフタエズボンも軽量の生地を使用している為、ポケットに重量のある物を入れると引っ張られてしまうので、そういった物はサコッシュやバックパックに入れてあげて下さい。また、私はスキーやトレランの際、膝にテーピングをするので脛毛を処理しているのですが、生えかけのチクチクしてきたぐらいの時にアヲネロを穿くと生地が短い脛毛に引っ張られてシボ加工の様な模様が浮き出てきてしまいます。脛毛処理をされている方は、そういった点にご注意頂いたうえで穿いてあげて下さい。

 

本日も最後までブログをお読み頂きましてありがとうございます。梅雨明けがもう直ぐそこまで来ている気配を感じます。今年のグリーンシーズンも全力で、怪我無く楽しんでいきましょう。本日のブログは松下がお届けいたしました。

 

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