今年の冬の初めにギックリ腰で腰を痛めた為、飯田の腰痛予報では「この冬は雪に恵まれる(→■)。」と、思っていたのですが、実はその後、腰痛が予想よりも早く回復。そして、その回復の速さが意味した物は実は、「今年は雪が少な目」という予想だったのかもしれません。まぁ、全て結果論で話しているので、大雪シーズンだったら、ギックリ腰で腰を痛めたから雪に恵まれました!って、書いていると思いますが・・・。
雪が少ないシーズンでも、必ずこの次期に寒の戻りで急に大雪になる事があります。雪山を遊ぶ方であれば、温かい日が続いてからの大雪がどれだけ危険かという事は十分理解頂けていると思います。雪に恵まれなかったシーズン、思いもよらぬ降雪があるとテンションも上がるとは思いますが、そういう時こそ、冷静な判断で雪山を遊んで頂ければと思います。
この記事の概略として
遊び方と好みによってチョイスしよう!Teton Bros.のミッドレイヤー
今期Teton Bros.はミッドレイヤーのカテゴリーをかなり充実化し、その結果、幅広い層で高い評価を頂いており、未だに、在庫のお問合せも多く、まだまだ探されている方も多い印象。
実際に、これからの端境期でも遊び方やレイヤリングによっては十分に使えるモノも多く、アイテムによっては夏山の高山域でも活躍するモノもあります。
若干今更ながらの感もありますが、今ここでもう一度、Teton Bros.のミッドレイヤーをご紹介させて頂きます。
Teton Bros. Graphene Jacket & Graphene 1/2 Zip
今期から発売となったGraphene(グラフェン)を使ったグリット形状のフリース。
もし初めてのフリースを1枚買うなら、もしくは、まだグリット形状のフリースをお持ちでないのであれば、間違いなく自身のラインナップに加えて頂きたい1着。それが、Teton Bros. Graphene Jacket & Graphene 1/2 Zip。
(Teton Bros. / Graphene Jacket / ■)
(Teton Bros. / Graphene 1/2 Zip / ■)
グラフェンの特徴は、遠赤外線効果、優れた熱伝導性により、低温時には保温、高温時にはクーリング効果に加え、防菌防臭効果があると言われており、それらが、グリット形状のフリースにプラスされている事で、素材的な長所と生地の構造的な長所が相まって、非常に汎用性の高いフリース(ミッドレイヤー)に仕上がっています。
個人的にも、グリット形状のフリースは非常に好きで、この上に気重ねるレイヤリング1つで通気性と保温性のバランスをコントロール出来るのが最大の特徴だと思っています。
Graphene Jacket(179cm / 65kg / size:L)
Graphene Jacketは、Wジッパーを採用しており下からも開ける事が出来、フロントのメインジッパーをベンチレーションとしても使うことが可能。
Graphene 1/2 Zip(179cm / 65kg / size:L)
ハーフジップタイプのGraphene 1/2 Zipは、ベースレイヤー兼ミッドレイヤーとしてデザインされたアテイム。斜めにオフセットされたジッパーは、首元のジッパー渋滞を軽減。また、こちらのモデルに関しては、袖口はサムホール仕様となっており、様々なシーンで活躍してくれます。
Teton Bros. Sub Jacket
先にご紹介したGraphene Jacket & Graphene 1/2 Zipが、ベーシックなフリースに対して、次にご紹介するSub Jacketは、最近のカテゴライズで言えばアクティブインサレーションと言われるカテゴリーに属します。
(Teton Bros. / Sub Jacket / ■)
内側にテイジンのオクタを使い、表を通気性と耐摩耗性に優れた素材を使った、1枚で限りなく行動が出来るアイテム。
シチュエーションとして、フリース+ウィンドシェルを着るようなシーンが多い方には非常に使いやすいアイテム。ティップスとして、これ系のアクティブインサレーションを上手く使うには、アクティブインサレーションの保温力と換気能力を知った上で、ベースレイヤーの厚さをシーンやアクティビティーによって変える事がポイントとなります。
Sub Jacket (179cm / 65kg / size:XL)
Teton Bros. Cocoon Jacket
最後にご紹介するCocoon Jacketは、先の2つの製品Graphene Jacket & Graphene 1/2 ZipとSub Jacketをハイブリッドにしたアイテム。
(Teton Bros. / Cocoon Jacket / ■)
腕・肩・脇下・脇腹は、Graphene Jacketで使用されているグリットフリースを使い、胸・お腹・背中をSub Jacketで使用されているオクタを使用。
端的に言えば、体幹のみをオクタでしっかり保温しながら必要に応じて換気を行い、逆にオーバーヒートの原因になりやすい、脇下・脇腹をグリット形状で換気能力を高める仕様になっているのがCocoon Jacket。
時と場合にもよりますが、確かに、グリットフリースだけではお腹が冷える事もあり、それを経験した事がある方であれば、このハイブリッドのデザインがなんとも痒い所に手が届いている感じに、ついウットリすると思います。
(袖はサムホール仕様)
Cocoon Jacket (179cm / 65kg / size:XL)
最後に
個人的に、今回ご紹介している製品に共通して言える事として、全てフードなしのジャケットタイプであるという点が、実にミッドレイヤーの真髄をついていると思っています。
勿論、時とフードがあることの方が優位性がある事もありますが、レイヤリングを重視ししたり、最近多いのが、ミドラーにフードよりもベースレイヤーにフード付きの方が良いという方には、非常に良い製品群だと思っています。
残雪期を含め、これらのミドラーはまだまだ登場するシーンは多いと思います。
是非、中間着でお悩みの方は、長いシーズンを見据えて一度ご検討してみては如何でしょうか。
投稿者:飯田