季節の変わり目。台風の影響。様々な要因はあるとおもいますが、ここ最近の天気は本当に安定しない。と、いうか異常。
特に、スコールを思わせるような激しいにわか雨が多いような・・・。
気を抜いて傘も持たずにコンビニ程度の近場に出かけようものなら、帰りはビシャビシャになる事も。だから、こういう時期は、BAG等に驚異的な軽さを持つEVERNEW(エバニュー)の折りたたみ傘「SL76g(■)」を忍ばせておくと安心ですよ。また、このサイズ感や軽さであれば、 サコッシュの大きさによっては余裕で入りますので、本当に日常的に保険として持ち歩きやすいアイテムだと思います。
この記事の概略として
ALTRA(アルトラ)2022秋冬モデルに採用されている「ミッドソール」と「フットシェイプ」について
今回から数回に渡り、私(飯田)が書くBLOGは、ALTRAの2022秋冬モデルの商品紹介を中心に書かせて頂きます。
が!
その前に、商品の特性・特徴となる要素の「基本」を知って頂くことで、より商品紹介をさせて頂いた時にイメージしやすいと思いますので、第一回目となる今回は、その基本となるALTRA(アルトラ)2022秋冬モデルに採用されている「ミッドソール」と「フットシェイプ」についてご紹介させて頂きます。
3種類のミッドソール「THE ALTRA EGO FORM FAMILY」
ミッドソールとは、シューズのアウトソール(底面)と足入れた時に包み込むアッパーとの間にある、まさに名の如く、真ん中にあるパーツの事。
ミッドソールの仕事は、主にシューズのクッション性や反発性。
このミッドソールにどのようなコンパウンドが使用されているかで、シューズの履き心地から場合によっては、タイムや疲労度等、非常に大きな影響をもたらします。
ALTRAは数年前より、シューズに使われているミッドソールをしっかりと明記し紹介した事で、よりシューズの特徴が分かりやすくなった事は、実感している方も多いのではないでしょうか。
そんなシューズの大役を担うミッドソール。ALTRAは2022年秋冬より、以前より使用していた「EGO(イーゴ)」をベースにより分かりやすく、「THE ALTRA EGO FORM FAMILY」題して、3種類のEGOで構成されています。
次に、その3種類のEGOを夫々ご紹介させて頂きます。
因みに、EGOは大きく分けて3種類となりますが、同じEGOを違うシューズに使っていたとしても、ミッドソールの厚さやアウトソールの違いによって、異なる履き心地となる事を予めご理解下さい。
GO Comfortable 「EGO(イーゴ)」
ALTRAオリジナル配合のコンパウンドを用いて作られている「EGO(イーゴ」と呼ばれるミッドソールは、適度の反発性(エナジーリターン)と快適なクッション性をもった、まさに、ALTRAの中では基本となるミッドソール。
《EGOを使用したシューズ》
- ESCALANTE 3
- LONE PEAKシリーズ
- PROVISION 6
- RIVERA 2
- Outroad
GO Premium 「EGO MAX(イーゴ マックス)」
先にご紹介したEGOに比べて、よりラグジュアリーなクッション性がありながら、独特の反発性(エナジーリターン)があるEGO MAX。シューズのモデルによって多少異なるものの、フカフカとした気持ち良いクッション性が特徴。
因みに、フカフカという表現を使うと、某ブランドのマシュマロクションをイメージされる方もいらっしゃるかしれませんが、個人的な感覚で言えば、もう少し張り?コシ?がある印象です。
《EGO MAXを使用したシューズ》
- Mont Blanc
- Mont Blanc Boa
- PARADIGM 6
- Timp 4
- Torin シリーズ
GO Fast 「EGO Pro(イーゴ プロ)」
ALTRAの中でパフォーマンスシューズに位置付けされるシューズに搭載され、2022年秋冬では一番のトピックと言えるEGO PRO。他のEGOシリーズに比べて、高い反発性(エナジーリターン)とクション性を持ったミッドソール。
個人的には、EGO PROが生み出すエナジーリータンは非常に魅力的で、兎に角、ランニング(今季はロードシューズのみ搭載)にスピードを求める方には是非オススメしたい素材。
《EGO PROを使用したシューズ》
- Vanish Carbon
- Vanish Tempo
3種類のオリジナル フットシェイプ デザイン
ALTRAが創業当時から継続しているフットシェイプデザイン。足を過度に固定してストレスを与えるよりも、常に足が健康・快適な状態になるようにシェイプている事が特徴の一つ。このオリジナルのフットシェイプデザインのお陰で、足本来が持つ機能を最大限に活かせる事がALTRAの履き心地に繋がっています。
オリジナル フットシェイプ フィット
全体的にオブリーク(※1)が強くて、トゥーボックスに余裕がありながらもミッドフットの部分は適度に締まるフィット。
個人的にはALTRAらしいフィットとも言えるタイプ
(※1:オブリークとは)
オブリークとは「斜め」の意味を持ち、実際のあしのカタチに添って親指に向かって斜めにシェイプされている事。
本来の足の正しいカタチは、親指と第一中足骨と踵骨が綺麗に一直線になっている事が理想であり、最大限足の機能を使えると言われています。ただ、足の機能を使わない生活をしていると、親指側が中足骨のラインに対して内側に入る、所謂、外反母趾になり、足のカタチ(見た目)が正しくない状態にある場合があります。
《オリジナル フットシェイプを使用したシューズ》
- OLYMPUS ファミリー
- ESCALANTE 3
- LONE PEAKシリーズ
スタンダード フットシェイプ フィット
先にご紹介したオリジナル フットシェイプに比べるとオブリークが少しストレートに近いシェイプ。足の甲が薄い方や全体的な幅があまり広くない方等から支持の高いシェイプ。
ローンピーク等を履き慣れた方からすると、少し狭い?とかALTRAっぽくない?と、思われるかもしれませんが、スタンダードフィットになっても、足本来の機能を維持する為に、親指・第一中足骨・踵骨が綺麗に一直線になるようにシェイプされています。
《スタンダード フットシェイプを使用したシューズ》
- PARADIGM 6
- Timp 4
- Mont Blanc
- Mont Blanc Boa
- Torin シリーズ
- PROVISION 6
- SUPERIOR 5
- SOLSTICE XT 2
スリム フットシェイプ フィット
別名パフォーマンスシェイプと言っても過言ではない、ALTRAの中ではパフォーマンスシューズに搭載されているフットシェイプ。スタンダード フットシェイプに比べて更にオブリークがストレートになったシェイプで、トゥーオフが踵骨から第二中足骨、そして、人差し指へ抜けるような感じとなります。こちらも、オブリークがストレートになったとしても、足本来の機能を維持する為に、親指・第一中足骨・踵骨が綺麗に一直線になるようにシェイプされています。
《スリム フットシェイプを使用したシューズ》
- Vanish Carbon
- Vanish Tempo
- RIVERA 2
- Outroad
最後に
今回のBLOGでは、ALTRAのシューズの機能についての基本となる「ミッドソール」と「シェイプ」についてご紹介させて頂きました。
個人的には、これらの情報はあくまでもシューズ選びやALTRAの良さを理解する為のファクターの1つであり、この情報だけでシューズを選ぶのではく、やはり実際に店頭で試し履きをして自身が良いと思える感覚に沿ったシューズをお選び頂ければと思います。
次回以降、2022年秋冬モデルのALTRAシューズを具体的にご紹介させて頂きますので、楽しみにお待ち下さい。
投稿者:飯田