個人的に好きなブランドであるペツルから新しいヘッドランプが登場しました。
ペツルには、他のブランドにはない機構である自動調光システム(リアクティブライティングシステム)を採用したシリーズがあります。
明るい場所では光量を落とし、暗いところでは明るく遠くまでと、ヘッドランプを触らずとも明るさを調整してくれる非常に便利なシステムです。
発売後ヘッドランプ最強の座を欲しいままにしている高性能モデル、NAOがその代表となりますが、それをもっとシンプルにし扱いやすくしたモデルがTIKKA RXPやTIKKA R+でした。
トレイルランのレースにおいても、数いるトップランナー達がこぞって性能の高いNAOを使っているわけではなく、TIKKA RXPを使用しているシーンも多く見られました。
そんなTIKKA RXPの後継モデルとも言えるプロダクツは、REACTIK+(リアクティックプラス⇒■)。
形こそTIKKA RXPとほぼ同じですが、LED性能がアップしMAX300ルーメンまで明るくなりました。
それでいて重量は115gと変わらず。
そして今モデルではBluetoothが搭載されたために、スマートフォンとの連携が取れるようになりました。
ペツル純正のヘッドランプ設定アプリのMyPetzl Lightをダウンロード、それを使用し最大照度やビームパターンの設定をすることとなります。
これまでは、ヘッドランプとPCを物理的に接続しOS by Petzlというソフトを操作することでしかそういった設定が出来なかったのですが、Bluetoothを介しアプリを操作することでワイヤレス化、またリアルタイムでの調整を実現しています。
REACTIK+のPVはこちらをどうぞ。
初期に設定されている照射パターンを見ると、7-170ルーメンを使用する最も標準的なパターンでのバッテリーの持ちは5h。
これをベースにして、例えばオーバーナイトのレースで日没から日の出まで持たせるように明るさを抑えながら照射時間を長く設定したり、短時間のナイトトレーニング用途に活動時間に合わせた限界の明るさが出るように設定することも出来ます。
ほかのヘッドランプにはない、この機能は非常に大きな利点となります。
PCと接続するのは意外と面倒だったので、今回のシステムの採用は非常に喜ばしいことですね。
今後同システムはアップデートモデルに採用されていくと思われます。
基本的にリアクティブライティングシステムを採用しているヘッドランプは、USB給電のリチャージャブルバッテリー式となります。
リチャージャブルバッテリーは家でも車でも充電が出来るので、乾電池を買いに行く手間が省けます。
しかし、長期にわたる山行で充電が出来ない環境が続く、夜間行動が長いなどとなると、たちまち使用不能になってしまうのがデメリットです。
替えのバッテリーを持つことも必要ではありますが、近頃大容量化が進むモバイルバッテリーを持つのも一つの手段です。
モバイルバッテリーの容量とそれ自体のサイズ・重量は比例して大きくなっていきますが、乾電池を大量に持つことを考えるとスマートになります。
またデジタルカメラやGoproの一部モデル、スマートフォンなど、モバイルバッテリーで充電できる電子機器は増えてきているので、それぞれのバッテリーの予備としての用途も兼ねると考えれば300~400gクラスのものを荷物に忍ばせるのも、アリだと考えられます。
明るい内はヘッドランプに充電、暗くなればカメラやスマートフォンを充電。
使用済みの乾電池が荷物として増えないのもメリットの一つとして挙げられます。
REACTIK+、注目しておいて間違いないアイテムです。
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さて、私事ではありますが、ここにご報告させて頂きます。
私、キョヲヘイは今月8月末日をもってmoderateを退社致します。
当ブログにて筆を執るのも今回を含め残り3回。
約3年半にもわたる期間中つたないブログをお読み頂き、さらに店頭やオンラインショップにてそれに反応頂いた皆々様には感謝の言葉しかありません。
想いを込めて書いた記事に反響があったときは、得もいえぬ喜びと嬉しさがあり、大きなパワーと自信を頂いておりました。
本当にありがとうございました!
今後はさらなる夢に向かって突き進んでいきたいと思います。
もちろんアウトドア遊びやランニングをやめる気はありませんし、今現在とはまた違った形でシーンを盛り上げることに貢献できればと思っている次第です。
山遊びを深く愛する方々とは、いずれ必ずどこかでお会いすることになると思います。
その際は気軽にお声掛け頂きたく。
皆様とお会いできるのを楽しみにしています。
さて、残り2週間足らずではありますが、引き続きよろしくお願い致します!
texted by 不安とわくわくでいっぱいのキョヲヘイ