今日は非常に使用の幅の広い1足をご紹介。
アルトラのロードカテゴリに属すこのPARADIGM1.5(パラダイム)は、マックスクッションを持ち、
長距離・長時間にわたるランニングもしっかりとサポートしてくれます。
ONE2.0もしくはONE2.5を履いている方であれば感覚が伝わりやすいと思いますが、
ただふわふわとしたクッションがあるだけではない適度なハリと硬さを持つミッドソールを採用しています。
今やどのモデルにも取り入れられているロッカー形状により、足運びは非常にスムーズ。
実測263g(US9片足)。
軽量な点は非常に驚きです。
アッパーも薄手のメッシュで通気性にも優れます。
Lone Peak2.5が同サイズで280g程度であることを踏まえると、
このクッション厚と見た目のボリュームからは考えられないレベルです。
持ってみると"軽ッ!"となること請け合いです。
これだけでは終わりません。
このシューズ、ロードカテゴリには属しているもののトレイルでもばっちり使うことが出来ます。
ちなみにUTMF2015での使用率も高かったとのこと。
自分も前モデルのPARADIGM1.0を愛用していますが、シューズの持つ安定性とクッショニングはもちろんのこと、
厚手であるのに足裏感覚が優れている点が気に入っています。
ソールパターンはフラットであるために、普通に使うと間違いなく滑ってしまいますが、
足指の形状に合わせて作られているソールパターンをしっかり活用することで、トレイルでも十二分に使うことが出来ます。
パラダイム、自信を持っておすすめできます!(⇒■)
ここ最近アルトラの広まりと共に、"滑る"とか"グリップ無い"などと耳にするようになってきました。
しかしそういった方はしっかりと体重移動が出来ているか、確認してみることをおすすめします。
自分はスズカのザれたバリエーションルートにおいてもALTRAシューズをよく使っていますが、
そこまでグリップ力の不足を感じたことはありません。
滑ったときを思い返すと、大体後傾姿勢になっていたことが多いように思います。
ALTRAは身体全体の使い方を容易に出来るように設計されたシューズであり、
体重移動・足指の動き、路面感覚などを得やすいのが特徴です。
逆に言えば、これらができていなければALTRAの性能を引き出せず、
スリップしたり怪我をしたりということにつながってしまう可能性があります。
せっかくALTRAを履くのであれば、そういった点を意識しないともったいなく思いますし、
もし分からないことがあれば店頭まで聞きに来ていただければお答えすることが出来るかもしれません。
ナチュラルランニングはALTRAを履くだけではもちろん会得できず、
やはり日々のトレーニングや意識というところがカギを握ります。
自分自身も4,5年前にナチュラルランニングに出会い、実際に取り入れていますが、
無意識下においてその動きをすることが可能となるまで少なくとも1年以上はかかっています。
現在においても気を抜くとフォームは崩れてしまいます。
ALTRA,inov8,HOKAなどのナチュラルランニングシューズを履く方には、ぜひ走り方を見直す機会を持って欲しいと思います。
マルチパーパスなMaxクッションシューズ – ALTRA PARADIGM(パラダイム)1.5
texted by 自転車をメンテナンスして走りが滑らかになると嬉しいキョヲヘイ