GWも終わり、乾いていた田んぼには水が引き込まれ、田植えが完了した田んぼが増えてきた。それと同時に、つばめを見る機会も多くなり、「梅雨」がそこまでやってきている事を実感。
「雨と遊ぶ季節が直ぐそこまでやってきている。」
ここからしばらくの間、BLOGでもレインウェアーのご紹介が増えてくると思いますので、今シーズンご検討されている方は、是非、参考にして頂ければと思っています。
この記事の概略として
ARC’TERYX 軽量系レインウェアー
Norvan LT Hoody と Alpha SL Anorak
ARC’TERYXのレインウェアー(ハードシェル)と言えば「BETAシリーズ」が人気で有名だと思いますが、今回から2回にわたり、私(飯田)が書くBLOGでは、「軽量系」という所にポイントを置いて「Norvan LT Hoody」 と「 Alpha SL Anorak」のレインウェアー(ハードシェル)を夫々ご紹介させて頂きます。
軽さの中に安心と快適を持ち合わせたNorvan LT Hoody(→■)
いきなりですが、まずはじめに特記すべきポイントは、GORE-TEXを使用した3レイヤーでありながら200gを切る軽さだということ。
この言葉と数字だけみれば、「それが特記すべきポイントなの?」となる方もいらっしゃると思います。
実際、昨今のアウトドア用のレインウェアーで「軽量・コンパクト」を売り文句に発売されているアイテムは非常に多く、そのポイントだけにフォーカスしてレインウェアーを探せば100gを切る製品も存在します。
その様な中で、ARC’TERYXのNorvan LT Hoodyの196g(Mサイズで実測計)という数字は、重量だけで見れば、正直、目が飛び出るほど超軽量アイテムではございません。ただし、厳格なレギュレーションをもって素材提供をする事で有名なGORE-TEX社の素材(ゴア C-ニット)を使用した3レイヤーとなれば話は別。結果的に196gという数字の中には、「軽量・コンパクト性」にプラス「安心感と快適性」が付与されており、それを考慮するれば、この196gが非常に頼もしく、数字以上のモノがこのウェア―には詰まっている事がお分かり頂けると思う。
(Mサイズの実測計)
軽さのヒミツは、無駄を省いたスリムなデザイン
「無駄を省いた袖」
走る為にデザインされたNorvan LT Hoodyは、無駄を省いたARC’ETRYXらしい考えでデザイン。
袖口はベルクロを使わず、手首側のみにゴム袖となりフィット感と快適性を実現。一般的にはレインウェアーと言えば、袖口は雨の侵入を最小限に抑える為に、ベルクロ袖を採用する事が多いですが、Norvan LT Hoodyは「走る」という運動の中で着用した際に、「袖がまくりやすい」という所にポイントを置いているのではと考えられます。
「スッキリとしたフード」
ランニングシーンではヘルメットを被る事が非常に少ない為、兎に角、顔にフィットするコンパクトなフードデザインを採用。雨天時は、キャップとフードを併用する事で、キャップのツバが雨を遮る事で視界をしっかり確保してくれます。
「ミニマムなポケット」
軽さに拘りつつも、最低限必要なギミックとして左腰部分に小さなセキュリティーポケットが配されています。
ポケットの位置やサイズ感的に、ジャケットを収納する為の「パッカブル用のポケットなのかな?」と、思われる方もいらっしゃいますが、本当にちょっとした小物等を収納する為のポケット。
正直、「えっ?!それなら軽量化の為にそのポケットも無くても良いのでは?」と、思うかもしれませんが、ポケットが全くないジャケットは、やはり少し使いづらいので、コレぐらいのミニマムなポケットというのは実はあると便利だし、そこを、一番ミニマムなカタチで残す所に、アークテリクスのデザインの上手さがあると感じています。
ランナーからスピードハイカー
そして、兎に角、軽量+安心が欲しい方へ
(179cm / 65kg / size:M)
単純に「軽い」というだけのアイテムは、時にその軽さが危険を招く事があります。特に、レインウェアーの使用がなれていない方にとって「安心感」というのは、大きな心の支えになります。
数字には現れていない部分もしっかり見据えて、商品をお選び頂ければと思います。
投稿者:飯田