フルタングナイフの名品達

週を追うごとに気温が下がってきて、焚火が楽しくなるシーズンとなってきました。ハンモックを持って山へ行き、ネイチャーストーブで火をいじりたい今日この頃。

 

良く燃えそうな枯れ木を探して、丁度良い長さ、太さにカットする。焚き付けも作ってファイヤーストライカーで着火。ライターや着火剤を使用すれば簡単に火を付ける事も出来ますが、この工程が楽しいんですよね。そして、火遊びに欠かせないのがナイフ。それもバトニングが出来るフルタングのもの。本日は、moderateで展開しているフルタングナイフの中でも私が超個人的に「名品」と位置付けたモデルをご紹介させて頂きます。

 

 

Bark River|ブラボー1 A2/ブラックキャンバスマイカルタ

バークリバーは、アメリカミシガン州に拠点を置くナイフメーカー。そして同社の中で最も有名なモデルと言っても過言ではないのが、このブラボー1なのです。2000年代にアメリカ海兵隊リーコン(偵察部隊)は戦闘用のファイティングナイフでは無く、アウトドア環境で生き抜く為のナイフ(サバイバルナイフ、ブッシュクラフトナイフ)を求めていました。いくつものメーカーのナイフが海兵隊員による厳しい実用テストで使用されました。その中で1年の使用テストに耐えたのがバークリバーのゲームキーパーというモデルだったのです。そして、海兵隊からの要望を取り入れて開発されたのがブラボー1であり、ミリタリースペックを備えたサバイバルナイフなのです。

 

 

ハードな使用に耐えられるよう刃厚は5mmと非常に厚みを持たせており、鋼材は鋭い切れ味とねばり、研ぎやすさを兼ね備えたA2鋼が使用されています。錆びやすい鋼材である為、手入れは必須ですがマメにお手入れする程愛着が湧くもの。ナイフに実用性を求めればメンテナンスは必要となるので出番が多い方程おススメなナイフと言えます。

 

 

刃の形状はコンベックスグラインド(はまぐり刃)でバトニングもしやすく、持ち手のマイカルタは防水性、耐久性、防腐性に優れています。専用のレザーシースもナイフ本体同様無骨なデザイン。

 

 

シースの裏側にはスリットが設けられているので、バックパックのショルダーベルトに取り付ける事も可能。使用シーンに合わせて活用出来ます。ミルスペック好きな自分としては、涎が出る程魅力的なナイフであるブラボー1。少々値は張りますが「間違いないナイフ」の一つとして自身を持っておススメ出来ます。

 

 

 

Moki Knife|Berg コンベックス

創業から100年以上の歴史を持つ岐阜県関市のナイフメーカーMOKI。前回の入荷ではあっという間に完売してしまったBerg。今回、鋼材が変わって再入荷しました。福井県武生特殊鋼材が作ったVG7をブレードに使用しており、高硬度の優れた切れ味と、耐摩耗性に優れながらも420J2(ステンレス)で挟み込んでいる為、錆にも強くなっています。刃の形状はこちらも外遊びで活躍してくれるコンベックスグラインドで、繊細な仕上げにより刃は非常に滑らかで美しい形状となっています。

 

 

 

ハンドルはブラボー1同様のマイカルタですが、アメリカメーカーと日本メーカーで形状と大きさに微妙な違いがあります。

 

 

左がブラボー1、右がバーグのハンドルです。明らかにブラボー1の方が大きくドッシリとしています。手の大きい方やグローブを付けての操作性が非常に良いのが特徴で現場主義の着眼点から作られている様をひしひしと感じます。比べてバーグは少し小ぶりで日本人の手に馴染みやすいサイズと形状になっています。私自身、手は小さめなのですが持った時のしっくり感はバーグが勝りました。握り心地は好みによるところも大きいので、実際に店頭で手に取って頂ければと思います。

 

 

レザーシースは非常にシンプルでベルトへ装着出来るタイプとなっています。ブラボー1の様にミルスペックでは無く、実用性と装飾性のバランスを考慮して作られているのがモキナイフの特徴。言うならば「大人向けのナイフ」なのです。ファクトリーナイフでありながらカスタムナイフに負けないぐらいの高いクオリティーを備えているので、実用性が機能美へと昇華された魅力があります。

 

一言にナイフと言っても、特徴が色々あって個性も違います。使い方やスタイルに適した一本を見つけると永く頼る事が出来る相棒になってくれますよ。ナイフ選びで迷ったら是非ご相談下さい。

本日の

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