「人を駄目にしてしまう」そんな、キーワードで紹介される事の多いスウェーデン生まれのアウトドアブランド「HOUDINI(フィーディニ)」
そんなキャッチフレーズは、HOUDINIの看板商品とも言えるPOWER HOUDI(■)というフリースの着心地が非常に気持ちよく、ついつい毎日着てしまうから!と、言う事でそのキャッチフレーズ生まれた。
そして、そのキャッチフレーズは、なにもPOWER HOUDIだけに限ったことではない。他のHOUDINI製品も、着心地が気持ちよく本当に毎日着ていたいと思えるほどで、今回ご紹介するTree Teeも同じ。
(HOUDINI / Tree Tee → ■)
Tree Tee(ツリー ティー)の特徴は、ユーカリ(木材)を原材料に作られた「テンセル」という繊維を使用して作られたTシャツ。まさに、商品名の如くと言った感じ。
そのテンセルとは、先にもご紹介したように、ユーカリ(木材)を原材料に特殊な溶剤で溶かして作られる(溶剤紡糸法と呼ぶ)再生繊維。その繊維の特徴として、断面が円形であることから強度が高く、湿潤時の収縮や強度の低下が少ないとされている。
ナイロンやポリエステルのように石油を原料と違い、メリノウール同様に天然繊維である事、また、ユーカリそのものが、驚くほど早い成長速度をもつ植物(品種にもよるが、1年で3~4mになるのも)であり、そのユーカリから作られたテンセルは、生分解性のある生地の為、いつしか土壌に還ることができるという、着る人にも地球に優しい素材。
ちなみに、よく「テンセル」と「リヨセル」って何が違うの?と質問をうけますが、基本的には同じ繊維。「リヨセル」はオーストリアのレンチング社、「テンセル」は英国のコートルズ社の商品でしたが、2004年に両社は合併し、ブランド名を「テンセル」。総称として「リヨセル」というようになったそうです。
(裾のみにピスネームがあしらわれたシンプルなデザイン)
化繊系の素材に比べれが吸汗速乾性には劣るものの、基本的にはフィールドでも着用して頂ける素材とし、天然繊維ならではの調湿効果が高いので、ベースレイヤーとして着用する事で、ジャケット等をレイヤリングした際には、衣服内の湿度をコントロールしてくれます。(←メリノウールと同じ特徴!)
多少、シワになりやすかったり擦れに弱い等はありますが、メリノウールと同じ感覚で扱って頂ければ特に問題ありません。
そう!メリノウールと同じ扱い方という点で言えば、シーズンオフで着ることがなくなれば、大事をとって防虫剤と一緒に保管する事をお勧めします。言ってもベースは「木」なんで。
(179cm / 67kg / size:M)
サイズは北欧らしく、パタゴニアやアークテリクス等のブランドに比べ少し細めの幅(ワイズ)をもちながらも、着丈は気持ち長めといった具合。丈の長さから、ワンサイズ下を選びたくなる方もいらっしゃると思いますが、やっぱり少しピッチとしすぎるので、個人的にはパタゴニアやアークテリクス同様の海外サイズの選びかたでチョイスをお勧め。
(179cm / size:S)※写真では伝わりにくいですが、少し身幅が細くなります。
モデラートでは、色々なシーンでも着れるようにと無地のTree Teeを3色セレクトしております。
(上から下:True Black / Willow Green / Bluetiful (白系))
シンプルなデザインとシンプルに気持ちよい思える着心地。
夏のHOUDINIの気持ちよさを味わいた方は、是非、このTree Teeからはじめてみては如何でしょうか。
投稿者:飯田