鉈や斧の様に薪を割るのに特化しているわけでなく、包丁のように調理に優れているわけでもない。非常に中途半端な刃物であるナイフ。でも、斧や鉈では調理は殆ど出来ず、包丁では薪を割るどころか削る事も難しい。ナイフなら、それぞれの役割を中途半端にこなせる。言い方を変えれば一本あるだけで色々とこなせる便利なアイテムなのです。今回はそんなナイフからCRKTのおススメ品をご紹介させて頂きます。
CRKT(コロンビアリバー ナイフ&ツール)はアメリカのナイフメーカーで小さなネックナイフから通常のナイフ、マチェット、マルチツール、ファイアスターターやパラコードブレスレット等々、様々なアイテムをラインナップしています。その中でもmoderateにてセレクトしているのがコチラ
CRKT|ピラー・ラージ G10 ■
刃長68 mmのブレードにはステンレスを使用しており、持ち手にはG10素材を採用。CRKTのナイフの中でも根強い人気を誇るピラーシリーズのアイテム。特徴的な刃の形状は持ち手とのバランスも非常に良く「切る」作業だけでなく「削る」作業の操作性も高い印象。
刃厚も3.7 mmとフォールディングナイフの中ではやや厚めなので、親指を背に当てて押し込んだ際に力が伝わりやすくなっています。
内側は持ち手もステンレス素材となっており、フレームロック構造なので親指一つでロックの解除が行えます。
収納時には、持ち手右側上部に小さな突起が出るので、この部分を引く事によってフリップ動作でブレードを開く事が出来ます。
そして、今回新たにピラーシリーズに加わったのがコチラのピラー3 ■ です。刃長75.36 mmとピラー3と比べて7.36mm長くなっているので食材をカットする際により使い勝手が良くなりました。
【写真左:ピラー3 写真右:ピラーラージ】
二つのブレードを並べてみると、この様に長さだけでなく先端の形も微妙に違います。ピラー3の方が細く尖っているので渓流魚を捌いたりする際にも活躍してくれそうです。
さらにもう一本。マニアックなナイフをご紹介。コンパノ ■ というナイフなのですが、一見どの様に使うのか頭に「?」が浮かんでしまう形。
ちゃんとブレードは隠されていますのでご安心下さい。刃長36.17 mmの短い刃が付いており、開くと写真の様に90°の時点で軽いロックがかかるようになっています。
さらにブレードを開くとご覧のようにナイフの形となるのです。隠し武器の様な男心を擽る見た目をしているのですが、意外と使い勝手も良いのです。
使用する際は、リングに人差し指を入れて握ります。この形状が思っていたよりも握りやすい。36.17 mmという短いブレードなので、調理等で積極的に使用できるタイプではありませんが袋を開けたり、細引きをカットしたりと「少し何かを切りたい」という時にサッと使用できるタイプです。
ナイフ自体がカラビナ機能を備えているのでベルトループに下げておいてフルタングのナイフのサブとして使用したり、パックに下げておけば直ぐに使用が出来るので常にベストな位置に準備しておけるのが便利なトコロ。
他にも様々なナイフを取り扱っておりますので、気になる方は是非店頭に遊びに来てください。私を呼んで頂ければ色々と詳しくお話しさせて頂きます。
本日のブログは松下がお届け致しました。